こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
少しツンとするような爽やかな香りが特徴のユーカリ。
その香りを部屋にまとわせるのに良い方法が、ユーカリのリースです。
リースと言うと、クリスマスのリースを思い浮かべる人もいるかもしれませんが、ユーカリのリースは1年中飾ることができるので、香りだけでなくインテリアとしても重宝します。
そこで今回は、香りがさまざまな効能を持つユーカリリースの作り方を紹介します。
ユーカリリースを飾るメリットは?
まず1つ目のメリットとしては、ユーカリの葉には、古くからさまざまな効能があると言われていることが挙げられます。
ユーカリの原産地であるオーストラリアでは、先住民のアボリジニが薬用に使っていたほどです。
特に、高い殺菌作用や抗炎症作用が特徴で、風邪や花粉症の際には鼻、のどの炎症を抑えてくれ、肌荒れの際には肌の炎症を抑える効果も期待できます。
また、抗菌だけでなく免疫を高める作用もありますので、冬場には風邪やインフルエンザの予防に飾るのも良いでしょう。
さらに、シャープな香りが特徴的ですので、勉強部屋に飾れば集中力を高める効果も期待できます。
2つ目は、リースとして飾って期待できる効果もあります。
抗菌作用の他に、消臭作用も持っているため、たばこや食べ物の臭いを緩和したり、空気清浄の効果が期待できます。
さらに、特徴的な香りを放つ成分が虫除けとしても活躍します。
そして3つ目はインテリアとしての美しさです。
ユーカリは部屋に飾っておくだけで、きれいに乾燥します。
そのため、葉の瑞々しさがなくなっても長く楽しむことができるのです。

リースの土台があれば初心者も簡単
ここでは、リースの土台を利用したユーカリリースの作り方について紹介します。
特別な器具や道具を準備する必要がないため、初心者でも安心して始めることができますよ。
まずは、材料です。
基本的な材料は3つと少なく、比較的どこでも手に入れることができます。
まず1つ目はリースの土台です。
これがリースの基本となるもので、100均でも販売しています。
2つ目は、主役のユーカリの枝です。
枝の主軸の部分は使わず、軟らかい枝の部分のみ使用していきますので、7~8cmくらいの長さに切ったものをたくさん用意しましょう。
最後に、ユーカリの枝を留めるための麻ひもです。
目立たないように細めのものを用意するのが良いでしょう。
続いては、使用する道具ですが、はさみのみです。
ですが、枝を切る園芸用と麻ひもを切る工芸用の2種類を用意します。

それではいよいよ、作り方の紹介です。
ユーカリリースは、リースの土台に切り分けたユーカリの枝を乗せ、麻ひもで止めていくだけでできるので、初心者でも作ることができます。
基本的な作り方は、ユーカリの枝を土台に挿して麻ひもで固定する、という作業です。
ある程度土台に挿したら、ユーカリの枝同士を絡ませながら、隙間を埋めていきます。
ひもで結ぶ際には、結び目が裏にくるように結び、余分な部分は短く切ることが見栄えを良くするポイントです。
この作業を1周して、土台が見えなくなったら形を整えます。
そして最後に、リボンなどを飾ったら出来上がりです。
リースに合うのはどんなユーカリ?
ユーカリと一口に言っても、ユーカリには数十種類のもの品種があります。
その中で、リースの材料になる代表的なユーカリとして、3種類を紹介します。
まず1種類目が、ユーカリ・グニーです。
このユーカリは日本でもかなりメジャーな種類で、栽培用のものも多く出回っています。
葉の形が卵型で小さいのが特徴で、色は銀色がかった緑色をしています。
そのため、リースにすると少し渋い大人の雰囲気がありますね。
続いてはユーカリ・ポポラスです。
このユーカリの大きな特徴は、葉の形です。
葉は小さなハート型なので、リースにするとかわいらしい雰囲気が演出できます。
葉の色も緑色で瑞々しい印象です。
3種類目は、ベイビーブルーです。
こちらは葉が丸く、銀色なのが特徴です。
リースにした際には、長く飾ってドライフラワーになっても強い香りが残りやすくなっています。
香りを長く楽しみたいという人にぴったりの品種です。
紹介したものの他にも、葉が大きいユーカリや細長いユーカリもリースの材料にすることができますので、お気に入りのユーカリを探してみるのも良いでしょう。
しかし、葉が小さめのこれらの品種よりもリースに挿した際のバランスが取りにくいため、少し上級者向けかもしれません。

自然にドライフラワーになるのも魅力
ユーカリのリースは、部屋に飾っている間に水分が抜けて、自然とドライフラワーになっていきます。
瑞々しい葉が徐々にドライフラワーになる様子を見るのも、楽しみ方の1つかもしれません。
一度飾ると長く楽しむことができるのはユーカリリースの魅力ですね。
シンプルなものは自宅で簡単に作ることもできますが、リースを作るのは初めてでうまくできる自信がないという人や、本格的なリースを作ってみたいという人はワークショップで挑戦してみるのも良いでしょう。
ぜひご自宅のユーカリを剪定したら、リース作りにチャレンジしてみてくださいね。