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花がたくさん咲くように!ミニバラの剪定方法とタイミング

こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
美しく愛らしいミニバラは、高い人気があります。
もともと小さくまとまっている花木ですので、こまめに余分な枝えおカットして、形を整えてあげましょう。
不要な枝を取り除けば、成長を促して花つきが良くなるほか、風通しが良くなって病虫害の予防にも結びつきます。
ここでは、ミニバラを育てるのに欠かせない剪定の時期や方法を紹介していきます。

なぜ必要?剪定の役割とは?

バラの成長を促しより美しい姿に整えるためには、適宜お手入れをする必要があります。
その必要なお手入れのひとつが、不要な枝を刈り取る剪定という作業です。
余分な枝を刈り取らずにそのままにしていると、どんどん成長して、根に対して葉や茎が大きくなりすぎることがあります。
すると、全体のバランスが崩れて、株が弱ってしまう可能性があるのです。
また、十分な水分や養分が回らなくなり、花や実のつきも悪くなるでしょう。

そこで、地下にある根と地上にでている茎や葉とのバランスを合わせ、健やかな生長を促すために、剪定を行うのです。
また、茂りすぎた葉や枝、枯れ葉を取り除くことで花木全体の風通しが良くなりますので、病虫害の予防にもつながります。

剪定方法にも種類がある

ひと口に剪定といっても、方法はひとつではありません。
大きく分けて「基本剪定(強剪定)」「軽剪定(弱剪定)」の2種類があります。
強剪定は植物の全体的な姿を整え、生育をより促すために行われるもので、不要な枝や茎を途中から、あるいは根元からばっさりと刈り取ることが一般的です。多くの場合、冬や春に行われます。
花や実をつける木を選定する際には、花芽が含まれる部分まで切り落としてしまうと花が咲かなくなりますので、注意が必要です。

弱剪定は、主に植物の姿を整えるために行われるもので、長く伸びた枝を少しだけ短く刈ったり、わき目やつぼみ、咲き終わった花を摘み取ったりします。
夏や秋に行われることが多いでしょう。
開花の2カ月ほど前に行うと、花つきが良くなります。
また、より大きな実の収穫も期待できます。

花つきに必要!花がら摘みとは?

花を長く楽しむためには、咲き終わった花はこまめに摘み取る必要があります。なぜなら、咲き終わった花をそのまま放置していると、結実しようとして株が必要とする養分を吸い取られてしまい、全体の花つきが悪くなるからです。
また、株の寿命も短くなってしまうでしょう。
さらに、咲き終わった花が土の上に落ちていると、そこからカビたり、病気の原因となったりします。
そこで、花が咲き終わったら順に花茎から取りのぞくことが必要です。
花がら摘みでは、花びらだけを摘むのではなく花茎から取りのぞくようにします。
手で摘みとるか、園芸用のはさみでカットすると良いでしょう。

なお、花壇の土の上に花びらが落ちていたら、それもきちんと除去することが大切です。
カビが発生することがありますので、そのまま放置してはいけません。

ミニバラの剪定の年間スケジュール

ミニバラの剪定は、日常の管理の一環としてこまめに行うことが必要です。
やみくもにカットするようなことはせず、季節と状態に合わせて適切な方法で剪定を行いましょう。
まず、ミニバラがひと通りの花を咲かせる5~8月中旬は、順番に花がら摘みを行います。
また、5枚葉の5~10mmほど上の部分で剪定も行いましょう。
5枚葉とは、5枚の葉がついている枝のことです。
バラは、細く弱い枝には3枚しか葉がつかないことが多く、5枚の葉がついた枝は太くしっかり育っています。
ここを残して切ることで、しっかりした新芽が期待できるのです。
なお、花後に放置していると実が成ります。
ミニバラは、結実すると株が弱りますので、実がなる前に行いましょう。

秋にはいる前には、全体の3分の2程度の高さになるように枝を切りそろえます。こうすることで、秋の開花がそろいやすくなるのです。
ただし、一季咲きの品種ではこの剪定は行わなくても構いません。
10~11月は花を咲かせますので、順次、花がら摘みを行うことが必要です。
また、花のついた枝は2分の1ほどの長さを残し、5枚葉の上でカットしましょう。
こうすると、ミニバラが休眠しやすくなります。

1月、2月になって休眠期に入ったら、強剪定を行いましょう。
休眠期に入っているかどうかは、枝葉が褐色に変色していたり葉が落ちて枚数が少なくなっていたりすることが目安となります。
強剪定では、全体の2分の1程度の高さまで、葉やほとんどの枝を残さずカットし、地表から枝だけがでている状態にしましょう。
こうすることでミニバラがしっかり休眠でき、次の開花に向けて体力を蓄えることができるのです。

株を長持ちさせるためにもしっかり剪定を

ミニバラは、時期に合わせて正しい方法で剪定を行うと花つきが良くなり、たくさんの美しい花を咲かせるようになります。
剪定というと難しく思いがちですが、時期に気をつけて丁寧に行いさえすれば、そう心配することはありません。
ミニバラの小さく愛らしい姿を維持し、長く花を楽しむためにも、健やかな生長を促し、株を長持ちさせるためにも、必要なタイミングで適切な剪定をしっかり行うようにしましょう。

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