こんにちは、IN NATURAL SYTLE編集部です。
部屋の中に緑があるとそれだけで、室内が瑞々しく爽やかになりますよね。
目の前に自然な緑が入ってくるだけでも癒し効果があります。
室内に観葉植物を飾る場合には、棚を使って置くという方法が一般的です。
このコラムでは観葉植物を室内の棚に効果的に飾る方法について解説します。
棚といってもいろいろな種類があります。
飾る場所、飾る高さによってふさわしい棚が変わってきますので、上手に選びましょう。
棚に並べるだけで素敵なインテリアに
まず初心者の場合は、扱いやすい小ぶりな観葉植物から始めましょう。
棚を用意して植物の鉢を並べるだけでも立派なインテリアですが、どのような棚をどこにどのくらい配置するかによって部屋の雰囲気が変わります。
棚の段数を増やしたり、細かく区切りのある棚を使ったりして、複数の鉢を並べることができるのも小ぶりな植物ならではですね。
ここからはより具体的な飾り方と、それにふさわしい植物の種類などについて解説します。
棚の段数を何段にするか
壁に観葉植物を飾る場合は、ある程度がらんと空間が空いている壁を使うのが基本です。
飾り棚を買ってこなくても、壁にウォールシェルフを1枚取りつけるだけでも棚はできあがります。
横長の棚に2~3個くらい、種類の異なる鉢を並べるとお洒落です。
台所などあまり壁の空きスペースがないという場合は小さめのウォールシェルフに鉢を1つ飾るということもできます。
その際に、葉が垂れ下がるようなものを選ぶとアクセントになります。
スペースの空き具合によって縦や横に、2段、3段と増やしていくと、空間をより立体的に使えます。
単純に縦横を使うのではなく、階段を上るような形で斜め上に、小さめのウォールシェルフを2段、3段と飾っていくのもいいですね。
複数の棚を使う場合は、壁が白なら棚の色も白というように壁の色と合わせると圧迫感がないのでおすすめです。
設置場所は壁際か窓際か
植物を飾る棚を置く場所として一般的なのは、壁際もしくは窓際です。
壁際に棚をもうけて鉢を置くと、がらんと空いた壁の有効活用にもなるうえ、部屋全体がお洒落に見えるというメリットがあります。
しかし、基本的に植物は日光を浴びて育ちます。部屋で最も光が当たるのはもちろん窓際です。
植物も丈夫に育ちますし、太陽の光を浴びてキラキラと緑の葉が輝く様子は見ためにも清々しいものです。
壁際と窓際のどちらに飾るかは、部屋の雰囲気や家具の配置状況などによって判断すればよいでしょう。
せっかく室内の雰囲気をよくするために観葉植物を飾っていても、肝心の葉が枯れてしおれているようでは逆効果です。
植物の中には直射日光が苦手で日陰でよく育つアグラオネマ、育てやすく日陰にもよく耐えるポトスといった種類もあります。
日光の届きにくい壁際に飾る場合は、こういった日光を欲しがらない種類を選ぶようにするのも、長持ちさせるポイントです。
棚の高さも重要な要素
どのくらいの高さに棚を設けるかによって、棚の上に置く植物の種類が変わります。
それぞれ効果的なものを選びましょう。低いところであれば背丈の高い植物を置くとバランスがとれて水やりも簡単です。床置きの場合は、セロームなど葉が大きい南国風のタイプを置くとリゾート感が醸し出せます。
逆に、本棚の上など高いところに置くという場合は小ぶりな鉢がおすすめですが、インテリアとしては無難な感じにはなります。
いっそのこと、ツル性の植物のように下に長く垂れさがるような種類を選ぶのもおすすめです。
縦長効果がでて天井が高くみえるという視覚効果も生まれます。
直接床に置くと足を引っかけてしまいそう、さらに高いところも不安定で怖いという場合は、縦長のシェルフを壁に立てかけて、好きな段に中ぶりの鉢を置いてみましょう。
スペース効率がよいうえ、洒落た雰囲気がでるのでおすすめです。
材質や色も大事なポイント
選ぶ棚の材質や色によって、部屋の印象が変わるほか、観葉植物の見映えにも影響します。
やはり壁の色と棚の色は統一させるのが無難です。緑の葉をもつ植物に似合う棚の色はやはり白です。
白い棚に飾ることで緑の葉の色がみずみずしく引き立ち、部屋の雰囲気も洗練されます。
材質でいうと、木製の棚もおすすめです。
室内がウッド調の壁であれば、白よりもむしろ木製のウォールシェルフにすることで部屋が広く見えるという効果もでます。
木製の場合は天然木の棚を使うと、さらに優しく自然な雰囲気が増し、植物との調和もでます。
室内をスタイリッシュにしたいという場合は白い棚を、やさしく温かい雰囲気にしたいという場合は木製の棚を選ぶとよいでしょう。

水やりなどの考慮も必要
部屋の中に植物を飾るときは、水やりについても考慮する必要があります。
植物は生きています。見栄えだけでなく世話のしやすさというのも重要なポイントです。
水やりのしにくい場所にしてしまった挙句、部屋をきれいにみせるはずの植物が枯れてしまっては元も子もありません。
水やりの手間が少ない種類というのもあります。
床置きであれば、サンスベリアは乾燥に強く、水やりは月に1度という手軽さです。
また、ガジュマルの鉢には小ぶりで可愛らしいものもあり、水やりは週に1度程度で構いません。
世話をする人が小柄な場合は、高い位置は選ばないようにしましょう。
踏み台を使わないと水やりができないほどの高い位置に鉢を置くことは、安全性の面からもおすすめできません。
また、万が一地震などで鉢が落下してきたときにケガをしない場所かということも見極めるようにしましょう。
たとえば、寝室の枕元などは避けるべき場所です。
天井の上から吊るすなどの場合も、飾り棚に対して植物が育ちすぎて重くなっていないかなど、日々注意しましょう。
少し高めの場所に鉢を置く場合は、鉢がぐらぐらしないように針金などを使ってしっかりと固定するなどの処置をしておくと安心です。