カツラを庭木にする!何に注意して育てたらいいの?

こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。

庭のシンボルツリーとしてカツラを選びたいと考えている人もいるかもしれませんね。
みずみずしい新緑と鮮やかな紅葉の両方が楽しめるカツラは、独特の甘い香りがすることでも知られています。
庭木にすれば、端正な樹形がそこに住む人の心をいやしてくれるでしょう。
そんなカツラを育てるにあたっては、どんなことに注意すれば良いのでしょうか。

カツラとはどういう特徴がある木?

カツラはカツラ科カツラ属に分類される日本原産の落葉高木です。
日本全国の高地に自生しており、北海道では平地でもみられます。
すんなりと真っ直ぐに育つ高木で、放置すると樹高は30メートルほどにもなるのです。
ほうきを逆さにしたような美しい樹形を持ち、天然記念物に指定されているものもあります。

天然のカツラは湿潤な土壌を好みます。
しかし、比較的乾燥に強いため、公園樹や街路樹として植えられることも多い樹木です。
日差しの強い場所でなければ、自然の降雨だけでも育ちます。

カツラの葉は丸く愛らしいハート型です。
初夏には新緑、秋には紅葉が人の目を魅了します。
春に開花の時期を迎え、花弁のない赤い雄花・雌花が樹木全体をうっすらと赤色に染めあげます。
とはいえ、カツラの花は風に花粉を運ばせる風媒花なので、「虫をひき付ける華やかさ」を持ちません。
花そのものは目立たないため、注意深く観察しないと見過ごしてしまうこともあります。
雌株が受粉すると小さいバナナのような実を付けます。

カツラから切り出した木材は耐久性があって香りが良く、将棋盤や彫刻の材料として広く使われてきました。
寿命の長い樹木ではあるものの種子による繁殖力が弱く、2018年11月時点で準絶滅危惧種に分類されています。
そのため、市場への供給量は減ってきています。

どんな環境で育てたらいいの?

カツラはもともと湿り気のある肥沃な土壌に自生する樹木なので、庭木として育てる場合は強い直射日光の当たる場所を避けることが大切です。
明るい日陰から半日陰くらいの場所を選ぶと良いでしょう。
夏季に強い直射日光を浴びると、葉焼けを起こしたり枯れたりするおそれがあります。
乾燥には比較的強いとはいえ、乾燥しすぎないように十分注意しましょう。

カツラが大きくなりやすい樹木だということを知っている人でも見逃しがちなのが根です。
樹高が高くなるにつれて頑丈な根を張り広げていくため、住宅の基礎や地下に埋めた住宅用設備などに影響を及ぼしかねません。
一度植えると移動するのが容易ではないので、あらかじめ壁や建物から離れたところに植えるようにすると安心です。
また、カツラは枝を横方向に伸ばす習性があり、高い場所ほど広く枝を広げます。
自宅の2階などから景観を楽しみたい場合は、視野がさえぎられる可能性があるため注意が必要です。

庭木にするなら剪定は必須

カツラは病害虫に耐性があり、虫や病気が付くことはあまりありません。
庭木として植えたとき、メンテナンスが楽なのがメリットといえるでしょう。
しかし、放置すると大きくなりすぎるため、定期的な剪定で樹形を整えなくてはなりません。

カツラを数年間放置してから一気に剪定すると、ゴツゴツとした枝ぶりになりがちです。
優しく柔らかな樹形をキープしたいなら、こまめに剪定することが求められます。
少なくとも1年に1回は剪定して、樹形を整えましょう。
年に1回剪定するなら、落葉期の12月~3月に行うのが最適です。
2回目の剪定を行う場合は6月~7月の生長が一段落した頃に済ませると良いでしょう。

自然樹形が魅力の木なので、不適切な剪定をすると樹形が乱れて台無しになりかねません。
剪定ではあくまでも自然樹形をキープすることを心がけ、枯れ枝や混み合っている部分の不要な枝を取り除く程度にとどめます。
枝の途中を剪定すると、その部分からたくさんの芽が出て均衡が乱れてしまいます。
そのため、枝の先端だけを切り落とすのは避けましょう。

カツラを小さく育てたい場合は、枝分かれしている根元から剪定することをおすすめします。
カツラは生命力が強く、幹の根元を切断するとそこから新しい芽(ひこばえ)が育ちます。
自然の姿は一本立ちですが、複数の幹からなる株立ちでも美しい樹形が楽しめます。
管理の面でも株立ちのほうが楽かもしれません。

太い枝を切ったときは切り口に癒合剤を使うのも良い方法です。
癒合剤は剪定した部分を保護して雑菌や雨水が浸入するのを防ぎます。
ホームセンターなどで購入できるので、自分で剪定するなら購入しておくと安心です。

美しい樹形を保つならプロの手を借りる手も

カツラは自然樹形が美しい樹木です。
新緑と紅葉の両方が楽しめるうえ病害虫にも強いことから、自宅のシンボルツリーとして選ぶ人が増えています。
しかし、生長スピードが早いので、大きくなりすぎないよう十分注意しなくてはなりません。
とはいえ、不用意に剪定すると、せっかくの樹形が乱れてしまいます。

不慣れな人が剪定すると、細かい部分をいじりすぎて不ぞろいになったり、逆にそろえすぎて不自然になったりしがちです。
全体の均衡やその後の生長に配慮しながら適切な剪定をするのは簡単ではありません。
カツラ特有の柔らかく美しい樹形を自宅の庭で楽しみたい場合は、剪定やメンテナンスをプロに任せるのも一つの方法です。
その際はぜひインナチュラルまでご相談くださいね!

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