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ベニカナメモチの育て方!美しく育てるために必要なことは?

こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。

ベニカナメモチは、鮮やかな赤い新芽をつけることで知られる品種です。
生垣として植えると、外からの目隠しになりますし、家を華やかに見せてくれます。
お手入れや育て方次第でベニカナメモチの見え方は違ってくるため、美しく保てるように注意や工夫をすると良いでしょう。
そこで、ベニカナメモチを美しく育てるための方法や注意点について解説します。

ベニカナメモチとはどういう植物?

ベニカナメモチは、「カナメモチ」と「オオカナメモチ」という品種をかけあわせてつくられた、生垣向きの庭木です。
一年中葉をつける常緑広葉樹のため、冬になっても落葉する心配はありません。
そのため、外から家の中をのぞかれないよう、目隠しにもなります。
また、現在においてベニカナメモチとされているのは、「レッドロビン」という品種です。
かつて人気があったのは在来種のベニカナメモチでしたが、病害虫に弱い、根が付きにくいなどの理由から育てにくいとされ、一旦人気を失ってしまいます。
そこで誕生したのが、病害虫に強いレッドロビンです。
レッドロビンは新たなベニカナメモチとして、多くの家や施設などで生垣に使われています。

ベニカナメモチの大きな特徴は、新芽が鮮やかな赤い色をしていることです。
新芽が赤く色づく理由は「アントシアニン色素」にあり、この色素がまだ柔らかく弱い新芽を日差しなどから守っていると考えられています。
そして、赤い葉は時間がたつと徐々に緑色へと変化していきます。
この変化により生まれるのが、赤色の新芽と緑色の葉によるコントラストです。
美しい色合いが見る人の目を楽しませてくれます。

ベニカナメモチの葉は、まるで革のようになめらかです。
光沢があるため、日の光を浴びるとより一層葉の色が鮮やかに浮かび上がります。
また、とても生長が早く、上へ伸びようとする傾向が強い木です。
樹高10mほどまで成長しますが、剪定次第で小さくまとめることが可能で、3~6mほどのものがよく見られます。
春に咲く小さな白い花もかわいらしく、季節の移り変わりを感じさせてくれます。

ベニカナメモチが好む環境は?

特に土壌に対して細かい好みはありませんが、粘土質は嫌います。
極端に乾燥しなければ、水やりの必要もないため育てやすいでしょう。
ただし、日陰よりも日当たりの良い場所を好みます。
日陰で育てると葉の色が悪くなるなどの影響が出るため、日がよく当たる場所に植えましょう。
また、肥料を与えるとよく成長します。
1月頃に寒肥として油かすを、秋に緩効性化成肥料を与えるようにしましょう。
肥料に窒素が多いと葉の色が鈍くなるため、注意が必要です。
他に、寒さにやや弱い性質があるため、寒冷地では育てにくいという特徴もあります。


病気にならないような環境作りも大切です。
ベニカナメモチがかかりやすい病気には、「ごま色斑点病」や「褐班病」があります。
ごま色斑点病は葉にポツポツとした黒い斑点ができること、褐班病は葉が褐色していくことが主な症状で、放っておくとやがて枯れてしまいます。
どちらも原因は糸状菌というカビの一種です。
感染力が非常に強く、病気の部分を取り除かないと木全体に症状が広がっていき、最悪の場合は枯れ死してしまいます。
対策として、土壌の水はけや風通しの良い環境をつくり、定期的に殺菌剤を散布するようにしましょう。
落ち葉も病原菌や害虫の巣となる恐れがあるため、きちんと掃除する必要があります。

剪定はいつどうやってすればいい?

ベニカナメモチ独特の赤色の葉を長く楽しむためには、剪定が欠かせません。赤色の葉は新芽のため、剪定した後に出てくるからです。剪定は年に3回行うのが理想で、時期は3月、6月、9月が目安です。生垣という実用的な役割から、直方体にカットするケースがよく見られます。特に木の上部は生長が早いため、目的の高さより伸ばさないよう注意が必要です。また、剪定をすることで分枝を発生させて葉の密度をより高くし、目隠しとしての働きを十分にするメリットも得られます。

もし剪定を年に1回で済ませたい場合は、真夏の暑い時期を避け、6月か9月頃に行うと良いでしょう。10月以降はベニカナメモチがあまり生長しない時期のため、枯れてしまう恐れがあります。ベニカナメモチの健康を損なわないためにも、寒い時期の剪定は避けましょう。

赤い色の新芽を楽しめるように育てよう

ベニカナメモチ最大の特徴は、赤い色をした新芽です。そして新芽を長く楽しむためには、剪定が必要です。剪定をすることで赤色の新芽が発生し、美しい見た目を楽しめるようになります。また、ベニカナメモチは生長が早く、どんどん葉が茂るため、放っておくと形が変わってしまいます。きれいな姿を保つためにも、時期に注意しながら、できれば年に3回、少なくとも1回は剪定を行いましょう。

葉の色を鮮やかなものにするために、日当たりの良い場所に植え、肥料をきちんと与えることも大切です。また、病気にかからないように、殺菌剤の散布や落ち葉掃除も定期的に行うようにしましょう。ここで紹介した方法を取り入れて、美しいベニカナメモチを育ててみてはいかがでしょうか。

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