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多肉植物に湿気は禁物!適切な土の選び方とポイント

こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
園芸を楽しむには、土選びがとても大切です。
初めて多肉植物の栽培にチャレンジしようと考えている場合、どのような土を使えばいいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
多肉植物用の土は、一般的な園芸用の土とは分けて売られています。
では、一体どのような点に違いがあるのでしょうか。
ここでは、多肉植物に適した土選びのポイントを紹介しましょう。

多肉植物が枯れてしまった!考えられる理由とは?

多肉植物が枯れてしまった場合、原因はいくつか考えられます。
一般家庭で多肉植物を育てる場合、リビングや寝室、玄関に置くことが多いですよね。
家の間取りによっては日の当たらない場所に置くこともあるでしょう。
多肉植物は日当たりのよい場所を好むため、日当たりが悪い場所に置くことで日照不足になると枯れてしまうこともあるのです。

次に原因として考えられるのは、過度な水やりによる根腐れです。
多肉植物は乾燥気味のほうが適しています。
過度な水やりにより土に水分が含まれた状態が長く続くことで根が腐ってしまうのです。
根腐れのダメージはとても大きく、根腐れを起こすことは枯れることに直結します。
また、説明通りの頻度で水を与えても根腐れを起こすことがあります。

それは、日照不足や低温などの理由により水分が過多になってしまうことがあるからです。
そのため、特に日陰に置く場合には水やりの頻度に注意する必要があります。
多肉植物は乾燥に強いため、元気がない原因の多くが水分過多です。
しかし、水が足りないと誤解して水を与えてしまうことで、さらに大きなダメージを受けてしまうのです。

根腐れを予防するためには、水やりの頻度に注意することが一番です。
それでも改善しない場合には、風通しや日当たりなどの環境を変えてみるのもいいでしょう。
また、水はけの良い土に替えることで、根腐れを防ぐこともできます。

まずは多肉植物に合っている土選びが大切

根腐れに注意が必要な多肉植物ですが、どのような土が適しているのでしょうか。
多肉植物に適した土にはいくつかの条件があります。
まずは水はけがいいことが最も大切です。
多肉植物は自分の葉や茎に水分を維持して、その水分で一定期間生育することができます。
そのため、常に根へ水を与える必要はないのです。

水はけさえよければそれでいいのかというと、逆に水はけがよすぎるのも良くありません。
土には水を根に届けるだけでなく養分を与えるという役割もあります。
水はけがよすぎることで、必要な養分がすぐに流れてしまい栄養不足になってしまうのです。
そのため、多肉植物に適した土というのは、適度な水はけの土である必要があります。

水はけのいい土と言えば軽いものが多いですが、株の定着を考えると軽すぎるものも問題があります。
水はけが適度によく、軽すぎず適度な重みのある土を選びましょう。

元気な多肉植物を育てるための土の選び方とポイント

多肉植物の土を手に入れる方法としては、自分で配合する方法と市販の多肉植物用の土を購入する方法があります。
それぞれのポイントについて見ていきましょう。

多肉植物用の土を自分で配合する場合には、水はけがよく養分を保持できる日向土や、衛生的な赤玉土、保肥性と保水性がある腐葉土、酸性で粒が崩れにくい鹿沼土などを使うのが一般的です。
基本の割合としては、赤玉土3、腐葉土4、鹿沼土3です。この割合なら多くの多肉植物に対応することができます。
多肉植物の種類や生育環境によって水はけを重視したい場合には、赤玉土3、腐葉土2、鹿沼土2、日向土2にバーミキュライト1を加えればいいでしょう。

より手軽に楽しみたいなら市販の多肉植物用の土を購入する方法がおすすめです。
多肉植物用の土といっても、さまざまな種類ものが売られています。
選ぶ際には、サボテン用のものや、小ぶりな多肉植物に合っている土などの中から自分が育てる種類に適したものを選びましょう。
また、市販の多肉植物用の土で育ててみてあまりうまくいかない場合には、水はけを良くするためにバーミキュライトを加えるなどアレンジすることもできます。

一般園芸用の土とは違うので注意が必要

多肉植物を育てる際、一般園芸用の土を使うと失敗することがあります。
では、多肉植物用の土と一般の園芸用の土にはどのような違いがあるのでしょうか。
園芸用の土として販売されているものは培養土であることが一般的です。
培養土とは主にガーデニングや家庭菜園向けに配合されており、養分や保水性が調整されています。

ガーデニングショップに行くと、いくつかの植物ごとに適した土が売られています。
このような一般園芸用の土の多くは、特に保水性に関して水はけを中心に考えられていません。
そのため、多肉植物に使うと保水力が高すぎて根腐れの原因になってしまうのです。
また、保水力が高いということは養分も過剰になってしまう可能性も高いため、多肉植物には向いていないのです。

多肉植物用の土というのは、根腐れを防ぐために水はけを重視して配合されています。
そのため、多肉植物を育てるには、自分で多肉植物に適した土を配合するか、多肉植物専用の土を購入するのがいいでしょう。

多肉植物には水はけがいい土を選ぼう

多肉植物の生育には水はけがよく湿気がない環境が適しています。
そのため、一般園芸用の土では栽培に失敗してしまうことも多いのです。
枯れる原因の多くが水のやりすぎによる根腐れであり、うまく育てるためには水はけが大切という多肉植物の性質をしっかりと理解し、多肉植物に合った土選びをしましょう。