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縁起のいい名前で人気の観葉植物!幸福の木の育て方

幸福の木

こんにちは、IN NATUARAL STYLE編集部です。
幸福の木は、観葉植物の中でももっともポピュラーな品種の1つです。
その名前の縁起のよさから、何かのお祝い事があったときなどのプレゼントとしても人気があります。
人からもらったり、あるいは人にあげたりするような機会もあるかもしれませんね。
幸福の木は初心者でも比較的管理しやすく、上手に育てれば長く楽しめます。
ここでは幸福の木の育て方や育てるときの注意点などについて紹介します。

幸運をもたらすラッキーアイテム!幸福の木とは

幸福の木は正式にはドラセナ・マッサンゲアナといいます。
アフリカ原産のリュウゼツラン科ドラセナ属の常緑低木です。

ドラセナ属の植物にはたくさんの種類があり、それぞれの品種に違った魅力があります。
http://www.in-natural.style/green-dictionary/dracaena/

しかし、数あるドラセナ属の中でも幸福の木の人気は別格✨ではないでしょうか。
幸福の木の特徴は太い幹、そしてしま模様の入った葉です。
そのすっきりとした立ち姿からお部屋のインテリアとしても人気があります。

このアフリカ生まれの植物が幸福の木と呼ばれるようになったのは「玄関に飾っておくと幸せが舞い込む」というハワイの言い伝えが関係しています。
幸福の木が世界的に人気を誇っているのには姿の美しさだけでなく、ラッキーアイテムだからという理由もあるのかもしれませんね。
実際、日本でも幸運を招く縁起物として贈り物にもよく使われています。

さらに、比較的育てやすいというのも幸福の木の魅力の1つです。
寒さや直射日光に弱い、という注意点はあるものの、それ以外は基本的に丈夫で育てやすい観葉植物です。
冬の寒さ対策をしっかりと行い、葉を直射日光にあてないように注意すれば1年中美しい葉を楽しめます。

寒さと直射日光対策がポイント!幸福の木の育て方

幸福の木は直射日光に弱く、特に日差しの強い夏は直射日光によって葉が焼け落ちやすくなります。
しかし、日照不足になると葉の色ツヤが悪くなったり、茎が弱ったりしてしまうので、完全に日の当たらない日陰に置くのもNGです。
日の光が入る、明るい室内で管理しましょう。
基本的には日当たりのよい窓辺がおすすめの置き場所ですが、春から夏にかけては戸外の明るい日陰でも管理できます。

幸福の木は熱帯の植物なので、気温が25度以上の環境でよく生育します。
逆に寒さには弱いので、最低でも室温が10度以上になる場所に置かないと冬枯れの原因になります。
幸福の木を玄関や廊下に置いているという人は、冬になったら暖房のきいたリビングや寝室に鉢を移動させましょう。
明るく、かつエアコンの風が直接当たらないようなスペースを探してみてください。

水やりについてはそこまで頻繁に行う必要はありません。
土の表面が乾いてから、鉢底から水があふれるくらいたっぷりと与えます。
受け皿に溜まった水を放置しておくと根腐れの原因になりますので、その場できちんと捨てるようにしましょう。

肥料は生長が盛んな5~9月の間のみ与えます。
それ以外の時期については肥料は不要です。
ゆっくり効く固形肥料を2カ月に1回または、即効性のある液体肥料を10日~2週間に1回水やりの代わりに与えるようにしてください。

伸びすぎにはカットで対処!幸福の木の剪定方法

幸福の木は環境がよければ大きく育つ可能性のある植物です。
放っておくと縦に長く成長しすぎてしまったり、枝や葉が茂りすぎて部屋の中がジャングル状態になってしまったりします。
そこで適当なサイズになったところで、先端や枝を「剪定」します。

幸福の木の剪定は基本的に簡単です。
背丈を調節したいときも、枝の伸び具合や葉の量も調整したいときも、好きな場所で思い切ってカットしてしまってOKです。
もし背丈調節のために上をカットすることになったとしても、切り口の横から新しい芽が出てきます。素人が切ったからといって、枯れる危険性が高くなるわけではないので安心です。

