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神様が宿るといわれる観葉植物ナギ!枯らさずに育てるコツは?

こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
ナギは比較的育てやすく、独特の存在感があるため、観葉植物として高い人気を博しています。
観葉植物初心者が自分でも何か育ててみたいと考えたときには有力な候補の一つになるはずです。
ただ、育てやすいといっても、失敗をしないためにはいくつかのポイントを押さえておく必要があります。
そこで、ナギとはどういう特徴のある植物で、育てるときにはどういった注意が必要なのかについて解説をしていきます。

神社の境内に多い植物ナギ

ナギは日本や台湾に自生している、広葉樹のような葉形をした常緑の針葉樹です。
特に、日本では神が宿る木として神社に植えられているのをよく見かけます。
つまり、日本人にとってはかなりなじみ深い植物なのです。
ナギの木が古来より日本人の間でどれだけ親しまれてきたかは、さまざまな言い伝えがあることからも窺えます。
たとえば、ナギの葉は葉脈が縦方向に走っていて、ちぎろうと思っても容易にはちぎれません。
このことから、縁結びの象徴になっています。
また、葉の表も裏も美しいことから、裏表のない正直な人間になるようにとの願いが込められているともいいます。
さらに、ナギは凪にも通じるところから、航海安全を祈願する神木にもなっているといった具合です。
ちなみに、本来のナギは20mに達することもある大きな木です。
その上、水に強くてしっかりとしているため、家具の材料としても広く用いられてきました。
現在ではその幼木が観葉植物として親しまれているというわけです。

実をつけるためには雄株と雌株を用意

ナギは多くの裸子植物がそうであるように、雄と雌が別個体に分かれている雌雄異株です。
つまり、雄株と雌株の両方がなければ受粉は行われず、実をつけることはありません。
ちなみに、開花時期は雄株も雌株も5~6月です。
雄花は葉の根元に小さな粒状のものが房のように連なって咲きます。
開花前の色は白に近い白乳色ですが、開花することで茶色味を帯びてきます。
一方、雌花も葉の根元に花を咲かせますが、あまりにも小さいので意識して見ないと見落としてしまうほどです。
つまり、房になっている花がはっきりと確認できればそれは雄株だといえるわけです。
また、受粉に成功した雌株は直径1.5センチほどの実をつけ、秋には青白くなって熟します。
白い粉を振ったような模様ができるのが特徴です。
そして、果肉を取り除けば種子を採取することも可能です。
ナギの実を見たいのであれば、雄株と雌株の両方を用意し、同じ場所で栽培する必要があります。
実際、神社などでは雄株と雌株を対で植樹するのが一般的です。

Nageia nagi

管理しやすい鉢植えで育てる

ナギは日本の神社に自生している植物です。
したがって、野外でも越冬は可能なのですが、どちらかというと、寒さがやや苦手だという性質をもっています。
そのため、日蔭や極端に寒い場所に植えると栽培に失敗してしまうことも少なくありません。
寒さからナギを守るためには、なるべく地植えは避け、鉢植えで育てることが重要です。そうすれば、自由に場所を変えられるため、日当たりや温度の管理がしやすくなります。
また、寒さ対策以外にも考えなくてはならないのが大きさの問題です。
もともと、20メートル程度にまで伸びる可能性のある品種なので、地植えをしてしまうとどうしても大きくなりすぎてしまうのです。
それを防ぎ、適度な大きさにとどめるためにも、やはり、ナギは鉢植えで育てるのがベストだといえるでしょう。

風通しをよくして病虫害を防ぐ

ナギは基本的には丈夫な観葉植物です。
したがって、特殊なことを行う必要はありません。普通の観葉植物と同様に、土が乾いたときに水やりをし、日当たりをよくしてやれば健康的に育ちます。
また、直射日光に当てないようにしなければならないのも他の観葉植物と同じです。
もし、直射日光に長時間当てると、葉焼けを起こして変色してしまうおそれがあります。
さらに、病虫害を避けるためには、風通しのよい場所に置くことも重要なポイントになってきます。
ナギは閉め切ったジメジメした環境を好まないため、そういった場所はなるべく避けるようにしましょう。

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肥料はあまり必要ない

ナギは肥料がなくてもよく育つ植物です。
そのため、季節ごとに肥料を与える必要はありません。
植え替えのタイミングに合わせて遅効性の肥料を少量与える程度で十分です。
遅効性の肥料は成分がゆっくり溶け出すため、根を傷める心配も少なく、効果も長く続きます。
ただ、万が一、それでも生長が悪いと感じたならば、3~6月の間に液体肥料を与えればよいでしょう。

幼木は寒さ管理が大事

ナギを観葉植物として育てる場合には守るべき点がいくつかあります。
まず、地植えのものとは違って、寒さ対策が重要になってきます。
特に、幼木のうちは、寒さに弱いので注意が必要です。
冷気が当たる出入口付近や窓のすぐ横は避け、暖かく日当たりのよい場所を選んで置くようにしましょう。
実をつけるようにするためには雄株と雌株を両方用意しなければなりませんし、風通しをよくして病害虫を防ぐことも大切です。
これらの基本事項をしっかりと守りつつ、日本古来より親しまれてきたナギを自分の手で育ててみてはいかがでしょうか。

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