IN NATURAL オンラインストアへのアクセスはこちら

虫よけになる観葉植物ユーカリ!自宅で育ててみよう

ユーカリ

ユーカリ

Eucalyptus

フトモモ科
ユーカリ属
原産地オーストラリア、タスマニア島、ニュージーランド
形態常緑高木
樹高〜50m程度
[耐寒性] 強くないものが多い / [耐暑性] 強い / 気温5℃以下と湿気に注意

こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
観葉植物を初めて育てるという方は、ユーカリから始めてみてはいかがでしょうか。
ユーカリは、消毒や虫よけ効果が期待できる観葉植物です。
繁殖力が強く虫が付きにくいので、初心者が育てるのにも向いています。
それでも、基本的な育て方くらいは知っておいてから始めた方が、ガーデニングが楽しくなるはずです。
この記事では、ユーカリの育て方を紹介します。

ユーカリってどんな植物?

ユーカリというと、コアラが食べる植物ということが頭に浮かぶ人が多いかもしれません。
そう、確かにユーカリはコアラのご飯として有名ですよね。
しかし「ユーカリ」はフトモモ科ユーカリ属に属する植物の総称で、全部で約600種類もあります。
そのうち実際にコアラが食べるユーカリは、彼らの生息地と重なって自生するユーカリの中でもほんの数種類にすぎません。

ちなみにオーストラリアなどで自生しているものは背の高い常緑樹ですが、一般的にガーデニングで用いられる品種はそれほど大木になるものではありません。
丸いハートのような形の葉が特徴的な「ポポラス」「銀世界」「レモンユーカリ」が日本ではよく観葉植物として用いられます。
葉には独特の香りがあり、主成分の「ユーカリプトール」はアロマテラピーに使われる精油としても有名です。
オーストラリアの原住民アボリジニーが虫よけに使っていたことでも知られています。

ユーカリは種類が豊富な観葉植物

600もの種類があるユーカリは、それぞれの品種に異なる特徴があります。
たとえば、日本でもポピュラーなユーカリ・シトリオドラは、別名をレモンユーカリともいい、葉からレモンのような柑橘系の香りがするという特徴があります。
その性質から、精油や入浴剤としても用いられている人気の品種です。
一方、ユーカリ・ポポラスという品種は、葉の形がハートのようになっており、そのかわいらしい見た目が人気の品種です。
成長もほかの種類に比べると穏やかで、育てやすい点にも人気の理由があると言えるでしょう。

葉が小ぶりで、卵のような形のユーカリ・グニーも代表的な品種のひとつです。生長するにつれて卵型の葉の形が変わってくるため、生長度合によって異なる楽しみ方ができる種類だと言えます。
地植えの場合、しっかり育つと樹高は25mほどになり、ユーカリの中でも大きく育ちやすい種類のひとつです。
そのほかにも、ユーカリ・グロブルスやユーカリ・ラディアータなどの品種も良く知られています。
ユーカリ・グロブルスは精油として使われることが多い品種で、殺菌効果があるとされていることから医薬品として使われることもある品種です。
ユーカリ・ラディアータも精油として使われることが多く、ほかのユーカリに比べて刺激が小さいことからアロマオイルとして広く流通しています。

ユーカリは屋内で育てても大丈夫?

ユーカリはもともとオーストラリアなどで自生していた植物ですから、本来日向を好みます。
ですから、室内でユーカリを育てるのであれば、日当たりのよい窓辺にスペースを確保するのが理想です。
屋内でも半日陰くらいの場所であれば育ちますが、半日陰の場所に長時間置きっぱなしにするのはあまりよくありません。
ときどき、日がよく当たる窓辺に移動させたり、ベランダに出したりして、たっぷり太陽の日に当ててやるようにしましょう。

ユーカリは日当たりよりも気温や湿度に気を配ることの方が大切です。
気温が5度を切るようなことのない乾燥した土地が原産なので、寒さや湿気が苦手です。
夏場や冬場は窓辺やベランダよりも、温度や湿度が安定している部屋の中に置いて育てた方がトラブルは避けられます。

ユーカリの基本的な育て方と注意点

フトモモ科ユーカリ属に分類されるユーカリは、オーストラリアやタスマニア島、ニュージーランドに自生している植物です。
これらの地域は乾燥地帯であるため、ユーカリも非常に乾燥に強い性質を持っています。
根を深くまで張ることができ、水分を吸収する力が強いことから、砂漠化した地域の緑化にユーカリが用いられることもあるほどです。
そのため、日当たりの良いところで育ちやすい性質を持っています。
ただ、寒い地域に自生しているユーカリは、夏場の強い日光を浴びると生育に悪影響が出る場合もあります。
そのため、夏場は半日陰に移動して育てるのが基本です。

ユーカリの品種は実に600種類もあります。
品種によって多少の違いはあるものの、ユーカリは基本的に成長が早い植物です。
そのぶん、育てること自体は楽ですが、少し放っておくとすぐに成長して大きくなりすぎてしまうことがあります。
ですから、なるべくこまめに剪定して、枝葉がうっそうとしてしまわないように注意しましょう。
また、品種にもよりますが、寒さにもある程度は強い植物なので、関東より南に位置しているなら野外での鉢植えも十分可能です。
成長の早さも考えると、ユーカリは鉢植えに向いている植物だと言えるでしょう。

ユーカリの水やりや肥料を与えるタイミングは?

