こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
コアラの食料としてよく知られているユーカリは、観葉植物としても人気があります。
しかし、ユーカリは非常に成長が早いため、庭に植えたまま放置しておくと必要以上に大きく成長してしまいます。
そこで、ユーカリを扱いやすい大きさにとどめておきたいときに効果的なのが、鉢植えで育てるという方法です。
今回は、ユーカリの特徴や鉢植えで育てるときの注意点などについて紹介します。
ユーカリは品種によって性質が違う
そもそもユーカリとはフトモモ科ユーカリ属の植物の総称であり、一つの品種を示す言葉ではありません。
変異種や改良種を含めると、ユーカリには1000以上の品種があり、葉の形状や生育に適した環境がそれぞれ異なります。
また、一般的にユーカリは暑さに強い植物だとされていますが、中には寒さに弱い品種もあります。
そのため、観葉植物としてユーカリを育てる際は、育てる環境に適応できる品種を選ぶ必要があるのです。
ユーカリのどの品種にも共通する特徴として、非常に成長が早いという点が挙げられます。
すなわち、観賞用のユーカリは必要以上に育ってしまわないように定期的に剪定や植え替えをする必要があるのです。
そして、ユーカリは葉だけではなく花にも特徴があり、品種ごとに色や姿、開花時期の異なる花を咲かせます。
ユーカリの花言葉は「再生」や「新生」、「思い出」など、成長の早さを想起させるような言葉です。
世界的にみると、ユーカリの分布は原産地であるオーストラリアに集中しており、その他の地域としてはタスマニア島でも自然に生えています。
また、オーストラリアの森林を構成している樹木のうち、8割がユーカリによって占められています。
ちなみに、コアラはユーカリであればどの品種のものでも食べられるわけではありません。
コアラが食べられるのは、1000以上ある品種のうちでも40品種程度に過ぎないとされています。
なお、ユーカリという名前は学名の英語読みである「ユーカリプタス」の略称です。
そして、この学名の由来は「よく覆われた」という意味のギリシャ語にあります。
なぜ「よく覆われた」という言葉がユーカリを表すのかについては諸説あるため、一概にはいえません。
一説には、成長の早いユーカリが乾燥地を緑で覆う様子からきたといわれています。
また、ユーカリのつぼみが蓋に覆われているような形状をしていることに由来するという説もあります。

鉢植えはどこで育てたらいいの?
ユーカリは日当たりのよい場所を好む植物なので、鉢植えで育てる場合でもなるべく日当たりのよいところに置くようにしましょう。
太陽が出ている間は常に日光を浴びせておけるような環境が望ましいです。
室内でも育てることはできますが、まったく日差しが入らないような場所だとうまく育ってくれません。
最低でも半日陰になっている場所を選ぶようにしましょう。
また、風通しのよいところを選ぶということも重要です。
ユーカリには乾燥を好んで湿気を嫌うという性質があり、多湿状態が続くと根腐れを起こしてしまう恐れがあります。
春から秋にかけては、庭やベランダ、日当たりの良い室内などに鉢植えを置くとよいでしょう。
ただし、冬越しに関しては注意する必要があります。
ユーカリの品種の中には寒さに強いものと弱いものがあり、寒さに弱いものを冬になっても屋外に出しておくと葉が落ちてしまうことがあるのです。
そのため、寒さに弱い品種は冬がくる前に鉢植えを室内に移すようにしましょう。
特に、店頭で販売されているような品種は関東以北の地域の寒波には耐えられないことが多いので注意が必要です。
なお、鉢植えには植木鉢が必要なので持っていない方は事前に準備しておきましょう。

鉢植えで育てるときの注意点は?
鉢植えでユーカリを育てる際に注意すべきポイントとして、まずは水をやりすぎないということが挙げられます。
ユーカリは乾燥を好む植物なので、水をやりすぎると根腐れを起こして葉が先端から茶色くなってくることがあります。
鉢植えに水をやるときは、土の表面が乾いたタイミングを一つの目安にするとよいでしょう。
ただし、乾燥に強いとはいってもユーカリは成長のために水を必要としています。
そのため、特に土が乾きやすい夏は、水切れを起こさないように土の乾き具合に注意を向けておくとよいでしょう。
ユーカリの鉢植えに用いる培養土としては、保水性の高い観葉植物用よりもハーブ用が向いています。
また、ユーカリはそれほど肥料を必要としない植物なので、植え付けや植え替えのときに緩効性肥料を土に混ぜておけば十分です。
植え替えは2年に1回程度の頻度で行うようにしましょう。
次に、屋外で育てる場合はハダニやコガネムシなどの害虫が付きやすいため、発見したら薬剤などで駆除してやる必要があります。
そして、ユーカリは成長が早いので定期的な剪定作業が必須となります。
剪定を行う際のコツとして、枝は途中からではなく付け根の部分から切り落とすとよいでしょう。

剪定した枝はドライフラワーで楽しもう
育てる際は剪定を必ず行うことになるユーカリは、その香りのよさからハーブとしても高い人気を誇っています。
そのため、剪定した枝をドライフラワーにすれば、さらにユーカリを楽しむことができるでしょう。
ユーカリは鉢植えであれば冬越しの心配もなく、初心者でも育てやすい植物なので、IN NATURALの各店で探してみてはいかがでしょうか。
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