紫陽花を植え替えるときの植木鉢の選び方とは?

こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
梅雨のどんよりとした天気を吹き飛ばすように凛と咲く紫陽花は、日本でも古くから親しまれてきた美しい花です。
華やかでいて小さくて繊細な花を咲かせ、人の心に温かい気持ちを届けてくれるその立ち姿は、母の日のプレゼントとしても人気が高まっています。
そんな紫陽花は、実は鉢植えでもとても管理しやすい花です。
ここでは、紫陽花の特徴や鉢植えを選ぶ際のポイントを解説していきます。

紫陽花を育てるなら鉢植えがおすすめ

紫陽花の原産国は、実は日本であることを知っていますか。
古くは万葉集に登場するほど、日本では長い間親しまれてきました。
紫陽花は3月半ばになると成長期に入り、5月〜7月に開花します。
9月〜10月にかけて花は枯れていき、11月〜3月上旬まで休眠期に入るというサイクルを繰り返すのです。

紫陽花には「七変化」という別名があることからも分かるように、時期や条件によって花の色を変える特性があります。
花の色が変化する原因は、主に2つ。
1つは、時間の経過による老化現象です。
フェアリーアイや西安といった秋色紫陽花は秋まで長く開花しますが、その間に鮮やかだった色がくすんだ緑や赤に変化します。
花の色素が少しずつ分解されることによって、このような変化が起こるのです。紅という品種が白から深紅へ変化するのも、アナベルが白から緑へ変化するのも、すべて同じ現象が原因なんですね。

もう1つの原因は、土の酸度によるものです。
紫陽花は、酸性の土壌に植えると花が青くなり、中性から弱アルカリ性の土壌に植えると花がピンクになります。
そのため、青花系の品種を中性から弱アルカリ性の土壌に植えると、赤みを帯びた紫になってしまいます。
逆に、ピンク花系の品種を酸性土壌に植えると、青みを帯びた紫になるのです。

紫陽花といえば、地植えでたくさん咲いているイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、地植えだと雨が直接降り注いでしまうこともあるため、実は鉢植えの方が土壌の管理は簡単なのです。
園芸に慣れていない人や、紫陽花の栽培に初めて挑戦するという人には、鉢植えで育てることをおすすめします。

植木鉢を選ぶときのポイント

紫陽花の苗木は、4月〜5月頃になると店先に並びます。
紫陽花は一般的に、開花した状態で売られているので、好みの花の色や立ち姿のものを選ぶといいでしょう。
たくさん出回っている時期の方が品質の良い苗が手に入りやすいので、なるべくたくさんある時期に買うことをおすすめします。
花は七分咲きくらいで、まだ蕾がついている苗を選ぶのがポイントです。
また、葉に艶があるものや、枝が太くて根元がしっかりしているものは、元気な苗という証拠ですよ。

購入した苗は小さめな鉢に入っていたり、通気性の悪いプラスチック製の鉢に入っていたりすることがほとんど。
そのままの鉢で育てると根が成長しにくくなってしまうので、購入後はひと回り大きい植木鉢に植え替えましょう。
また、鉢での栽培は、乾燥させないようにすることが重要です。
一部の品種は水がなくなるとすぐに萎れてしまうので、土の表面が乾いたと思ったら、たっぷりと水を与えましょう。
基本的には日当たりを好みますが、夏の強い日差しには当てないように注意が必要です。

紫陽花に合う植木鉢のデザインや機能

紫陽花は、根っこが斜め横に広がる傾向にあります。
そのため、丸くてやや深めの鉢を使うのがおすすめです。
また、紫陽花は乾燥に弱いので、保水性のある鉢を選ぶことも重要なポイントとなります。
ただし、プラスチック鉢のような保水性の高すぎるものを使うと、根腐れの原因にもなります。
土鉢や磁器鉢あたりがちょうど良い性質です。

土鉢には素焼き鉢、駄温鉢、化粧鉢の3種類があります。
駄温鉢は適度な保水性と通気性を備えており、根の呼吸を促すのに最適なのでおすすめです。
また、釉薬を施した鉢も水持ちが良いので、紫陽花に向いているといえるでしょう。
逆に、素焼き鉢は通気性が良すぎて土が早く乾いてしまうので、水を好む紫陽花には合いません。
茶碗のような質感の化粧鉢も、一般的には室内で観賞用に使うのに向いている鉢なので、栽培にはあまり向かないでしょう。

紫陽花は、選んだ鉢によって和風にも洋風にも仕上げられます。
花の色や置きたい場所などから想像して、イメージに合う鉢を見つけましょう。紫陽花の種類によっても合う鉢は異なります。
アナベルのような華やかでボリューム感のある紫陽花は、高さのある鉢に入れると花が強調されるのでおすすめです。
また、紫陽花が成長するごとに植木鉢のサイズも大きくしていくと、紫陽花の花にもボリュームが出て、よりゴージャスな雰囲気を演出できますよ。

初めての人も賃貸の人も紫陽花は鉢植えで!

鉢植えで育てる紫陽花は、お手入れもそんなに難しくないので、初めて挑戦する人や慣れていない人にはおすすめです。
また、賃貸に住んでいると地植えができませんが、鉢植えなら気軽に育てられます。
インテリアとして飾ればアクセントになり、部屋の中に落ち着いた雰囲気と風情が溢れることでしょう。
良い苗をよく見定めて、紫陽花が育ちやすい植木鉢を選び、楽しく紫陽花を育ててみてはいかがですか。