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花が咲かなくても手入れは必要!カーネーションの冬越しの方法

こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
花の咲いていない冬であってもカーネーションの手入れは必要です。
たとえ花が咲いていなくても、冬の管理を怠るとカーネーションは翌年に花を咲かせることができなくなってしまいます。
冬には冬のカーネーションに適した管理方法があるのです。
そこで、この記事ではどのようなことに注意して、カーネーションの冬越しを管理すれば良いのか紹介します。

カーネーションが好む環境とは?

カーネーションは日当たりと風通しの良い環境を好む植物です。
そのため、カーネーションを育てる場合は、鉢植えを日の当たる窓辺に置いたりベランダに出したりする必要があります。
なお、日の当たらないところで育てて日照不足になると、蕾が開くことなくしぼんでしまう可能性が高いです。
日当たりには細心の注意を払いましょう。

また、カーネーションには湿気を嫌う性質もあるため、高温多湿の場所で育てると病気になってしまいます。
そのような事態にならないためにも、雨の日は軒下によけておいたり、水をやりすぎないようにしたりなど湿気対策を講じることが重要です。
カーネーションは気温の変化にデリケートな性質を持った植物なので、置き場所は環境を考慮して選びましょう。

カーネーションの冬越しポイント

カーネーションの開花期は4月下旬~6月、10月、11月であり、秋に咲き終わると冬の間は休止期に入ります。
休止期間は手入れの必要がないと思うかもしれませんが、冬の寒さを適切に乗り越えられなければ、カーネーションが翌年も花を咲かせることはありません。
そのため、冬越しをどのように管理するのかが、カーネーションを育てる上でポイントになってきます。

カーネーションを育てる適温は15~25℃といわれており、冬は10℃以上の室内が最適であるとされています。
また、カーネーションを室内に移すだけでなく、冬の夜は冷え込みが厳しいので、夜は部屋の中央に移すなど、一日の時間帯や気温を考慮して置き場所を変えることが必要でしょう。
このように、休止期間でも気温に配慮した管理をすることで、翌年も花を咲かせられる状態にできるのです。

カーネーションの冬越しの方法

花が咲き終わったカーネーションは、半分くらいの高さに剪定しましょう。
そして、冬越しに備えて一回り大きめの鉢に植え替えをすることが必要です。
上記のようにカーネーションを新しい培養土に植え替えておくことで、秋にまたつぼみができ翌年も花を咲かせることができます。

また、剪定と植え替えを済ませたら、休止期間でも日光に当てるようこころがけましょう。
昼間は日当たりの良い窓辺に置いて十分に日の光を浴びさせておき、夜は窓辺に置いておくと冷えるので部屋の中央に移します。
なお、鉢植えではなく地植えで冬越しをしたい場合は、ビニールトンネルが必要です。
しかし、ビニールトンネルは管理が難しく、張る作業も大変です。
カーネーションは湿気に弱いので、空気が入るように張らなくてはならないですし、室内のように気温の調節が簡単にはできません。
その点を考慮すると、地植えではなく鉢植えに植え替えたほうが安心でしょう。

冬の水やりや肥料について

湿気に弱いカーネーションは、水をやりすぎるとよくありませんが、かといって水やりをしないでいると枯れてしまいます。
これは冬であっても同様です。
そのため、回数を決めて定期的に水をやるよりは、土を触ってみて乾いていると感じたときに水をたっぷり与える方が良いでしょう。
水をやる量の目安としては、鉢の下から水が流れ出る程度がちょうど良いです。
なお、水をやるときに花やつぼみに水がかかると傷んでしまうので、株元から直接水をかけるようにしましょう。

また、生育期間中は化成肥料を一カ月に一度の頻度で与えるカーネーションですが、休止期間である冬に肥料を与えると生育が弱まってしまうので、肥料は与えないようにします。
基本的に、肥料は根がいっぱいになっているときは必要ありません。
しかし、根がいっぱいになっていないのであれば、花をよくつけるためにカリウムやリン酸が多い肥料をやっても大丈夫です。
ただし、肥料が切れると花がつかなくなったり葉の色がくすんだりするので、カーネーションの状態を見て量を調節するようにしましょう。

しっかり手入れして厳しい冬を乗り越えよう

花にはそれぞれ特徴があり、育ちやすい環境と苦手な環境があります。
花を育てるにあったって、その花の特徴を知り、持ち合わせた性質に合った育て方をすることは欠かせません。
特にカーネーションは気温の変化に敏感で、世話をするのに手のかかる植物であるため、知識のない状態で育てると枯れてしまうことが多いです。
開花している夏だけでなく、休止期間の冬まで、一年を通して気温や湿気の状態に配慮して管理しなくてはなりません。

定期的に置き場所を変えたり、肥料をやったりするのは面倒なことに思うかもしれませんが、カーネーションは冬越しがうまくいけばまた翌年も花を咲かせてくれます。
手間をかければかけるほど翌年の開花が楽しみになるので、それを心待ちに、花が咲いていなくてもしっかりと手入れをして厳しい冬を乗り越えましょう。

カーネーションの育て方をもっと学ぼう!