こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
独特の樹形が魅力のガジュマル。
生命力が強いことから育てやすいこともあり、観葉植物としても人気があります。
一方、生命力が強いため生長が早く、剪定が必要不可欠です。
そこで、この記事ではガジュマルの剪定方法や剪定時期を紹介します。
ガジュマルの剪定は、他の植物とは違い、思い切った剪定が必要です。
剪定の仕方を覚えてガジュマルを楽しく育てましょう。
目次
ガジュマルの剪定はとても重要
ガジュマルは生長が早く、ワンシーズンで20~30cmも生長することがあるため、剪定がとても重要です。
もし放っておくと、見た目が不格好な株になりますし、室内やベランダなど限られたスペースでは邪魔になります。
また、枝や葉が生い茂ると、生長に影響が出る場合もあるので注意が必要です。
たとえば、風通しや日当たりが悪くなることにより害虫が付きやすくなります。
そのため、枝や葉を間引く剪定という作業が必須です。
せっかく育てたガジュマルを切るなんて、と抵抗を感じる人もいるでしょうが、好みの樹形にするのもガジュマルを育てる楽しみなので、剪定の仕方を知っておきましょう。

ガジュマルの剪定は思い切りが必要
ガジュマルの剪定には思い切りが大切といわれます。
他の観葉植物のように形を整えるだけの剪定よりも、株の下のほうから丸坊主にしてしまう「切り戻し剪定」という方法がよく取られます。
切り戻し剪定とは、伸びすぎた枝や茎を切り取り、株を短くすることによって樹形を整える方法の1つです。
そのうち、丸坊主というのは葉や枝に栄養が行き届かず生気がなくなっているときや、一から木の形を作り直したいときなどに用いられます。
生命力がとても強いのがガジュマルです。
切り戻し剪定は人の頭を丸坊主にするときのように幹以外の枝を切り落とすため、はじめは勇気がいりますが、すぐに芽が生えてきます。
剪定時期さえ誤らなければ、思い切って剪定してもかまいません。
ガジュマルを丸坊主にする方法
丸坊主にする方法は、いたって簡単です。
太い幹の部分を残して、そこから上の枝をすべて切り落とすだけです。
こうすると、ガジュマル本来の力強い枝が育ちはじめます。
環境によって違いはありますが、だいたい1週間から1カ月で芽が出るでしょう。
芽が生え、枝が伸びてきたら、生長する姿を想像しながら剪定をしていきます。
伸びてほしくないほうへ伸びている枝は根元近くから切ります。
想定通りに伸びている枝・葉は3分の1か3分の2を目安に剪定して形を整えます。
また、剪定した際に分岐のところから新しい芽がでるので、枝の切り口には癒合剤を塗りましょう。
なお、切り戻し剪定を行うと葉や枝が減るため、水分を吸収・蒸発しなくなります。
そのため、与える水の量を減らします。
細かなところでは、室内などにガジュマルを置く場合、好みの高さになるように真上に伸びる枝の先端を切るのがポイントです。
また、枯れた枝がある場合は、他の枝の生育に影響を与えてしまうので切ってしまいましょう。重なり合っている枝は、どちらかを途中できるのが基本です。
必要なら根本から切ってしまってもかまいません。
ガジュマルには、特に理想の樹形といったものはありません。
自分の好みの樹形を選べるのもガジュマルを育てる楽しみの1つといえるでしょう。
その際は、イメージした樹形の一回り小さい大きさに剪定するのがコツです。

ガジュマルの剪定時期はいつがいいの?
ガジュマルの剪定に適した時期は5~7月です。
この時期が、ガジュマルの生育が盛んで葉や枝が育ちやすいからです。
剪定はガジュマルにダメージを与えます。
そのため、5月など生長が盛んな時期の前半で剪定を行い、ダメージを最小限に抑えるのが基本です。
一方、10〜3月の時期はガジュマルの生長はほぼとまります。
切り戻し剪定で丸坊主にするときは、この時期に行うのはやめましょう。
5~7月以外の時期に剪定を行う場合は、形を軽く整える程度に留めておいたほうがよいです。
剪定した枝で挿し木しよう
ガジュマルを剪定したら、その枝で挿し木をして増やすこともできます。
まず、切った枝のうち、枯れていない生気のある枝を選びましょう。
次に、2~3節を目安に斜めにカットします。
切り取ったところから樹液が出てきたら水で洗い流しておきましょう。
そして、好みの大きさの鉢などに、観葉植物用の土または赤玉土にバーミキュライトを少量加えたものをいれます。
土のポイントは水はけがよく、水持ちのよいものを選ぶことです。
なお、挿し木用の土も販売されているので、これらを利用してもよいでしょう。
土が用意できたら、枝の2分の1ほどを土に挿します。
多めに水分をあげたら挿し木の完了です。
土が乾きにくい半日陰の場所に置きましょう。
樹形を楽しむために不可欠な剪定
ガジュマルは他の植物にはないユニークな樹形が魅力の観葉植物です。
ガジュマル独特の樹形を楽しむためには、思い切った剪定がポイントとなります。
切り戻し剪定・丸坊主などの方法があるので、トライしてみてはどうでしょうか。
慣れないうちは枯れてしまわないかと不安に感じることもあるでしょうが、ガジュマルはとても生命力が強い植物です。
剪定の時期を間違えなければ、すぐに芽が生えてきます。
ガジュマルを育てるためには切り戻し剪定を定期的に行うことが不可欠なので、この機会に知っておきましょう。
いろいろなガジュマルご紹介します

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