鮮やかな赤と緑が魅力的!ベニカナメモチの剪定時期は?

こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。

赤と緑の配色が魅力的なベニカナメモチ。
生垣として人気がある樹木で一般家庭や公園などに植えられているため、一度は目にしたことがある人も多いでしょう。
しかし、手入れの仕方次第では赤い色を維持することができません。
生垣としてせっかく選ぶのであれば、赤と緑が映える美しい状態にしておきたいものです。
そこで、ベニカナメモチの特徴や、美しい状態に保つために気を付けたい剪定時期について解説します。

ベニカナメモチとレッドロビン

真っ赤な新芽と緑の葉が美しいベニカナメモチは、日本中で生垣として植えられていた木です。
剪定をすることで季節を問わずに赤い芽を見られるため、秋の紅葉にはない風情を感じられて人気がありました。
ところが、在来種のベニカナメモチは根が付きにくく、病気や害虫に弱かったのです。
挿し木をしても根が出ずに枯れたり腐ったりしてしまうので、植え付けた後は移植をするのが困難です。
また、病気によって葉が大量に落ちて生垣がスカスカになり、放っておくと枯れてしまうこともあります。
以上のことから、日本中にあったはずのベニカナメモチは、やがて人気が廃れていきました。

その後、同じ属に分類されるカナメモチとオオカナメモチを掛け合わせて、改良種であるレッドロビンが誕生したのです。
現在ベニカナメモチと呼ばれて生垣に用いられている樹木は、レッドロビンのことを指しています。
カナメモチよりも葉が大きく枝が伸びやすいので、年に一度の剪定では足りないことがあります。
その場合は、外形から伸びすぎた枝を切り揃えることが必要です。
しかし、乾燥に強く多少の干ばつには耐えられるので、水やりをしにくい環境でも育てることができます。

ベニカナメモチの特徴は?

バラ科カナメモチ科の常緑広葉樹です。
一年を通して葉がついているので、道路から家や庭の中を見えにくくするための目隠しとしても用いられています。
赤い色をしているのは剪定をした後に出てくる新芽だけで、古くなった葉は緑色になります。
新芽と古い葉の混ざるベニカナメモチは、緑色と赤色のコントラストが美しい木です。
また、近くにある他の植物の新芽と並ぶことによって同様の配色が楽しめます。

春から初夏にかけて、新芽の先に可憐な白い花を咲かせます。
小さい五弁花がたくさん集まって小さな房を形成し、その房がさらに集まることで泡のように見えるのが特徴です。
元々は緑と赤のベニカナメモチですが、白を取り入れることで三色の色合いを楽しむことができます。
冬には枝先に赤い実を付けます。
小さい球状の実が多数集まり、実の先端が黒いのが特徴です。
以上のように、ベニカナメモチは季節ごとの変化を楽しめる木です。
ただし、家庭で育てる場合は赤い新芽を保つために剪定を行うので、開花や結実まで至らないことがあります。
また、花から出る花粉が未成熟なため、実が成ることは少ないです。

どんな土壌でも育ちますが、水はけの良い土を好みます。
痩せ地で育てるとゴマ色斑点病と褐斑病にかかりやすくなるため、植え付けの際には堆肥や腐葉土を混ぜ込むと良いでしょう。
日陰で育てると痩せ細った枝が生え、葉色がくすんでしまいます。
ベニカナメモチの美しい色合いを見るためには、日当たりの良い場所で育てると良いでしょう。

ベニカナメモチに最適な剪定時期はいつ?

ベニカナメモチは生垣に用いるため、通常の剪定ではなく刈り込み剪定をするのが一般的です。
刈り込み剪定とは高さや幅を整えるために、伸びすぎた枝を切る作業のことを言います。
通常の剪定とは異なり、風通しを良くしたり芽の方向を気にしたりする必要がないので作業時間が短く済みます。
刈り込み剪定の時期としては3月、6月、9月の年3回に分けて行うのが理想的です。
この間隔で剪定をすることで一年中、赤い新芽を維持することができます。

しかし、赤い新芽を維持できなくてもよかったり、剪定の回数を1回で済ませたかったりしたらどうすれば良いでしょうか。
その場合は6月か9月の新芽が伸びきった時期を選ぶと良いです。
ただし、長期間放っておくと、勢いのある枝が外形から出てきて生垣のシルエットが崩れてしまいます。
きちんとした強剪定は年に1回で済ませても、飛び出した枝を見つけたらその都度切ると良いでしょう。

剪定を控えたほうが良い時期もあります。
10月以降の寒い時期は生長が鈍くなるため、一度に深い剪定をすると芽を伸ばせずに枯れてしまうことがあるので注意が必要です。
冬季に剪定をするのであれば、外形からはみ出た部分を軽く整える程度にしましょう。
また、真夏の暑い時期の剪定も避けてください。
剪定のダメージに加え、暑さで他の時期よりも株へのダメージが大きくなるため、病害虫が発生しやすくなります。
病害虫が発生してしまうと、最悪の場合には枯れてしまいます。
寒さや暑さを避けるとなると、やはり3月、6月、9月の剪定がちょうど良い時期と言えるでしょう。

剪定時期を守って美しく育てよう

ベニカナメモチの魅力は、やはり新芽の赤い色です。補色となる葉の緑色とのコントラストは美しい景観を生みます。
年3回の剪定をすることで、その度に新芽が出てくるため一年中赤い色を楽しめます。
3月、6月、9月の剪定時期を守って美しい生垣に育てましょう。