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水栽培でも楽しめる!紫の観葉植物ムラサキオモト

こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。

観葉植物を育てることで、健康に対して良い効果が期待できることがアメリカのNASAによって実証されています。
一部の観葉植物で、空気中の有害物質を吸収・マイナスイオンの濃度を上昇・カビやバクテリアの発生を抑制するなどの効果がわかっています。
そんな観葉植物の1つが「ムラサキオモト」です。
以前から、抽出液が医療品として使われていました。
そんな「ムラサキオモト」の基本的な育て方や注意点などを紹介します。

ムラサキオモトの特徴とは?

「ムラサキオモト」は、ツユクサ科の常緑多年草です。
熱帯アメリカやメキシコなどが原産で、属名からロエオとも呼ばれています。
日本に入ってきたのは、江戸時代頃のことでした。
日本に自生するオモト(万年青)に見た目は似ていますが、「ムラサキオモト」の場合、葉の裏側が紫色になるため、同じ仲間ではありません。
葉の表面に関してはシンプルなグリーン色のものをよく見かけますが、他にも白・黄色などの縞が入る種類、逆に裏側がグリーン色になっている種類もあります。
そのため、「ムラサキオモト」のさまざまな種類を寄せ植えしても楽しめます。

水やりと基本的な育て方

「ムラサキオモト」の基本的な育て方について、知っておきましょう。
「ムラサキオモト」は日光をたくさん浴びることによって大きく育つので、できれば1年を通して日当たりの良い場所で育てるほうがいいです。
日照不足は葉や茎の生育に影響を及ぼすため、少なくとも半日陰程度の場所で育てることが条件となります。

もし、それまで室内の日の当たらない場所や日陰などで育てていた場合は、葉焼けを防ぐために、徐々に日光が当たる場所へ移動させるのが望ましいでしょう。
葉は日射しに慣れていないため、いきなり日光が当たる場所へ移動させるのは避けましょう。
また、耐寒性は低めなので、冬は外で育てるのは難しいです。
室内に入れる目安は秋口に5度前後になったときで、室内の日光に当たる場所に置きます。
日に当たる場所であれば、特に保温を気にしなくても冬越しは可能です。

水やりは、春~秋にかけてたっぷりと与えるのが基本。
土の表面が乾いたときが水やりのタイミングです。
春~秋にかけて、「ムラサキオモト」はよく成長するため、水をたっぷりと与えるとよく育ちます。
夏は特に土が乾きやすいので、注意して水やりをするようにしましょう。
秋~冬にかけては、徐々に水やりの回数を減らしていきます。
冬は寒さによって生育もゆっくりペースになるので、水は土の表面が乾いてから数日後に与えるとちょうど良いタイミングです。

ハダニと植え替え頻度に注意

「ムラサキオモト」は病気にかかりやすいということはありませんが、害虫であるハダニがつきやすい点は注意が必要です。
ハダニは葉の裏側につき、葉の表面が白色に抜けたようになります。
乾燥するとハダニの発生につながるので、予防のためには葉に霧吹きなどを使って水をかけたり、戸外に出し、水やりをするついでに葉にも水をかけておくのがおすすめです。
もし、発生してしまったときには放置せずに、薬剤を使って駆除しましょう。
放置しておくと、他の植物にまで移動して被害がどんどん大きくなります。

日光が好きな観葉植物ですが、真夏の直射日光は葉焼けの原因になるので注意が必要です。
葉焼けすると葉緑素が抜けて病気になりやすく、悪化すると枯れることもあります。
室内の場合、カーテン越しに日光にあてたり、戸外の日陰で管理するとちょうど良いです。
さらに、「ムラサキオモト」は根がよく張る植物なので、根詰まりを起こす場合があります。
そのため、1年に2回は植え替えをすると考えておきましょう。
根詰まりを起こすと水を与えても水切れになりやすくなり、下のほうの葉から徐々に黄色くなって落ちてしまいます。

植え替え時は新しいひと回り大きな鉢と土を用意して、根を傷つけないように注意しながら、ついている土を3分の1程落としたものを新しい土に植えます。
ポイントは必ず新しい土に植え替えるということで、古い土は使いません。古い土には虫や雑菌などが繁殖しているため、病気の原因になりやすいからです。

室内ではこんな楽しみ方も!

「ムラサキオモト」を室内で育てたいと考えている人は、ハイドロカルチャーや水栽培、苔玉を利用したミニ盆栽風にするのも楽しめるでしょう。
「ムラサキオモト」は根が張りやすいので、株の横からも伸びてくることがあります。
ハイドロカルチャーは土ではなく、ハイドロボールと呼ばれる粘土を高温で焼き、発砲させたボール状の石を使います。
このハイドロボールの特徴は、石の粒の中に細かな穴がたくさん開いている点です。
この穴を通して、観葉植物に酸素を送ることができます。
無菌・ニオイなしというメリットがあり、室内を汚しにくいので育てやすいでしょう。
ガラス容器に入れて栽培するため、与えた水の量がわかりやすいことから初心者にも簡単に観葉植物栽培ができます。

水栽培はコップに挿すだけなので、さらに簡単に栽培できます。
入れる容器次第では見た目の雰囲気も変わるので、部屋のイメージにあわせたコップに入れて栽培するとオシャレです。
室内で土を使った観葉植物を育てるのは苦手な人にも向いています。
水替えも気がついたときにする程度でいいので、普段忙しい人でも挑戦しやすい方法です。

「ムラサキオモト」は苔玉との相性も良いため、ミニ盆栽風に育てても楽しめます。
苔玉は100円ショップでも購入できますし、自分で作るのも簡単です。
用意するものは、苔・苔玉用土・木綿糸もしくは麻糸。
苔は、水にあらかじめつけておきましょう。
苔玉用土と細かくした水苔を混ぜ合わせ、水を少しずつ加えながらよくこねます。
ポイントは、粘りがでるまでこねることです。
耳たぶくらいの柔らかさになったら、苔玉用土の準備は完了となります。
植えたい観葉植物の土や根などの整理をしてから根鉢を軽く丸め、苔玉用土を貼りつけて出来上がりです。

ムラサキオモトは部屋のアクセントになる

葉の裏側が紫色になっている「ムラサキオモト」は、葉のコントラストが非常に美しいのが特徴です。
しかも、インテリア性が高く、部屋のアクセントにもしやすいので、室内で栽培するのも楽しめます。
室内で育てる場合は土栽培ではなく、ハイドロカルチャーや水栽培、苔玉などを使うのもオシャレです。
この3つの方法は、観葉植物の様子を管理する際にも目でチェックしやすいため、初心者でも挑戦しやすいでしょう。
もし、近くのお店で見つけることができなかった場合には、オンラインショップをチェックしてみるのがおすすめです。