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日本の観葉植物として有名なオリヅルラン!楽しみ方いろいろ

 
オリヅルラン

Chlorophytum comosum

キジカクシ科
オリヅルラン属
別名 折鶴蘭
原産地 南アフリカ
形態 多年草

耐寒性:やや強い / 耐暑性:強い / 耐陰性:あり

こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。
丈夫で育てやすい観葉植物として人気のオリヅルラン、名前を知らない人も写真を見るとピンとくるかもしれませんね。
しかし、いくら育てやすいとはいっても、長く付き合うには正しい育て方をして、キレイに楽しみたいものです。
この記事では、オリヅルランの特徴や正しい育て方、今まで知らなかったさまざまな楽しみ方を解説します。

人気の観葉植物オリヅルラン!その特徴と由来は?

オリヅルラン(折鶴蘭)は明治時代に日本に紹介された観葉植物で、南アフリカ原産の、キジカクシ科オリヅルラン属に属する常緑多年草です。
一般的に、細長い葉が美しいことが好まれています。
また、日なただけでなく日陰でも育てられる耐陰性があり、丈夫で初心者にも育てやすいので人気があります。

名前のオリヅルの由来は、ランナーとよばれる匍匐(ほふく)した茎が伸びて作られた子株の様子が折り鶴に似ているからだと言われています。
葉に白い色の入る場所によって品種が分けられ、乳白色の斑(ふ)と呼ばれるまだら状の模様が、葉の外側に縦に縞斑(しまふ)状に入っているものが「ソトフオリヅルラン」とよばれています。
逆パターンの、内側に縦に縞斑状に入っている「ナカフオリヅルラン」とよばれるものもあります。
その他、葉の先がカールするタイプの「ボニー」という品種や、葉の斑がない濃緑一色のオリヅルランもあり、種類もさまざまです。

 

乾燥には非常に強く、ある程度生長すると細長い花茎を高くのばし、白い花がまばらに咲くのが特徴です。
葉は根ぎわから出る根出状で細長く、大きな株になると40~50cm程度にまで育ちます。

日陰でも日なたでもOKな育てやすいオリヅルラン!貴方はどう育てる?

育てやすさの理由のひとつに耐陰性があります。
育てる場所は日陰でも日なたでもOKです。
どちらかといえば、日なたに置いて十分に日光を浴びた方が、それだけ生育も良くなり丈夫な株に育ちます。
室内など、日陰でも育てることは出来ますが、日照不足に陥ると弱々しい株に育ってしまうので、なるべく日光が当たる場所に置くようにしましょう。
ただし、真夏の直射日光には弱く、長時間強い直射日光を浴びると葉が焼けてしまいますので、真夏は直射日光に当たらないように、明るい日陰で育てるようにしましょう。
直射日光に当たらないようにするには遮光ネットや寒冷紗などを使用すると便利です。
遮光ネットと寒冷紗はホームセンターや園芸店、100円ショップでも手軽に入手できます。
春や秋の気候が穏やかなときは屋外で育てても大丈夫です。

また、あまり冬の寒さに強いわけではないため、ベランダなどで育てている場合は外の気温が10℃より低くなるようなら室内に取り込むようにしましょう。
オリヅルランは気温10℃程度を境に生長の仕方が変わります。
10℃以上のときは活発に生長しますが、10℃以下になると鈍化します。
そのため水やりは生長の勢いのある気温が10℃以上の春~秋の生育期の時期に土の表面が乾燥しないように水を与えましょう。
逆に10℃以下のときは生長が鈍化するため、あまり頻繁に水やりをする必要はないので土が完全に乾燥してから水を与えるようにしましょう。

葉表面の乾燥が気になるときは、「葉水(はみず)」という霧吹きなどで葉に水を吹きかけるやり方で表面に水を与えると色合いを保てます。
葉水は乾燥を防ぎ、葉の色合いを保つほか、葉ダニ・アブラムシなどの害虫予防にもなるので、一日1回程度霧吹きなどで行うようにしてください。

育てやすいけどやっぱり病気に注意!要注意の病気とは?

葉に出来た茶色の斑点が大きくなり、その真ん中に穴が開いたようになる状態を炭そ病といいます。
カビの一種の炭措疽病菌が葉に入り込むことが原因で起こる植物の病気です。
炭そ病は水やりや雨のときにはねた泥が葉の裏に付着してそれが原因で感染することが多いです。

オリヅルランの葉はぶ厚くそれ自体に水を貯め込むため、植木鉢の土が多少乾いていても耐えられます。
高温多湿状態になると菌が繁殖しやすいので、あまり普段から水をやり過ぎて常に土が湿っている状態にしていると炭そ病に感染しやすくなります。
水やりの際は水はねに注意して株元にそっと与えるようにしましょう。

それでももし発生を見つけた場合の対処法としては、まず症状の出ている葉を取り除き、炭そ病にきく薬剤を散布します。
その際、葉同士が密集して風通しが悪い場合、風通しを良くするために葉をいくつか間引いてください。
また、炭そ病感染で取り除いた葉は、植木鉢の土の上などに放置せず、必ず処分するようにします。

カイガラムシは年間を通して、葉や根に発生します。
3mmほどの小さな虫で、成虫になると貝殻状やかさぶたのような物質で覆われるのが特徴です。
幼虫は覆いがないため殺虫剤が効きますが、成虫になり殻に覆われると殺虫剤が効きづらくなりとても厄介になります。
殺虫剤の効く幼虫の頃に退治するようにこころがけましょう。

育てて楽しむだけでなく素敵なインテリアにも!オリヅルランの楽しみ方いろいろ

オリヅルランの名前の由来にもなっている、ランナーからぶら下がっている折鶴のような子株ですが、その子株をつかって気軽にどんどん増やしていくことができます。
大株のままでもいいですし、小さな鉢植えに個々に植え替えたりして楽しむことも可能です。
増やすには5~9月が適しています。

また、ランナーの先についた子株は根がキレイなままなので、水耕栽培でも楽しめます。
キレイな小瓶に入れて吊るすなどして、部屋のインテリアのように飾ることもできます。
また、春から夏にかけて、ランナーの途中にひっそりと小さな可愛い白い6弁花が咲くことがあります。

Spider plant / オリヅルラン

ポピュラーな観葉植物オリヅルラン、だからこそ自分に合った楽しみ方をしてみよう!

オリヅルランは、室内外どちらでも育てられ、大鉢のままの姿を愛でるのも良いですし、ランナーから伸びる子株を使って、手軽に増やして飾ることも可能です。
増やす際にも、子株を使って新しく小さな鉢をたくさん増やしたり、水耕栽培で小瓶に入れてキレイに飾ったりするなどしてインテリアとしても楽しめます。
初心者でも育てやすいオリヅルランですが、特徴的な葉の美しさを愛でることだけでなく、花の咲く季節には小ぶりな花を見ることもできます。
その特徴を知ればまた違った一面が見られて色々と楽しむことができますよ。

 

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