アジアン風のシンボルツリー!ドラセナの育て方

こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。
観葉植物として人気の高いドラセナは、アジアン風・リゾート風の庭づくりでもよく用いられる定番の庭木です。
ドラセナをシンボルツリーとして庭のメインに据えても見栄えがしますし、門袖に添えるだけでもぐっとおしゃれな雰囲気が出ます。
アジアン風ガーデンにぴったりのドラセナの基礎知識と管理方法についてご紹介します。

 

個性豊かで美しい葉を持つ「ドラセナ」の基礎知識

ドラセナとはリュウゼツラン科ドラセナ属の植物の総称です。
種類が大変多く、それぞれにバリエーション豊かな葉色や形を持っています。
常緑多年草から数m程度になる低木のもの、そして20mほどになる高木のものまで生長後の樹高もさまざまです。
艶のある美しい葉と端正な姿を持ち、多くの品種が鉢植えの観葉植物として親しまれています。

葉色は明るい黄色から黄緑、深緑そして赤紫と個性豊かで、葉に斑が入った品種が多く見られます。
葉の形状は大まかに分けて三種類、細長い線状で葉幅の狭いものと広いもの、そして広葉のものがあります。
線状の葉で葉幅が狭いタイプの代表的な品種はマルギナータ(コンシンネ)など、葉幅が広いタイプではサンデリアーナ、フレグランス、レフレクサ、デレメンシスなどです。
マルギナータとサンデリアーナは生長すると2mほどになる中型種で、フレグランス、レフレクサ、デレメンシスは6~10mになる大型種です。
広葉タイプでは小型種のスルクロサが代表的です。
線状の葉を持つドラセナは枝から放射状に葉が生えますが、広葉タイプのスルクロサは株の根元から伸びた茎に沿って丸みのある葉がつきます。
Dracaena Draco 'Dragon Tree'

 

「自分にぴったりのものを選べる!」個性豊かなドラセナの魅力

放射状に流れるように伸びた光沢ある葉の流れが美しく、繊細な樹姿のドラセナ。
種類が豊富なので、仕上げたい庭の印象や好みに合わせて葉幅やカラーを選ぶことができます。
大きく育つ高木を庭の中心に据えてシンボルツリーにするもよし、小型から中型の低木を門袖などのアクセントにするもよし、植える場所と用途に合わせて樹高を選べるのも魅力の一つです。

ドラセナは南国の雰囲気満点の植物ですから、ポイントとなる場所に植えるだけで庭の雰囲気をアジアン風に変えることができます。
明るい緑の芝生やテラコッタ素材、白い壁などと効果的に組み合わせると、まるでアジアンリゾートのような異国情緒あふれる空間を作ることも可能です。

 

「病気や害虫は?」ドラセナを育てる上で注意すべきポイント

魅力たっぷりのドラセナですが、実際に育てる前にどんなウィークポイントがあるか知っておきましょう。
まずドラセナは熱帯地域原産のため、寒さにはあまり強くない植物です。
5℃程度の寒さまで耐えられるものから10℃以上ないと弱ってしまうものまで、品種によって耐寒温度はさまざまです。
地植えにする場合は冬場の気温を考えて、耐寒性のあるドラセナを選ぶことをおすすめします。

注意したい病気の代表格は炭そ病です。
この病気は炭そ病菌というカビの一種が原因で起こるもので、発生すると葉に褐色から灰色の斑点が現れます。
症状が進むと葉が枯れ落ちてドラセナが枯れる原因となるため、炭そ病の斑点ができた葉を見つけたらすみやかに取り除きます。
炭そ病菌は多湿を好むので、定期的に不要な葉を切り取るなどしてドラセナの風通しが良くなるようにしてやりましょう。

ドラセナに発生する可能性のある害虫としてはカイガラムシやハダニがあげられます。
カイガラムシはふわふわとした白い綿のような見た目で、体長数mmから1cmの小さな虫、そしてハダニは体長0.5mmほどのごく小さなクモの仲間です。
どちらも植物の汁を吸って弱らせてしまう性質があります。
カイガラムシを見つけたら歯ブラシなどでこそげ落とし、ハダニは散水して洗い流すとよいでしょう。

ドラセナは風通しの良い環境を好みますが、その一方で乾燥しすぎには少し弱い性質もあります。
鉢植えで室内に置いた場合などは、空調の風が直接当たって乾燥しすぎることのないよう注意します。
また、日当たりの良い場所を好みますが、耐陰性があるのである程度の日陰においても問題ありません。
暗すぎる場所では葉つやが失われて株が弱り、真夏の強い直射日光にあてると葉やけを起こします。
適度な日照が得られる場所に植えたり、夏場は日よけを置いたりするとよいでしょう。

 

「すくすく元気に育てるために」ドラセナの管理方法

強い乾燥を好まないドラセナにはやや湿り気のある土質が合います。
多湿はカビや根腐れの原因になるため、水もちと水はけがよく肥沃な用土を使用しましょう。
春から秋の生育期には土が乾いたらたっぷりと水やりをします。
休眠期に入る冬場には土が乾いて数日たってからが水やりのタイミングです。
ハダニ予防と葉のつやを保つために、年間を通してこまめに霧吹きなどで葉水を与えるのも効果的です。

肥料は生育期の春から秋に緩やかな効果が続く緩効性肥料を与えます。
秋から冬の休眠期には肥料の必要はありません。
前項で紹介したようにドラセナにはカイガラムシやハダニなどの害虫がいますが、発生することはまれです。
病気や害虫に強いこの性質はドラセナの人気の秘密のひとつです。
生長が早いため、美しい樹姿を保つために定期的に切り戻しを行います。
切り戻しをする時期には春から夏の暖かい季節を選びましょう。
切り戻しの際にカットした枝は、そのまま挿し木にして新しく株を増やすこともできます。
庭のシンボルツリーの切り戻しで出た枝から挿し木で子どもを増やし、室内の観葉植物に仕立ててもよいですね。
Dracaena draco

 

ドラセナを植えて理想のアジアンガーデンを作ろう!

細長い線形の葉がシャープな印象のドラセナは、アジアンテイストの庭づくりに欠かせない定番の植物です。
ライムグリーンに白い斑模様、そして緑と赤と黄のトリコロールなどカラーリングも豊富でとても個性的。
アジアン風に仕立てた庭を眺めながら、忙しい日常を忘れてひとときのリゾート気分を味わうのも素敵です。
ドラセナは極端な乾燥と寒さに弱い性質がありますが、耐寒温度をクリアできる温暖な地方に住んでいる場合には地植えにチャレンジして理想の庭づくりに役立ててみましょう。
寒い地域でも大きな鉢に植えて春から秋は庭で楽しみ、冬場は家の中において楽しむこともできます。

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