こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。
熱帯アフリカ西部が原産地であるサンデリアーナは、別名「ラッキーバンブー」「開運竹」などと呼ばれ、縁起がいい観葉植物として人気です。
風水のアイテムとして知っている人も多いでしょう。
また、サンデリアーナ自体は非常に丈夫なため、初めて観葉植物を育てるという人にもおすすめです。
では、サンデリアーナは一体どういう観葉植物なのでしょうか、育て方や気をつける点などと共に見ていきましょう。
ストライプが美しいサンデリアーナ
サンデリアーナは、笹のような細長くツヤのある緑の葉っぱに黄色や白のストライプ模様が入った植物です。
このストライプ模様はシンブルですが美しく、それがサンデリアーナのインテリアとしての人気の1つにもなっています。
また、サンデリアーナは大きく成長する植物で、茎を縦に伸ばすと2m~3mにもなります。
そんな茎は葉っぱがないと、まるで竹であるかのように見えてしまいます。
サンデリアーナはドラセナ属で竹ではないのですが、別名に「竹」「バンブー」とつくのはそれが理由なのです。
茎は柔らかいため、曲げやすくなっています。
そのため、インテリア向けに茎を曲げて加工することも可能です。
茎をユニークな形状にして、目で楽しんでいる人も大勢います。
模様を保つためには光が必須
サンデリアーナは、自由に曲げることができる茎の部分ばかり注目されがちですが、ストライプ模様の葉もインテリアとして美しく魅力があります。
そんなサンデリアーナの葉のストライプ模様を保つためには、適度に日光を当ててやる必要があります。
ただし、直射日光を当てると葉焼けをしてしまいます。
最悪の場合、葉だけでなく茎も全てダメになってしまう場合もあります。
サンデリアーナは熱帯のジャングルが原産地ですが、樹木の中では低木であるため、直射日光に当たることは苦手なのです。
レースのカーテン越しの光ぐらいがちょうど良い環境です。
それ以上暗いところで育てると、ストライプの模様がぼやけてしまうので、注意するようにしてください。
たっぷりの水で乾燥を防ぐ
サンデリアーナは乾燥が苦手なので、春から秋にかけてはたっぷりと水を与えて、土を乾かさないように気をつけましょう。
鉢底から水が流れ出るくらいが水やりの目安です。
ただし、常に土が湿った状態になると、逆に根腐れの心配が出てきてしまいます。
受け皿に水が溜まったら、こまめに捨てることが大事です。
サンデリアーナは冬場になると、成長が止まってしまいます。
また、もともとは熱帯のジャングルに生息している植物のため、寒さには弱い植物です。
そのため、冬が近づき寒さが増すにつれ、水の量と回数を減らすようにしてください。
水やりをするタイミングは、土がかなり乾いてきてからがおすすめです。
その際、霧吹きを使って、葉に水を与えるのを中心にするといいでしょう。
夏場はハダニ対策が重要
サンデリアーナは丈夫な観葉植物ですが、それでも害虫の被害には遭ってしまうことがあります。
サンデリアーナにつくのは、ハダニという害虫です。葉の裏側にくっついて、サンデリアーナの栄養を吸い取り、成長を妨げるのです。
早いうちの対処が大切ですので、注意するようにしてください。
葉の色がいつもと違うと気づいたら、ハダニがついているかどうか、葉の裏を確かめるようにしましょう。
ハダニは湿り気のある場所が苦手です。
そのため、乾きやすい夏場は特に霧吹きで葉に水を与えて、ハダニがつかないように予防しましょう。
ハダニの数が多いときは殺虫剤を使用しますが、牛乳と水を1:1で割ったものを霧吹きして、ハダニを窒息させるのも効果的です。
熱帯原産だから寒さが苦手
熱帯原産の植物であるサンデリアーナは寒さが苦手で、暖かい場所を好みます。
そのため、冬場の温度管理には、特に気をつけるようにしてください。
サンデリアーナは5度ぐらいまでの寒さには耐えられますが、15度を下回ると生育が徐々に悪くなると言われています。
気温が15度を下回り始めた頃を目安にして、屋内の暖かい場所に鉢植えを移して育てるようにするといいでしょう。
ただし、エアコンの温風が直接当たってしまう場所はNGです。
というのも、サンデリアーナが乾燥してしまい、かえって状態が悪くなってしまうからです。
サンデリアーナは乾燥した状態に弱い観葉植物でもあるのです。
そのため、暖かく、そして乾燥しにくいという置き場所を選ぶようにしてください。
植え替えしながら長く楽しもう
サンデリアーナは縦に伸ばすと2m~3mくらいになるほど、大きく成長する観葉植物です。
しかし、成長するにつれ、鉢の中で根がいっぱいになってしまいます。
すると、鉢の中で根詰まりを起こしてしまい、葉や茎の生育に悪影響を及ぼしてしまいます。根詰まりを予防するには、2年に1回程度の割合で、現状の鉢よりも一回り大きな鉢に植え替えをすることが大事です。
植え替えのタイミングは、春から秋にかけてがベストでしょう。
サンデリアーナはきちんと世話をすれば、長く楽しめる観葉植物です。
茎が柔らかいため、好きな形にアレンジでき、見た目も飽きが来ません。
室内を美しく彩るインテリアとして、ぜひサンデリアーナを育ててみてはどうでしょうか。