もともと乾燥したところで自生していたユーカリですから、水は必要ですが、やりすぎるとトラブルの原因になります。
ユーカリの水やりのベストタイミングは、土がしっかり乾いてからです。
表面が湿っているようなときは水をやる必要はありません。
鉢の土が乾いているのを確認してから水やりをすれば十分です。
水をやるときは、鉢の底の穴から水が出てくるくらいたっぷりと与えましょう。
ただし、底の穴から出てきた水はすぐに捨ててしまいます。
受け皿に水をためておくと根腐れを起こす原因になるからです。
冬場は生長がゆっくりになるので、土が乾いた後も2~3日水をやらなくてもかまいません。
生長に必要な分しか水を吸収しないので、与えすぎに注意しましょう。

ユーカリは基本的に肥料はいりません。
厳しい環境でも育つ植物だからです。
ただし、明らかに弱って生長が止まっているようなときには、肥料を与えましょう。
それでも、春と秋に固形肥料を土の上の方に混ぜ込む程度で十分です。
与えるときは、肥料が根に直接当たらないように注意を払います。

ユーカリの剪定や摘芯に適しているのは春と秋

ユーカリは数ある観葉植物の中でもとくに生長が早い植物です。
放っておくと生い茂ってしまうので、定期的に剪定して日当たりや風通しをよくしてやる必要があります。
全体のバランスを見て、余分な枝を取り除いていきましょう。
ただし、枝の真ん中でぶつ切りにするのではなく、枝の付け根の部分か、葉のすぐ上の辺りで切るようにすることが大事です。
太陽がよく当たる時期はよく伸びるので、3~5月頃と、伸びすぎた木を整える9月頃を剪定の時期と決めておくとよいでしょう。
どのような形に作らなければならないといった決まりがない木なので、剪定はしやすい方です。
放っておくとどんどん伸び続けるので、適度なところで芽を摘む摘芯も必要です。
摘芯をすると、上へ伸びていくのを抑えられるので、室内で育てるときは忘れずに行います。

生長が進むと鉢の大きさが合わなくなってくることもあるので、そのようなときは、植え替えを行うことも必要です。
ユーカリは木の大きさの割には根が浅いところに密集するので、根が詰まってくると葉にシワが入るようになり、元気がなくなります。
虫の付きにくい植物なので、元気がないと感じたときはひと回り大きな植木鉢に植え替えてやるとよいでしょう。
植え替えは生長期の4~8月頃にするのが適当です。

ユーカリの剪定した枝はドライフラワーで楽しもう

ユーカリは剪定した後の枝も無駄にはなりません。
もっとユーカリの数を増やしたいというのであれば、挿し木で簡単に増やすことできます。
ポイントは、挿す前に土に十分水を吸わせておくことです。
そうすれば、2~3カ月で新芽や根が出てきます。
株を増やすつもりがない場合には、ドライフラワーにしてみるとよいでしょう。
小枝を集めて輪ゴムで束ねたら逆さにして吊るしておくだけで出来上がります。
水分が少なく乾くのが早いので、初めての人でも失敗せずに作れるはずです。

ユーカリなら育てやすくさまざまな楽しみ方ができます。
ユーカリで、ガーデニングデビューしてみてはいかがでしょうか。

コアラ

飾ってもステキ!ユーカリでリースを作ろう

花束の添え物としても使われるユーカリは、切って飾ってみても楽しめる植物です。
アロマ効果も期待できるユーカリは、リースにして華やかに部屋に飾っておくのがおすすめです。リースの作り方は決して難しくありません。
まず、リースになるベース部分をツタやワイヤーで作っておきます。
そのベースに、用意しておいたユーカリの枝を絡ませてボリュームを加えていきます。
ベースとユーカリが外れそうなところは、必要に応じて紐などで固定しておくと良いでしょう。
なるべくすき間ができないように、ユーカリをうまく絡めていけると良い仕上がりになります。
ユーカリだけでも十分な仕上がりにできますが、ほかの植物を添えてアクセントをつけてみても良いでしょう。

ユーカリのリース作りは、とにかくベースのすき間にユーカリの枝を絡ませて肉付けしていくだけです。
誰でも簡単におしゃれなユーカリのリースができるので、ぜひ育てたユーカリでキレイなリース作りにチャレンジしてみましょう。

植物は、植え替えしたり生育環境が変わると弱ったりします
そんな時は『土母~DOMO~』がオススメ

一般的なアンプル型の活力剤は植物に栄養を補給するだけですが、『土母~DOMO~』は主成分の光合成細菌が土壌内の菌のバランスを整え、植物にとって最良の環境を作ります。さらに、継続的に与えることで植物の免疫力が高まり、長期的に健康を保ってくれます。

インチュラルではお庭や外構のご相談を承っております。
小さな悩みから大きな悩みまで、花壇のお花選びから駐車場などの外構工事まで
何でもご相談ください!
LINEからお庭相談する メールフォームからお庭相談する
ガーデンデザイン部の施工事例はこちら