レモンの苗木の選び方!強い木に育てるには?

こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。
緑色の葉っぱと黄色い実のコントラストがあざやかで美しいレモンの木。
レモンは家庭菜園や観葉植物としても人気の果物で、実がなれば料理やお菓子、ジュースなどさまざまな用途に使うことができます。
そんなレモンを上手に育てるには、まず良い苗木を選ぶことが大切です。
この記事ではレモンの苗木の選び方や、強い木に育てる方法を紹介します。

 

葉の色で良い苗木を見分けよう!

レモンの良い苗木を選ぶには、葉の色に注目するのがポイントです。
緑色が濃いものが元気な苗に思えるかもしれませんが、葉色が濃すぎるものは避けましょう。
緑色が濃すぎるものは、チッソ過多の状態だからです。
肥料やたい肥にはチッソ成分が含まれていて、通常より早く大きく成長させる成長促進剤の働きをします。
しかし、それが多すぎると逆効果で生育の妨げとなってしまうのです。

チッソ過多の植物を虫や病原菌は好むので、緑色が濃すぎる苗木は虫がつきやすく病気になりやすいという面もあります。
チッソ過多のレモンの苗木には、ハモグリガの幼虫やアゲハの幼虫などが集まりやすくなります。

特に植え付け前の苗木は、土の量が少なく肥料成分がたまりやすいため、肥料が多いとストレートに影響を受けやすい状態です。
葉色が濃すぎるものではなく、少し緑が薄いくらいのものを選びましょう。

 

植え付け前の処理が必要

レモンの苗木が販売される時期は、秋から翌春にかけてです。
植え付けに良い時期は3月中旬~4月中旬なので、苗木を買ってから植え付けまではしばらく待たなければならないかもしれません。

レモンの植え付けをするときは、事前の処理が必要です。
苗木は、接ぎ木の部分から60cmの長さで切ります。
根が傷んでいる場合も、傷んだ部分は切って新しい再生を促しましょう。

 

レモンの苗木の植え付け方法

プランターに植え付ける場合

レモンの苗木をひと回り大きなプランターに植え付けるなら、マンションに住んでいてもベランダで育てることができます。
用意したプランターに鉢底網を敷き、その上に鉢底石を敷き詰めましょう。
土は、レモンと似た環境下で育つオリーブ用の培養土が適しています。

ある程度土が入ったら、苗木を植えます。
苗木の根は土に入れる前に水を張ったバケツに入れて、やさしくほぐします。
根がほぐれたら、根が一方向にかたまらないように注意し、手で広げるようにしながら植え付けましょう。
その後、残りの土をかぶせて上から軽くおさえて土と根を密着させ、日の当たるところにプランターを置いてたっぷりと水をやります。

植え付けができたら、風などで倒れたり折れたりしてしまわないように、苗木の横に支柱を立てます。
支柱の長さは1.5mほどが目安です。

庭に植え付ける場合

庭などに地植えする場合は、まず苗木を植え付ける場所を決めます。
レモンは寒さに弱く温暖な気候を好むため、日当たりと水はけが良い場所を選ぶのがポイントです。
また、強い風が直接当たる場所も避けます。
場所を決めたら、苗木を植えるための穴を掘っていきます。直径50cm程度で深さは30cmほどが目安なので、それほど大きな穴は必要ありません。
穴が掘れたら、プランターに植える場合と同じように根をほぐした苗木を入れ、土をかけます。
このときも土を上からおさえて根と密着させるようにしましょう。
植え付けができたら、たっぷりと水やりをします。
プランターに植え付ける場合と同じように、1.5mほどの長さの支柱も立てておきましょう。

 

注意点や育てるポイントは?

植え付け時に肥料を追加しない

一般に販売されているレモンの苗木にはすでに多くのたい肥や肥料が施されているため、追肥をするとチッソ過多になってしまいます。
植え付けたときにあげるのは水だけにし、肥料はやらないようにしましょう。

3年までは農薬で病気を排除して強い木に育てる

植え付けをしてから3年までは、強い木に成長させることに重点を置いて農薬を使って育てるのがポイントです。
レモンはかいよう病にかかりやすく、特に雨が多くて風が当たる場所では注意が必要です。
農薬を使えば、かいよう病のほかワタフキ(イセリア)カイガラムシやハダニなどによる被害をおさえることができます。
無農薬栽培にこだわりたい人もいるかもしれませんが、農薬を使わずにいると弱い木に成長してしまいかねません。
2週間おきに殺菌剤を散布するなら、病気や害虫を予防できます。
液肥のアミノ酸肥料を使えば大きく成長できるうえ、根の張りも促されます。
3年までは成長や病気・害虫予防のために農薬を使い、収穫年からは無農薬にすると良いでしょう。

 

レモンの苗木を上手に育てよう!

レモンの苗木を上手に選んで、注意点に気をつけながら育てましょう。
苗木を選ぶときは濃すぎる色のものを避け、植え付け前には処理をしてから植え付けます。
植え付け時に肥料を追加しないことや、3年までは農薬を賢く使って育てることもポイントです。
こうした点を参考にしてレモンを育てると、強くしっかりとした成長を期待できます。
成長したレモンは実がなるだけでなく、立派な観葉植物としても十分楽しむことができるでしょう。