常緑で丈夫なウエストリンギア!育てやすくて重宝する庭木

こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
ウエストリンギアは、常緑なので年間を通して楽しめ、なおかつ育てやすいのが魅力の庭木です。
鉢植えだけでなく、生垣やグランドカバーとしても活用することができます。
育てやすいといっても、いくつかのポイントに留意しなければ、枯れてしまうこともあるため、育て始める前に基本的な情報はもっておくべきです。
そこで、この記事ではウエストリンギアの育て方について解説します。

ウエストリンギアはどんな植物?

ウエストリンギアは、オーストラリア原産のシソ科常緑低木です。
葉や花の形がローズマリーと似ていますが、香りは全くありません。
葉や花は、そのまま鑑賞するだけでなく、ドライフラワーやカラーリーフにアレンジして活用されています。
開花時期は4~10月と長く、唇のような形の白い花が咲きます。
品種改良によって、薄紫や薄ピンクなど花の色のバリエーションも増えており、小花の付きがよいので、初心者でも栽培しやすいといえるでしょう。
病害虫にも強いです。
株全体は草丈があり、100~150cm程度まで成長します。

海岸部を生息地とするため、海水によって塩分濃度が高くなった土壌にも強いです。
また、寒さにも強いため、世界各国で栽培されているのです。
草丈があり、あらゆる環境下でも常緑で花をつけることから、生垣や庭木としても高い人気を誇っています。
海岸部では、潮避けとして活用されているケースもあります。
暑さや寒さには強いですが、湿気は苦手なので、霜が降りるようであれば屋内での越冬が好ましいです。
夏のじめじめした暑さも苦手なので、半日陰で涼しい場所で栽培するようにしましょう。

ウエストリンギアの基本的な育て方は?

ウエストリンギアは、乾燥に強い一方で加湿には弱いのが特徴です。
水をやりすぎると、根腐れにつながる可能性があります。
根腐れはその名の通り、根が腐った状態です。
そのため、いくら水をやっても葉はぐったりした状態で次第に茶色に変色し、最後には枯れてしまいます。

基本的に、土がしっかり乾いたら鉢底から水が染み出すのを目安に、たっぷりの水を与えるようにしましょう。
水やりで特に気を付けたいのが、冬です。
冬は水を吸い上げる力が弱くなるだけでなく、蒸発量も減少します。
そのため、土が乾いてから数日後に水やりをしましょう。
水だけでなく肥料のやりすぎも枯れる原因となるため、春と秋に少量の緩効性肥料を与えます。

地植えも鉢植えも、基本的に日当たりのよい場所で育てましょう。
ただし、高温多湿な夏と霜が降りるような冬は、置き場所を変えるのが理想的です。
夏は半日陰の涼しい場所に、冬は屋内に移動して管理しましょう。
また、根腐れ防止のため、梅雨の時期は雨が当たりにくい軒下などに移すと安心です。
春と秋は、できるだけ日当たりのよい場所に置き、雨が長引くようなら軒下に移動します。
春は気温が8度以上になれば屋外に出し、秋は5度以下になれば屋内に入れましょう。

植え替えは、2年に1回程度行います。
鉢底から根が出たのを目安に、植え替えをするとよいでしょう。
植え替え時期は5月です。
また、増やしたい場合は挿し木を行います。
挿し木は、4~5月もしくは10月が適しています。
枝があまりにも伸びて見栄えが悪くなってきたら、剪定をしてもかまいません。枝が伸びると、下葉が落ちていくため、年に1度のペースで剪定するとコンパクトに育てることができます。
樹形を整える程度の軽い剪定はいつでも可能ですが、強剪定は冬と夏を避けたほうが無難です。
できれば梅雨の前に行うと、蒸れ対策にもなるので、半分の高さまで切り戻してしまいましょう。

育てるうえで注意が必要なことは?

ウエストリンギアを育てるうえで、とにかく気を付けたいのが、水の与え過ぎです。
特に長雨になりやすい梅雨の時期は、根腐れしやすいため、気を付けましょう。また、夏場の湿度が高い暑さも苦手とするため、水やりのタイミングが重要です。
朝に水やりをすると、土の中が高温になり、根腐れの原因となります。
そのため、水やりは夕方行うようにしましょう。
根腐れは、根の先端部分から始まり、時間の経過とともに幹が根本から腐って枯れていきます。
そうなってしまう前に、根腐れに気付いたら早めに対処することが大切です。

根腐れをしているかどうかは、いくつかの症状をもとに見極めます。
例えば、水やり後の土の乾燥が遅かったり、株の元気がなかったりする場合は、根腐れの可能性があります。
また、根や葉が変色したり、土の表面にカビが生えたりしている場合も要注意です。
根腐れの初期段階であれば、正しく対処することで根腐れの進行を食い止めることができます。
まずは、根に付着している土を丁寧に落とし、変色したり腐ったりしている根をはさみでカットしましょう。
その後、根の量とバランスをみながら葉や茎を切りそろえ、新しい土に植え替えます。
新しい芽が出るまで水やりを控え、様子を見ましょう。
芽が出たら、日当たりのよい場所に移動します。

また、日常的な剪定は、花が終わったあとに、伸びすぎた枝を切りそろえる程度で行います。