こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
観葉植物を育てていると、鉢の中の土にきのこが生えてくることがあります。
見つけたときはまさか鉢植えにきのこが生えるなんて、と驚いてしまう方が多いのですが、実は、意外と珍しいことではありません。
観葉植物にきのこが生えるのはどうしてなのでしょうか。
ここでは、その理由と実際に生えてきた際の対処法をご紹介します。
なぜきのこが生えるのか
きのこか生えると聞くと、自分の観葉植物の育て方に問題があるのではないかと心配になるものですよね。
しかし、なぜきのこが生えてしまうのかを知っておけば慌てずに対処することができるでしょう。
きのこはジメジメした山の中で育つという一般的なイメージにあるように、湿気のある薄暗い場所を好みます。
観葉植物の鉢のように、直射日光の当たらない屋内に置かれている湿った土というのは、まさにきのこにとって好条件の生息場所です。
しかし、湿っているからといって必ずしもきのこが生えるというわけではありません。
きのこが発生するには胞子が必要です。
観葉植物の土にきのこが生えるのは、何らかの理由で土台にする腐葉土などの土にさまざまな菌類や胞子が混じっていることが原因である場合が多いのです。
購入した土に最初から混じっていたり、自宅で植え替えをする時に空気中を飛んできた胞子が入り込んだりするなど、きっかけはさまざまなので、完全に防ぐのは難しいことを頭に入れておきましょう。
生えてきたきのこは有害?
きのこが生えたら、食べられるかどうかが気になる方も少なくないのではないでしょうか。
好奇心にかられて食卓にあげてしまおうかと思うこともあるかもしれませんが、やめておきましょう。
一般的にスーパーなどに並べられて日常的に食べているものの他に、きのこはたくさんの種類があります。
食べても害がなく健康促進になるものがある一方、有毒のものも多数存在します。
いかにも毒を持っていそうな奇抜な見た目のものばかりではなく、一見無毒で美味しそうに見えたり、普段食べているものに似ていたりするきのこでも強い毒性があることがありますので、食べてはいけません。
きのこを抜き去ったら、すぐに捨てるようにしましょう。
小さなお子さんが鉢から引き抜いて誤って食べてしまわないようにするなどの注意も必要です。

土を干して植え替えをしよう
きのこが生えるほどの湿った土は、一度きのこを抜いても再び生えてくる可能性が高いです。
そのため、土を乾燥させたり植え替えしたりなどの環境改善をする必要があります。
ここでは3つの方法を紹介します。
・土から植物を一旦抜いて土を日干しにする
植物を抜いた土は、地面に敷いたシートの上などに平らに広げ、日光に当てて乾かします。
この時、十分に乾燥させるためにできるだけ薄く広げるようにしましょう。
また、最初に植物を抜く際は、株元をしっかり持って静かに抜き、根っこに付いている湿った土を落とします。
無理に土をほぐすと根っこが切れてしまうため、優しく土を払いましょう。
・土を消毒する
土は、黒いビニールのゴミ袋などに入れて直射日光に当てると、蒸し焼き状態になって消毒することができます。
通常は土を濡らしてから行いますが、きのこが生えるほど湿っている土はそのまま袋に入れてかまいません。
その後は、コンクリートの上に置いて地熱を利用し、たまに袋をひっくり返してすべての面に満遍なく熱が当たるようにしましょう。
このように消毒した土からはきのこの胞子や菌も消え、きのこの生えにくい土に生まれ変わってくれます。
・清潔な土に入れ替える
ジメジメした状態が続いて、植物の根も傷んでいるような状態であれば、新しく清潔な培養土に入れ替えてしまう方法もあります。

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観葉植物のために土を整えてあげよう
観葉植物を育てている土にきのこが生えても、これといって目立った問題はありませんが、ジメジメして水はけの悪い生育環境は観葉植物にとっては必ずしも良いとはいえない場合が多いです。
きのこが生えたら放置せず、主役である観葉植物のために、しっかりと土を整えてあげるようにしたいですね。

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