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観葉植物「金のなる木」にあやかりたい!特徴と栽培方法

金のなる木

金のなる木

Crassula

ベンケイソウ科
クラッスラ属
別名 花月,縁紅弁慶,成金草など
原産地 南アフリカ
形態 多肉植物

耐寒性:やや強い / 耐暑性:やや強い / 耐陰性:あまり無い / 湿気に注意

こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
金のなる木(カネノナルキ)は、ユニークでインパクトのある名前ですが、とても丈夫で初心者にも育てやすい人気の観葉植物です。

南アフリカ原産の、ぷっくりと丸みのある肉厚な葉の多肉植物で、手間もかからず縁起が良いとして開店祝いなどの贈り物にも選ばれています。

置くだけで場を華やかにして、幸運を呼び寄せてくれそうな「金のなる木」の特徴や、栽培方法について紹介します。

金のなる木と五円玉の関係とは?どんな植物なのか特徴を知ろう!

変わった名前で親しまれている「金のなる木」ですが、名前の由来には諸説あります。

その一つとしては、金のなる木が日本に伝わったときに、新芽に5円玉を通してから育てて5円玉が抜けないようにし、まるでお金が実ったような姿で売り出したところ、大人気となり広まっていったためという説があります。

また、丸くて厚い葉が5円玉に見えることや、さまざまな硬貨や小判にも似ているといったことも理由とされています。

可愛い形で、縁起物として親しまれている金のなる木ですが、比較的育てやすい植物という側面もあります。

金のなる木は、ベンケイソウ科クラッスラ属に分類され、乾燥や低温といった環境に強い性質があります。
多肉質でツヤのある葉と小さな花が特徴の多年草です。
厚みのある葉や茎に、たっぷりと水を蓄えているため、あまり水を必要としません。

開花はデリケートでコツが必要になりますが、小さな星の形をした白やピンクに色づいた可愛らしい花がまとまって咲きます。

しっかり把握して備えよう!金のなる木の栽培スケジュール

金のなる木の植え付けは、3月から6月に行います。
水はけの良い土が必要で、多肉植物用の培養土やサボテンの土などが手軽で良く育ちます。

生育が旺盛な時期は4月から10月で、肥料を与えるのはこの期間です。
2カ月に1回の間隔で与えますが、真夏は与えないようにします。
多くの肥料は必要としないので、規定量の半分程度で固形のものを置き肥するか液体肥料を与えます。

よく育つ植物なので根詰まりしないように、2~3年に一度は大きな鉢に植え替えを行います。
植え替え時期は3~6月と9~10月で、古い土をよく落として傷んでいる根はハサミで切りましょう。
また、真夏は植え替えを避けます。

大きくなりすぎて形を整えたい時の切り戻しは、4月から10月の間に行います。
ダメージが回復しやすいように夏や寒くなる直前は避けて、できる限り穏やかな時期に行いましょう。

梅雨の湿気も要注意!金のなる木の育て方と気を付ける点

金のなる木は、置く場所と水やりに気を付ければ、特に手入れをする必要のない丈夫な植物です。
年間を通して、風通しのいい日なたに置いて、充分に日光を当ててあげましょう。
しっかり当たるほど丈夫な株になります。
ただし、葉焼けを起こすことがあるので強い日差しを避け、梅雨明けから秋の彼岸ごろまでは半日陰に移動します。

春から秋は屋外の雨に当たらない場所に置き、冬は早めに室内に移動して、霜が降りないようにしましょう。

湿気に弱い性質があるため、梅雨の時期は注意が必要です。
土の中の水分が多いと、根から空気が吸収できなくなって窒息し、根腐れを起こします。
根が腐ると徐々に枯れていき葉が落ちてしまうので、梅雨は水やりの量や雨だけでなく、湿度にも気をつけましょう。

乾燥には強いので、春から秋にかけては土の表面が乾いた時に、鉢の底から出てくるまでたっぷりと水をあげます。
受け皿に残った水は、そのままにすると根腐れの原因になるので空にします。

土の表面が乾いているか判断が難しいときは、指を第一関節くらいまで土に差し込んで確認してみましょう。
冬は乾かし気味に保ち、2週間に1回ほどの間隔で水やりを行えば十分です。
一年を通して水やりを控えるようにして、乾かし気味に管理することが大切です。

こんなに違うの?金のなる木の品種について紹介!

金のなる木にはさまざまな品種がありますが、その中でも知っておきたい4種類の品種を紹介します。

カゲツニシキ

(引用:http://cactoloco.jp/dic/A112.html)

まず、「カゲツニシキ」は、緑の葉に美しい白い縞班が入っているのが特徴です。
班入りの品種の中では古い部類で、海外でも高い人気と知名度があります。
生長は他の仲間に比べてゆっくりとしていて、少し寒さに弱いので気温の変化には注意が必要です。

ゴーラム

「ゴーラム」は、金のなる木の中でも特に変わった形をしています。
ツヤのある葉は細長く筒状になっていて、先端にくぼみがあり、太い幹に緑色のサンゴが生えているような姿をしています。
生長が遅く変化が少ないため、そのままの形を長期間楽しむことができます。

オウゴンカゲツ

「オウゴンカゲツ」は、紅葉の時期に寒さに当たることで赤や黄色への葉の変化を楽しむことができる品種です。
夏場はほとんど本来の緑色に変わり、寒さによる変化は温度や光の加減によって個体差があります。
丸く厚みのある黄色い葉は、金貨のように見えるとして贈り物にも人気です。

ヒメカゲツ

そして、「ヒメカゲツ」は、金のなる木の中でも背丈が低く育つように改良された矮性品種です。
中心が緑でふちが赤く綺麗な色合いで、寒くなると葉先が赤く紅葉します。
全体がコンパクトなため、小さいスペースで育てられる可愛い品種です。
このように、同じ「金のなる木」と名前がつくものでも、品種によって形も色も大きく違います。
好みに合うものを探してみましょう。

水のあげすぎに注意!金のなる木は乾燥気味で育てよう

金のなる木は、葉や茎にたくさんの水分を蓄えているため、少し水やりを忘れてしまってもすぐに枯れてしまうということは、ほとんどありません。
少し乾燥しているくらいがちょうど良いということを意識して育ててみましょう。

縁起が良いとして贈り物にも人気のある「金のなる木」は、水やりの回数が少なく忙しい人でも管理しやすいので、幸運を呼ぶインテリアとして気軽に飾ってみることをおすすめします。

肉厚な葉と色合いを実際に見てみると、その可愛らしい姿に幸せな気持ちになれることでしょう。

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