こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
自宅でレモンを育ててみたいと思ったものの、「どんな肥料をどのタイミングで与えればよいのかわからない」といった声もよく聞きます。
肥料の選び方や与えるタイミングによって、レモンの実の育ち方も大きく変わってきます。
そこで、レモンの木に大きい実をたくさん付けるための肥料を与えるポイントについて、解説しましょう。
レモンは意外なほどの大食漢
柑橘類を育てるには、大量の肥料が必要です。
そんな柑橘類のなかでも、レモンが必要とする肥料の消費量はトップクラスであると言われています。
その理由としては、枝の発生数が多いこと、花を咲かせる回数が多いことが挙げられます。
枝をつくり、花を咲かせるには体力を使うため、その分、エネルギー源となる肥料を必要とするのです。
さらに、レモンの木に実をつけたとしても、熟すまでには時間がかかります。
その間も多くの肥料を必要とするのです。
そのため、レモンの木に多くの実をつけるためには、大量の肥料が欠かせないのです。
レモン栽培に適した肥料とは?
レモンを育てるためには、適した肥料を与えることが重要になります。
肥料には主に有機質肥料と化成肥料の2種類があります。
どちらの肥料をレモンに与えるかは、育てる場所によって変わってくるのです。
まず、有機質肥料は油かすや鶏糞などで構成されています。
そのため、独特なにおいを放ちます。
においによって虫が近寄ってきやすいため、室内で使うのは避けたほうがいいでしょう。
また、有機質肥料には用土をやわらかくするという働きもあって、なかには微量要素も入っています。
ただし、レモンの育成に役立つ肥料としての成分は少なめです。

一方、化学肥料はほぼ無臭です。
そのため、室内で使っても問題ありません。
ただし、一口に化学肥料といっても、即効性と緩効性があり、どう育てるかによって使い分けが必要になります。
化学肥料は効率よく肥料成分が配合されていて、窒素:リン酸:カリが10:10:10のタイプのものがおすすめです。
ただし、目的次第で配合の割合を調整する必要があります。
なぜならば、肥料の三大要素である窒素・リン酸・カリは、それぞれ働きが異なるからです。
まず、窒素は葉と茎を大きく育てる働きがあります。
次に、リン酸は花と実、根が育つのに役立ちます。
そして、カリウムは丈夫な茎と根を作る効果があり、夏の暑さや冬の寒さにも耐えられる力を作ってくれるのです。
また、カリウムを与えることで、病気や害虫に抵抗する力が強まります。
肥料を与えるタイミングはいつ?
レモンには年に5回肥料を与えましょう。
ただし、いつでも与えていいわけではなく、タイミングがポイントになります。
その前に、地植えする場合と鉢植えする場合とでは、肥料の種類やタイミングが若干異なることを覚えておいてください。
まずは、地植えの場合から紹介しましょう。
地植えの場合は、2月、5月、7月、9月、11月に肥料を与えます。
与える量はレモンの木の枝の広がり具合によって、異なります。
なぜならば、肥料は幹の部分にだけ与えればよいわけではなく、枝が広がっている範囲まで与えなければならないからです。
化学肥料は土と混ぜ合わさず、ばらまくだけで大丈夫です。
ただし、有機質肥料の場合は、土と混ぜ合わせるようにしてください。
なぜなら、有機質肥料のにおいに鳥などが近づいてきて、土を荒らしてしまう恐れがあるからです。

次に、鉢植えする場合です。肥料を与えるタイミングは、地植えの場合と若干ずれます。
まず、鉢植えは3月に植え替えをしたときに肥料を与えるようにしましょう。
それ以降は、地植えと同様のタイミングになります。
鉢植えの場合は、有機質肥料も化学肥料も同じように土の上にばらまきます。
どちらの肥料も土と混ぜなくても大丈夫です。
与えすぎはダメ!肥料焼けに注意
レモンの肥料消費量がいくら多いからといっても、与えすぎはよくありません。
いっぺんに大量の肥料を与えた場合、レモンの木が肥料焼けしてしまうことがあるからです。
特に、土が少なく肥料成分がたまりがちな鉢植えの場合は、肥料焼けになりやすいと言われています。
そのため、肥料の量には気をつけるようにします。
肥料焼けになると心配なのが、根から水分が奪われてしまうことです。
その結果、葉がしおれてしまうのです。
鉢の縁や土の表面に白っぽい結晶が現れた場合、レモンが肥料焼けしていることを疑ったほうがいいでしょう。
万が一、肥料焼けになってしまった場合は、通常の5倍くらいの水を与えることです。
すると、土から肥料が排出され、肥料の濃度が薄まっていきます。
植え替えできる時期の場合は、新しい土でやり直すという選択肢もあります。

立派なレモンの実を実らせよう
レモンの木に大きい実をたくさん付けたいのであれば、肥料の管理をしっかり行うようにしましょう。
とはいえ、初めて育てるのであれば、どうすればいいのか、わからないことも出てきます。
もし誰かに相談したくなったときには、ぜひお気軽にIN NATURALスタッフにご相談くださいね。
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