ラベンダーの語源は何?どういう思いが込められているの?

ビビットな紫色と心がやすらぐ優しい香りでおなじみのラベンダーは、人気が高く親しみもあるハーブの一つと言えるでしょう。
しかし、ラベンダーの色や香りは知っていても、名前の由来については聞いたことがないという人が案外たくさんいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ラベンダーの語源をさかのぼって、詳しく解説しましょう。

語源はラテン語のlavare(洗う)

ラベンダーの語源は、ラテン語で洗うを意味する言葉のlavare(ラワーレ)もしくはlavo(ラヴォ)とされています。
この言葉は、聖母マリアがイエスキリストの産着をラベンダーの香水を使って洗濯したから、との言い伝えが由来となっています。

さらに、古代ローマ時代の人々は沐浴するときのお湯にラベンダーを入れたり、怪我をした際には手当てのために傷口をラベンダーで洗っていたとも言われています。
そんなことから、洗うを意味するラテン語の由来の単語がラベンダーの語源だという説が広く知られるようになりました。

しかし、数千年もの長い歴史を通して人々に愛されてきたラベンダーなので、当然のことながらその他にもさまざまな説があります。
たとえば、イタリア語のlavanda (ラヴァンダ)を語源とする説。
lavandaは、きれいにするという意味の単語ですが、古代ローマ人はきれいに洗い上げた洗濯物に香り付けをするために、ラベンダーを使っていたのです。

そして、もう一つの有名な説は、ラベンダーの色にちなんだものです。
ラテン語で青みががかった鉛色という意味を持つlividus(リヴィドゥス)が、ラベンダーの学名の由来だともされています。
紹介したどの説が真説だとしても、納得できるものばかりではないでしょうか。

ハーブの女王といわれる理由

ラベンダーはシソ科で、地中海地方が原産の植物です。
高さ1メートル程に育つ多年生低木で、ハーブの女王と呼ばれてきました。
ラベンダーの香りはひときわ強く、また長持ちしてくれます。
含まれている芳香成分の種類が多いため、いろいろな香りとの馴染みが良いうえに用途も広く、昔から万能ハーブとして愛用されてきました。

古代ローマ人や古代ギリシャ人はラベンダーが持つ殺菌、抗菌効果に注目し、傷口を洗浄する消毒剤や沐浴の際の入浴剤として利用しています。
中世では虫除けや伝染病の予防のために使われていました。
このような作用は古代エジプトでもミイラを作るために活用されていたとされ、ツタンカーメンのお墓にもラベンダーの香りが残っていたという有名な話があります。

中世ではスピリチュアルな方面にも結び付けられ、ラベンダーは魔除けとして使われていた歴史があります。
また、ラベンダーの香りは恋愛に力を発揮したり、住まいの周りにあると家庭円満に導いてくれたりするとも信じられていました。
現代のアロマテラピーが誕生したきっかけとなったのはラベンダーが発揮する鎮静作用ですし、ラベンダーの香りが持っているさまざまな効果は、今なお多くの研究の対象となっています。

 

ラベンダーの有効的な利用方法は?

ハーブの女王のラベンダーですが、実際にどんな方法で利用すればいいのでしょうか。

庭の花壇やベランダの植木鉢で育ったラベンダーに花が咲いたら摘み取り、切り花として楽しむことができます。
しかし、ラベンダーは水揚げがあまり良くありません。
切り花として鑑賞するのは2日間程に留め、その後はドライフラワーにするとさらに長く楽しむことができます。

ラベンダーの花は水分が少なめで程良く肉厚なため、ドライフラワーを作るのに適しています。
作り方も簡単で、まずは茎についている葉を丁寧に取り除きましょう。
手で持てるくらいのボリュームの束を作って麻ひもなどで束ね、風通しがよく直射日光のあたらない場所に吊るし、数日間乾燥させます。
茎がぽきっと簡単に折れるくらいまで乾燥したら完成です。

ドライフラワーとして乾燥させたラベンダーは、刻んでお茶用のパックに入れればリラックス効果の高い入浴剤として活用できます。

花穂はハーブティーとして楽しむことも可能です。
ハーブティーは乾燥させたラベンダーだけではなく、摘みたてのフレッシュハーブティーでも大丈夫です。
ドライなら大さじ1杯、フレッシュの場合は大さじ2杯に熱湯を注ぎ入れ、2分ほど蒸らします。
お湯がインクブルーに染まり、いい香りが出たら飲み頃の目安です。
その量でカップ3~5杯分のハーブティーが楽しめますよ。

また、ラベンダーをリボンで束ねて作るバンドルズ(ラベンダースティック)もおすすめです。
花穂を茎で覆ってリボンで編みながら仕上げるため、長く香りが楽しめると同時に、花穂がぽろぽろこぼれにくくなる点も魅力です。

ラベンダーの効果を生活に取り入れよう

ハーブの女王であるラベンダーの語源は、その特徴や特性に由来していることわかりました。
現代医学が発達する前から、ラベンダーの持つ殺菌、抗菌作用などが注目されていたわけですね。

IN NATURALには鉢植えやドライフラワーはもちろんのこと、アロマビーズを詰めたぬいぐるみなど、さまざまなアイテムが揃っています。
万能ハーブであるラベンダーを、それぞれのライフスタイルや好みに合わせた形で選び、日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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