月桂樹をシンボルツリーに!気になる管理方法は?

月桂樹

こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。
月桂樹と聞いてピンとこなくても、料理に使う香辛料ローレルといえば知る人も多いはずです。
古代ギリシアから勝利の象徴としても知られ、人々になじみ深い月桂樹ですが、庭に植える樹木としても人気があります。
一年中緑を絶やさない雌雄異株の常緑高木で、5~10メートル位に大きく育つので、新築のガーデニングプランではシンボルツリーの候補としておすすめです。
ここでは月桂樹の特徴や育て方について紹介します。

 

庭をワンランクアップしてくれる?月桂樹について知ろう!

月桂樹はクスノキ科ゲッケイジュ属の常緑高木で、元来は地中海沿岸に分布していました。
一年中楽しめる光沢ある緑の葉のほか、春にはポンポンのような薄黄色の花を咲かせ、秋には紫色の8~10mmくらいの実をつけ季節を感じさせてくれます。
葉は隙間なく茂り、庭の目隠しにもよく使われます。
日本の四季にも順応しやすい強さを持っているうえ、樹形は気品を感じさせる美しさがあり、庭のシンボルツリーにもとても適しているのです。
属名の Laurus はケルト語の「laur(緑色)」に由来し、種小名の nobilis は「気品のある」という意味を持っています。

Laurus nobilis

 

料理のほかにも使える!暮らしの中でマルチに役立つ月桂樹

月桂樹はもともと地中海沿岸に生息したため、基本的に水はけのよい肥沃で暖かい土地を好みます。
同時に耐寒性、耐暑性もあり、刈込にも強く丈夫な植物です。
日陰でもすくすくと育つので、初心者から上級者までが栽培を楽しめます。

また、料理用にローリエまたはローレルという名で知られている通り、強い香りを持つ葉を乾燥させ香辛料として使うことができます。
香りづけや肉や魚の臭み消しとして煮込み料理やマリネなどに使用できます。

また精油成分には、血圧を下げたり食欲を増進させたりする効果のほか強い抗菌力もあります。
その芳香は精神を安定させるとしてアロマテラピーに使用されるほか、肌や頭皮の調子を整えるなどアンチエイジングにも効果を発揮します。

料理だけでなく、医療や美容、抗菌・防虫などにも役立つ月桂樹は、生活面で様々な用途があり活用できるという特徴を持っているのです。

 

月桂樹のウィークポイントとは?寒さと害虫からは守ってあげよう!

さまざまな魅力のある月桂樹ですが、栽培する上での注意点にはどのようなものがあるでしょうか。
月桂樹はとても丈夫で育てやすい植物ですが、極端な寒さを嫌うため防寒対策を施すことがポイントとなります。
東北南部以南なら問題はありませんが、東北北部より北の地域で庭植えをする場合は、寒風や雪害を防ぐ囲いなどをするのが良いでしょう。

水やりについては、苗を植え付けたときに十分に行うことが大切です。
一度根付いてしまえば特に水やりの必要はありませんが、根付くまでの期間は土の表面が乾いたらたっぷりと水をやりましょう。

また、月桂樹は香りがあるため、カイガラムシやハマキムシ、テッポウムシなどの害虫が付きやすい植物です。
枯らさないためには害虫への対策が非常に重要で、出来るだけ病気を併発させない注意が必要です。
そして、こまめな剪定をすることも栽培するうえでの大切なポイントです。
枝が混みあうと葉が枯れたり害虫が発生したりする原因となってしまいます。

 

月桂樹の管理はたったこれだけ!欠かせないお手入れとは?

月桂樹の日々の管理では具体的にどのようなことをすればよいのでしょうか。
月桂樹はとても丈夫で乾燥にも強く、極端な寒さ以外の環境には耐えることができ、特に土質を選ばずに育てることができます。
また庭植えで2年以上たつ株は水やりの必要もないので、比較的手入れが楽な樹木と言えます。

必要な管理としては追肥があります。
月桂樹は成長が速いため肥料が切れると元気がなくなってしまいます。
庭植えのものは、2月になったら寒肥としての有機質肥料を株元の周辺に埋めておきましょう。

注意すべきは病害虫対策です。
月桂樹は非常に害虫が付きやすい樹木ですが、特にカイガラムシ類が発生すると樹液を吸われ、樹勢が弱ってしまいます。
また排せつ物が葉や枝に堆積すると、それに黒いすす状のカビが発生しすす病を誘発します。
すす病になると、黒いカビが堆積することにより見た目が悪くなり、光合成を妨げるためさらに株が弱くなります。
カイガラムシはこすって落とし、すす状のカビはふきとるか枝ごと切り落として処分します。
種類により発生回数の違いがありますが、5月から7月には幼虫が発生するため、初夏から夏にかけての季節は特に病害虫対策に力をいれましょう。

また害虫の発生を避けるためにも、こまめな剪定や切り戻しを行います。
刈込は厳寒期を避けて行い、必要があれば樹形を整えたり、細かく枝が分枝した個所は枝を間引いたりして風通しをよくしておきましょう。

Laurus nobilis - 1

 

実用的で運気もアップ!庭の表情をつくる月桂樹で暮らしを楽しく

月桂樹の特徴や活用方法、育て方について紹介しました。
さらに月桂樹は、生育が旺盛で芽吹きが良いという特性を活かして、生垣にしたり様々な形に仕立てたりと、和風にも洋風にも庭の雰囲気をつくり出せます。
自在にデザインできるという点も庭木として育てやすいポイントです。

古代ギリシア時代から太陽神アポロンの木とされ勝利と栄光の意味を表す月桂樹は、現代でもなお愛されています。
日本でも縁起物とされ記念樹としても人気が高く、風水では気の流れを整える樹木とされています。
プラスのパワー溢れる月桂樹は庭のシンボルツリーにぴったりな樹木といえそうです。

生活のさまざまなシーンで楽しめる魅力いっぱいの月桂樹。
ぜひお庭にいかがでしょうか。