マツは病害虫対策が重要!丈夫に育てるためのコツは?

こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
マツは純和風の庭に多く採用される樹木で、1本で大きな存在感があります。
マツがあれば、庭のシンボルツリーとしても活躍するでしょう。
マツを庭木として育てるには、病気や害虫対策が重要です。
そこで、マツがかかりやすい病気や、どのような害虫が付きやすいのかについて説明します。
それらを防ぐための対策方法も解説するので、マツを庭木にしている人はぜひ参考にしてください。

マツを枯らすのはどんな病気?

マツがかかる病気として、主なものは松葉枯れ病、松葉ふるい病、すす病の3つです。
松葉枯れ病とは、マツの葉にペスタロチア菌が繁殖してしまうことで発症する病気で、葉から葉にどんどんと広がっていきます。
葉の一部が赤く枯れている場合は、この病気である可能性が高いです。
放っておくと風で菌の胞子がとび、健康な葉にも感染してしまいます。
そのため、松葉枯れ病にり患している葉はすみやかに取り除き、さらにマツの木全体の消毒も必要です。

松葉ふるい病は、細菌が葉につくことにより起こります。夏に発症しやすく、葉に斑点ができる特徴がある病気です。
松葉ふるい病にかかると、マツの葉の枯れが急速に進み、落葉してしまいます。症状が進むと、すべての葉が落ちてしまうこともあり、早めの対策が必要です。葉に斑点が見られたら、その葉を取り除き、他の健康な葉も消毒するといった対応をします。

すす病は、カイガラムシやアブラムシなどの虫が引き起こす病気です。
マツに生息する虫が枝や葉に落とした排泄物から発生したカビが原因で発症します。
なぜすす病といわれるのかというと、虫の排泄物から発生したカビが葉や枝を黒いすすのように覆うからです。
すす病は、マツを覆うカビにより光合成がしにくくなる病気ですので、急速に枯れるわけではありませんが、部分的に枯れは起こります。
マツにいるカイガラムシやアブラムシを駆除することにより、すす病に対応することが可能です。

マツに付きやすいのはどんな虫?

マツにつきやすい害虫として、マツノマダラカミキリ、カイガラムシ、アブラムシ、マツカレハ、マツヤドリハダニという虫がいます。
マツノマダラカミキリは、マツノザイセンチュウを媒介する虫です。
マツノザイセンチュウは、マツノマダラカミキリがマツを食べるときにマツの中に侵入します。
マツノザイセンチュウは、マツの中で急速に増えていき樹液の流れを止めてしまうことにより、マツを枯らすのです。

カイガラムシとアブラムシは、すす病の原因となる虫です。
それだけではなく、カイガラムシは樹液を吸うので、マツの生育を阻害する原因にもなります。
カイガラムシは、成虫になると体がロウ質に覆われてしまうので、幼虫のうちに駆除したほうがいいでしょう。
マツカレハは、冬のうちは樹皮の間や枯葉の下などで過ごしますが、春になると動き出し、マツの葉を食べます。そこから成虫となり卵を産み、今度は卵から産まれた幼虫が葉を食べるので、11月ごろまでマツにいる害虫です。

冬の間にマツの幹にこもを巻いておけば、そこに生息するので、春になってこもを取り外せば、マツカレハを葉に移動させることを防げます。
マツヤドリハダニは、ダニの一種です。
マツヤドリハダニの尖った口が葉にささると、その部分が黄色く変色します。
マツヤドリハダニは高温で乾燥した場所を好むので、雨があたりにくい内側の葉で発見されることが多いです。
駆除をするためには、どの虫もそれぞれの虫専用の殺虫剤散布が必要になります。
マツにどの虫が付いているのかをきちんと確認することが必要です。

病害虫を防ぐためにできることは?

マツが病気にかかったり、虫が付いたりすることを防ぐためには、マツを剪定し、どの葉にも風が当たるようにしましょう。
剪定をせずそのまま放置すると葉が密集してしまいます。
葉が密集し風通しが悪いのは、幹の周りの湿気が多くなり、虫や菌が繁殖しやすい状態です。
そのため、幹の部分まで十分に風が行きわたるように葉を減らすようにしましょう。
病害虫が発生しないようにするためには、土の水はけや通気性も大事です。
マツの土はふっくらしている状態を保ちましょう。
土が硬いと、水はけや通気性が悪くなり、病害虫の発生の原因になります。

土に適度に穴を空けて空気を通りやすくしたり、コケや雑草を除去し土に空気が触れたりするように工夫しましょう。
マツに菌などが繁殖しないように、マツ周辺の衛生状態にも気を使う必要があります。
マツの根本に溜まった落ち葉は集めて焼却して、菌が発生するのを防ぐようにしましょう。
害虫の対策には、適切な殺虫剤を使うことが必要です。
マツにいる虫は何なのかを判断して、その虫に合った殺虫剤を使用して駆除するようにします。