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アレカヤシはなぜ枯れるの?上手に育てる方法は?

Decorative Areca palm in interior of room

こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
南国の雰囲気を出してくれることでインテリアとして人気のアレカヤシ。
複数の細長い葉の曲線の美しさが特徴です。
暖かい地域に自生する植物のため、気候の異なる日本では気を付けないと枯れてしまうことがあります。
しかし、原因を把握して対策をすれば枯らすことなく育てることが可能です。
この記事ではアレカヤシが枯れる原因と対策方法を解説します。

アレカヤシとはどういう植物なの?

アフリカ南東にあるマダガスカル島原産のヤシ科の植物です。
熱帯や亜熱帯に自生するため寒さに弱く、10度以下の環境にいると傷んだり枯れたりしてしまいます。
日本ではお店の入り口やホテルのロビーなどに観葉植物として飾っているところあり、1.5m前後の高さが一般的です。
しかし、本来は生長が早い植物のため、気温の暖かい原産地では8~10mの高さに育ちます。

アレカヤシが枯れるのはどんなとき?

アレカヤシが枯れてしまう原因は、大きく4つに分けられます。

1つ目は温度調整ができていないことです。
暖かい地域が原産のアレカヤシは寒さに弱いため、日本では冬越しに失敗するケースが多くあります。
気温が10度以下になると枯れていくので温度管理に気を付けなくてはなりません。
また、寒暖差が大きくても枯れやすくなります。
日中は暖かかったからといって夜間も同じ場所に置いておくと、10度を下回ってアレカヤシが傷みやすくなります。
また、外出時の天候による気温の変化にも注意が必要です。

2つ目は日当たりの良し悪しが挙げられます。
アレカヤシは南国の雰囲気があるため、光に当てるとよく育つと思われがちです。
しかし、強い直射日光に当てすぎると葉焼けを起こす可能性があります。
葉先から変色したりチリチリになったりするので、せっかくのきれいな緑色が台無しになってしまうのです。
反対に、日当たりが不十分でも枯れてしまいます。
日が当たらない場所に置いた後、葉が垂れ下がってきたら日照不足のサインです。

Cute little kitten near Areca palm at home

3つ目は水やりが上手くできていないことです。
アレカヤシは水を与えすぎると根腐れすることがあります。
根腐れすると根から栄養を吸収できなくなってしまい、枯れてしまうのです。
一方で、水分が不足しても枯れてしまいます。
葉の先だけが茶色いのであれば、水分が足りていない可能性が多いです。

4つ目は鉢の中で根詰まりしていることです。
温度や水分の管理をし、日当たりの環境も問題ないのに枯れてしまう場合は、根詰まりの可能性があります。
アレカヤシは成長が早く、本来であれば8m以上の大きさになる植物です。
伸びた根によって鉢の中がきつくなり、水分や栄養を吸収しにくくなるので次第に枯れていくのです。

どんな点に注意して育てればいい?

アレカヤシを枯らさずに育てるために注意するポイントが4つあります。

1つ目は冬場の温度は10度以上をキープすることです。
気温が10度以下になると傷んだり枯れたりするので、気温が20度以下の日は外には出さず室内に置くようにしましょう。
天気が良ければ、窓辺に置いて日光に当てると自然に暖かい環境になります。
天候の悪い日や夜間は冷え込むので、暖房器具で室温を10度以上にすることが大切です。

2つ目は、直射日光が当たる場所を避けつつ日当たりを確保することです。
特に屋外にアレカヤシを置くときは、遮光ネットや寒冷紗を被せることで熱や刺激を防げます。
いずれもホームセンターや園芸屋にも売っているので必要に応じて手に入れましょう。
屋内の場合は、薄いレースカーテン越しに日光を当てると良いです。
また、アレカヤシは耐陰性があるので半日陰のところに置いても良いでしょう。
もし、半日陰の環境で葉が垂れ下がったら日当たりが不十分なので、日当たりの良い場所に移動させます。

Decorative Areca palm in interior of room

3つ目は、季節や気温に合わせて水やりのタイミングや頻度を調節することです。
春夏の暖かい時期は土の表面が乾燥したら水やりをします。
冬あるいは気温が15度以下であれば、土の表面が乾燥し、2~3日後に水を与えます。
乾燥させて樹液の濃度が上がると、寒さに強くなるからです。
ただし、水やりの頻度を減らした後に葉が垂れ下がるのであれば、頻度を少し増やして様子を見ましょう。
また、アレカヤシに十分な水を与えながら根腐れを防ぐためには、葉水を行う方法もあります。
葉水とは、霧吹きを用いて葉の表面に水を吹きかけることです。
葉の表面から直接、水分の吸収ができるので、水やりの調節が難しく感じたら葉水をしてみましょう。

4つ目は、気温や日当たりに合わせてアレカヤシの置き場所を移動させることもポイントです。
寒暖差によって枯れることを防ぐには、気温の変化が少ない環境で育てなくてはなりません。
季節だけでなく1日の中でも昼と夜で気温差が生じるので、何度も場所を動かして気温が大きく変わらないようします。
例えば、昼間は暖かくて玄関に置いていても夜間に気温が10度以下になるようであれば、暖房のついた部屋に移動させましょう。
適切な環境を整えてあげればアレカヤシが枯れるのを防ぐことにつながります。

育てる場所を選べば育てやすい

アレカヤシは原産地と環境が異なる日本でも、温度管理や水分管理がしやすい場所を選べば育てやすい観葉植物です。
日本では部屋のインテリアとして扱いやすい8~10号のサイズが人気です。
ぜひIN NATURALで良いアレカヤシを探して育ててみてくださいね。