こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
手作りのクリスマスリースに興味があるけれど、実際のリース作りはハードルが高そうであることから、作るのを躊躇してしまっている人はいませんか。
実は、クリスマスリースの作成方法には通常のリースの作り方だけでなく、素敵なアプローチがあるのです。
ガーデニングが好きな人が、ガーデニングのテクニックを使って簡単にできる素敵なクリスマスリースの作り方を紹介します。
クリスマスリース型のハンギングバスケットを用意
クリスマスリースにガーデニングのテクニックを活かすというのは、一体どういうことなのか説明します。
簡単に言うと、寄せ植えのテクニックでクリスマスリースを作る、ということになります。
そこで、なくてはならないお助けツールであるのが、クリスマスリース型のハンギングバスケットです。
ハンギングバスケットとは、壁に吊るしたりフェンスにかけたりできる植物を植える鉢のことです。
このタイプの鉢でクリスマスリースを作るには、リース型の寄せ植えに適したバスケットを用意することから始める必要があります。
入手先としては、近くの園芸店やネットショップなど、さまざまな場所で手に入るので、じっくりと好みのデザインを探すことができます。

選び方のコツですが、バスケット本体の素材はスチール製がいいでしょう。
さらに、寄せ植えをしやすくするためには、ライナーがあらかじめ敷かれているものがベターです。
素材は、フェルトやココヤシなどのライナーが使いやすいです。
もし、ライナーがない場合でも心配は要りません。
その場合は、ビニールで代用します。
やり方はいたってシンプルです。
ハンギングバスケットの内側にビニールを敷き、爪楊枝やバーベキュー用の串などの先の細いもので、水抜き用の穴を開けるだけで、簡単にライナーづくりができてしまいます。
クリスマスリースというと、どことなく難易度があがり敷居が高いように感じる人が少なくないようです。
しかし、ガーデニングの寄せ植えのテクニックで、きれいなリースが比較的簡単に作れてしまいます。
素敵なクリスマスを迎えるためにも、積極的に試してみたいものですね。
苗を元気に保つ培養土と水ごけ
せっかくきれいに寄せ植えしたクリスマスリースなので、最低でもシーズン内はきれいに鑑賞したいものです。
理想を言えば、シーズンが終わってもアレンジを加えるなどして、できるだけ長持ちさせられたらいいですね。
では、寄せ植えのクリスマスリースをすぐに枯れてしまわないようにする基本的なコツとは何なのでしょうか。
寄せ植えした苗を元気な状態で保つには、肥料を使用した培養土や、水を含ませた水ごけがポイントになります。
また、苗を活き活きとした状態のままでリースにするには、栄養たっぷりの培養土が大切になってきます。
ハンギングバスケットに向いている培養土は、軽くて保水性に優れたタイプです。
そして、ハンギングバスケットで最も注意すべきなのは、土の乾燥を防ぐことです。
そこで、水ごけが仕上げに土の表面をカバーするのに使われます。
この水ごけには、土を隠して見た目をきれいにする役目と、土がこぼれ落ちないようにする役目、そして前述の保水の役目があります。
一般的に、リースは水やりを頻繁にすることができません。
そのため、土の表面で乾燥を防いでくれるのが、保水力のある水ごけというわけです。
ちなみに、水やりの方法は丁寧に少しずつ水をかけ、土全体に浸透するようにする方法と、水を張ったタライにリースごと浸けてしまう方法があります。
寄せ植えリースに合う植物は?
クリスマスの時期のハンギングバスケットにぴったりな寄せ植えには、どのような植物がいいのでしょうか。
この時期におすすめなのが、ワイヤープランツやアイビー、葉ぼたん、ビオラ、ガーデンシクラメンなどです。

ワイヤープランツやアイビーは背が低く、株本からすぐに葉が出ている植物で、カラーリーフと呼ばれています。
カラーリーフで作るリースは、グリーンで清潔感あふれる印象があります。
育てやすく水やりも神経質にならなくてよいので、お手入れがラクなのが特徴です。
葉ぼたんは、アブラナ科の植物で冬季の寒空に映える華やぎのある植物です。
キャベツにも似た形状で外柄が緑色、内側が白か紫であることが多いです。
見た目が牡丹のようであることから、「葉ぼたん」と名前が付いています。
ビオラは、パンジーよりも小ぶりのスミレ科の植物で、開花時期が10~5月と長く、リースにした時に可憐な印象の花が特徴です。
初心者にも育てやすく、毎年新品種が作られるためにカラーが豊富です。
花の大きさは2~4cmになり、最近ではエディブルフラワーとしても知られています。
ガーデンシクラメンは、元々は室内鑑賞用の鉢花であるシクラメンを、冬の屋外の寒さに耐えられるよう改良した品種です。
開花時期は冬から春なので、華やぎに欠く冬の庭をぱっと明るくし、賑わせてくれる存在です。
カラーや花形など、シクラメンとほぼ変わらず豊富にあるので、寄せ植えリースとして素敵に映える植物です。
植え込み方のコツは?
植え込みには、事前準備が必要です。まずは、苗の状態をチェックします。
もし傷んだ根っこや、葉っぱなどがあれば最初に取り除いておきましょう。
次に、乾燥水ごけに水をたっぷり含ませたものを絞ってから、苗の株本がしっかり隠れるように覆います。
コツは、ハンギングバスケットに植込みする前に、苗の根元に水ごけを軽く巻き付けるようにしておくことです。
また、苗と苗の間がスカスカしないようにしっかりと土を入れてください。
また、ガーデンシクラメンについての注意は、根がデリケートであることです。
ポットから抜いたあとは、根をあまり触れないように気を付けましょう。
コツは、時間をおかずにささっと植え付けてしまうことです。
植え込みの前に、リースの外側に苗を配置するなどして、よい組み合わせを考えてから取り掛かりましょう。
クリスマスらしく飾りつけよう
寄せ植えが終わったら、最後は仕上げの演出です。
せっかくのクリスマスリースなので、シーズンらしい雰囲気のよいリボンや木の実などの小物使いで、さらに華やぎのある雰囲気をプラスしてみましょう。
また、ハンギングリースを丁寧にメンテナンスしていくことができれば、小物やリボンを変えることで、お正月以降も引き続き楽しんでいけるのがハンギングリースの魅力です。
