こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
ラベンダーの花の香りはよく、ヨーロッパでは昔から香料や防虫剤として利用されてきました。
ラベンダーを自家栽培すれば、ドライフラワーや料理の香りづけなど、収穫後にいろいろな使い道があります。
今回は、そんなラベンダーの特徴や育て方のポイントについて解説します。
ラベンダーは初心者でも簡単に育てることができるので、この記事を読んで挑戦してみてはいかがでしょうか。
ラベンダーの特徴を押さえよう!
ラベンダーはシソ科ラベンダー属の多年草で、その華やかな香りから高い人気を誇るハーブの一種です。
開花期は5〜7月で、多年草ということで数年に渡って花を咲かせます。
ラベンダーの語源とされているのは「lavare」というラテン語か「lavanda」というイタリア語で、それぞれ「洗う」「洗い物」という意味があるそうです。
ラベンダーはヨーロッパでは古くから栽培されており、お風呂や服への香りづけや虫よけとして利用されてきました。
語源にもラベンダーに清潔なイメージがあったということが表れていますよね。
また、ラベンダーの香りにはリラックス効果や精神安定剤があると言われていて、花や枝、葉から採取した精油は広く利用されています。
乾燥させたラベンダーの花はポプリとして利用されることが多いです。
ラベンダーはもともと地中海原産の植物なので高温多湿を嫌う性質があります。
この性質はラベンダーを育てるうえでの基本的な知識として押さえておくとよいですね。
また、ラベンダーというと富良野のラベンダー畑などのイメージから、寒さに強い植物というイメージを持つ人が多いでしょう。
しかし、ラベンダーとひと口にいっても様々な品種があります。
北海道で主に栽培されているのはイングリッシュラベンダーという比較的寒さに強い品種であり、すべての品種が寒さに強いというわけではありません。
フレンチラベンダーやレースラベンダーなど、あまり耐寒性が高くない品種も多いので、ラベンダーを育てる際には品種ごとの違いに気を配る必要があります。
ラベンダーを育てるための準備
ラベンダーを育てるための準備として、まずはラベンダーの種か苗を用意します。
特に、初心者であれば収穫までに時間がかかる種よりも苗から育て始めるのがよいでしょう。
苗から始めれば春に植えても秋には収穫することができるためです。
苗を選ぶときのポイントとして、つぼみが垂れているものやすでに花が満開のものはなるべく避けてください。
花の数が多くバランスの取れている、株ががっしりとしているものを選ぶのがよいでしょう。
苗を用意したら植木鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷き、ラベンダー用の培養土を準備します。
培養土はハーブ用のものでも構いませんが、なるべくラベンダー専用のものを使うようにしましょう。
これで準備は完了なので、次はラベンダーの苗を植えていきます。
ラベンダーを植えよう!
ラベンダーの栽培時期は品種によって多少異なるので、ここでは最もポピュラーなイングリッシュラベンダーの育て方を紹介していきます。
まず、用意した植木鉢に土を3分の1くらい入れ、ラベンダーの苗をポットから外して入れてください。
苗を鉢の真ん中に置いたら、苗の周りを土で埋めていきましょう。
土を入れる高さは鉢の縁から4cmほど下を目安とし、苗をしっかりと固定します。
最後に、水やりをしてから風通しのよい場所に鉢を置きましょう。
イングリッシュラベンダーは暑さに弱いので、気温が高いようであれば直射日光を避けて日陰に置く必要があります。
ちなみに、苗を植える時期は4~5月頃がよいです。
このとき、室内で植え替えを行う場合はブルーシートやゴミ袋などを敷いておけば床を汚す心配がありません。
ラベンダーの手入れ方法のコツは?
ラベンダーを育てるうえで念頭に置いておきたいのが、ラベンダーは乾燥を好む植物だということです。
水をやるときには土が乾いていることを確認してからラベンダーの根元にたっぷりと水をかけるようにしましょう。
鉢の底から水が流れ出る程度が丁度よいです。
また、ラベンダーの花や葉に直接水をかけてしまわないように気を付けましょう。
ラベンダーは肥料を与えなくても育ちますが、3~7月の間は定期的に肥料を与えたほうがよいでしょう。
肥料を与える場合は、月に1回ほどのペースで緩行性化成肥料を鉢に置きます。
根元を囲むように肥料を置くのがポイントです。
液体タイプの肥料にするのであれば、水やりの代わりに10日に1回ほどのペースで与えるようにしましょう。
もともとラベンダーは防虫剤としても使われていた植物なので病害虫がつくことはあまりありません。
ただし、まれにアブラムシやハダニがつくことがあります。
もしもこれらの病害虫を見つけたら早めの対処を心がけましょう。
ラベンダーを楽しんで育てよう!
土が乾いてから水をやること、肥料は緩行性化成肥料が向いていることなどのコツを押さえれば、ラベンダーは初心者でも育てやすい植物です。
多年草なので毎年花が収穫できるのも嬉しいポイントですよね。
収穫した花はドライフラワーや香料として有効に使いましょう。
せっかくラベンダーの自家栽培を始めるのなら、花が咲くまで楽しんで育ててみることをおすすめします。
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