ただし、剪定後は切り口の斜め下あたりから新しい芽が伸びてくるため、剪定前よりもうねりのあるシルエットになります。
剪定するときは、剪定後の姿も想像しながらカットするようにするとよいでしょう。

枝や幹の剪定は植物へのダメージが大きいため、生長期の5~7月頃に行うのが適しています。
特に日差しが真夏ほど強くない、5、6月に済ませてしまうのがおすすめです。
また、「葉っぱが枯れてきたな」と思ったら、変色した葉っぱを手で取り除くか、変色したり枯れたりした部分だけを切り揃えます。

ときには引っ越しも必要!幸福の木の植え替え方

幸福の木を何年も育てていると、今まで使っていた鉢が小さくなりすぎてしまうことがあります。
鉢の底穴から根が飛び出してきた、土の表面に根が出ている、水が土に染み込まないといった症状が出てきたら「根が伸びて鉢の中にぎっしり詰まっていますよ」というサインです。
一回り大きなサイズの鉢に植え替えましょう。
植え替えは生長時期にあたる5~9月に行います。

いよいよ植え替えとなったら、まずは作業場所を確保します。
作業する場所にビニールシートを広げ、その上に資材を置くようにしましょう。
次に、鉢の準備を行います。
新しい鉢の底穴に鉢底ネットを被せて軽石もしくは鉢底石を敷き詰めます。
そして、その上から新しい観葉植物用培養土を鉢の3分の1くらいの高さになるまで入れます。

鉢の準備が終わったら、いよいよ植え替えです。
古い鉢から幸福の木を抜き出し、新しい鉢に入れます。
鉢の側面を叩きながら、優しく根の部分を抜き出しましょう。
無事に根を抜き出せたら、根についた土を手やピンセットでほぐしながら半分ほど落とします。
このとき、黒ずんだ根や腐った根を見つけたらハサミを使って切り落としておきましょう。
ここまでの作業が完了したら、新しい鉢の中心に根を広げながら幸福の木を置き、土を鉢の縁の少し下のあたりまで被せます。
最後にたっぷりと水やりをして、植え替え作業終了です。

幸福の木は挿し木で増やせる

幸福の木を育てているうちに「もう1つ欲しいな」とか「友人の引越し祝いに分けてあげたい」と考える人もいるかもしれません。
そんなときにおすすめなのが、今ある幸福の木を増やすことです。
実は幸福の木は挿し木で増やせます。

挿し木といえば新芽のついた枝を使う方法が一般的ですよね。
しかし、幸福の木の場合は管挿し、茎伏せといった挿し木のやり方でも増やすことができます。
管挿しは、普通の挿し木とは違い、葉のついていない枝を使うのが特徴です。
6、7cmに切りそろえた枝を鉢に立て、枝の長さの8~9割になるところまで土をかぶせます。
その後ビニールやラップで鉢をくるみ、土が乾かないように注意しながら高温多湿の状態を維持します。
すると、しばらくすると新芽と根が出てきますので、そっと新しい鉢に植え替えましょう。

茎伏せは、管挿しと同じく葉のついていない枝を使う挿し木です。
ただ、横向きに寝かせた状態で使うところが管挿しとは違います。
約10cmの長さにカットした葉のついていない枝を用意します。
そして、枝を半分土に埋まるような形で土に寝かせます。
あとは管挿しの場合と同様、土が乾かないようにしながら1カ月以上管理します。
その後、新芽と根が確認できたら、新しい鉢に植え替えます。

幸福なひとときをくれる幸福の木

「幸福を運んできてくれる」といわれる幸福の木。
そのおめでたい言い伝えや姿の美しさから、世界中で愛されています。
幸福の木は基本的に丈夫で育てやすい品種です。
寒さ対策をきちんと行えば、真冬の緑が少ない時期にもきれいな緑色の葉っぱを見せてくれます。
季節に関係なく、いつでもグリーンを楽しめるのが魅力です。
幸福の木を育てることで、毎日の生活にうるおいを与えてみませんか。