語源は何?カーネーションにまつわる豆知識いろいろ

こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
カーネーションの花言葉は聞いたことがあっても、語源については知らないという人も多いでしょう。
また、カーネーションがどのようにして栽培されてきたのか、いつ日本に入ってきたのかといった歴史について詳しいという人は少ないのではないでしょうか。今回は、語源や歴史、花言葉など、カーネーションにまつわる豆知識について紹介していきます。

カーネーションの基本知識をチェック

ナデシコ科ナデシコ属の多年草であるカーネーションには、オランダセキチクという和名が付けられています。
また、ジャコウナデシコという別名で呼ばれることもあります。
母の日に贈る花として高い知名度を誇っており、5月になるといたるところで店頭に並んでいる姿を見ることができる花です。
原産地は南ヨーロッパや西アジアとされています。
暑さや寒さに強いという特徴があり、南アフリカの山地であっても自生して育つことができるのです。

開花期は主に4~6月で、波を打つ花びらがフリルのように重なり合い、見る人にゴージャスで可憐な印象を与える花を咲かせます。
ブーケやフラワーアレンジメントで使われることも多いので、目にしたことがあるという人も多いでしょう。
なお、品種によっては4~6月だけではなく9~10月にかけても花を咲かせるものがあります。
このように、気温などの開花に必要な条件さえ整えば、季節に関係なく花を咲かせられる性質のことを四季咲き性といいます。
カーネーションは非常に品種の数が多く、花の色も赤やピンク、オレンジ、白、緑など多種多様です。
なお、現在流通している品種の多くは在来種の近縁種をかけ合わせて作られた交配種となっています。

カーネーションの歴史をチェック

カーネーションは旧ソ連のコーカサス地方で生まれたといわれています。
非常に歴史が古く、古代ギリシャ時代にはすでに栽培されていました。
ギリシャ神話の中でも、美しい娘が生まれ変わって咲いた花として、カーネーションに関する記述があります。
時代は変わり、16世紀頃になるとイギリスで改良が行われるようになりました。その結果、自然界には存在しなかった白や赤の花を咲かせる品種が作られました。

17世紀にはさらに品種改良が進み、八重咲きや大輪の花を付ける品種が生まれます。
そして、19世紀のフランスでは現在主流となっている四季咲き性の品種が作られました。
20世紀には品種改良の本流がアメリカへと移り、シム系と呼ばれる一輪咲きの品種が量産されるようになりました。
ちなみに、1本の茎が先端で枝分かれしていくつもの花を付けているタイプのことを、一輪咲きに対してスプレー咲きと呼びます。

日本に初めてカーネーションが入ってきたのは江戸時代のことで、当時は徳川幕府が国を統治していました。
最初に伝来したカーネーションがオランダからもたらされたことから、和名にはオランダセキチクという名称が採用されているのです。
現代において、品種改良が盛んに行われている場所は主にヨーロッパです。
多種多様な品種がある中で、切り花用としては地中海系品種と呼ばれるスプレー咲きのカーネーションが人気を集めています。
また、鉢植え向きのポットカーネーションや花壇向きのガーデンカーネーションなども注目されています。

カーネーションの語源は何?

カーネーションの語源には主に2つの説があります。

1つ目は、英語で「戴冠式」を意味するcoronation(コロネーション)が語源となったとする説です。
シェイクスピアの時代のイギリスでは、戴冠式で被る花冠をカーネーションで作っていました。
その関係から、コロネーションがなまってカーネーションになったとする説があるのです。

2つ目は、カーネーションの花の赤色が人の肌の色に似ていることから、ラテン語で「肉体」を意味するcarnが語源だとする説です。

2つの説のうちではコロネーションが語源だとする説のほうが有力だとされていますが、どちらの説が正しいのかということはハッキリとはわかっていません。

カーネーションの花言葉を見てみよう

レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた絵画の中で聖母が手にしていることからもわかるように、カーネーションは母性愛のシンボルとして広く知られています。
しかし、カーネーションの花言葉は色によってさまざまに異なるのです。
例えば、母の日の定番となっている赤いカーネーションは「母への愛」を意味しています。
一方、白の場合の花言葉は「私の愛情は生きている」となっており、白のカーネーションはすでに他界している母に贈るべき花だとされているのです。
また、ピンクは「熱愛の告白」や「感謝の心」を表しており、黄色は「軽蔑」や「友情」を表しています。
そして、オレンジであれば「熱烈な心」や「純粋な愛」、紫であれば「誇り」という意味です。

カーネーションの語源はいろいろある

カーネーションの語源には戴冠式や肉体などのいろいろな説があり、正確にはわかってはいないというのが実情です。
また、カーネーションには花の咲き方や適した育て方などによってさまざまな品種があり、色別の花言葉も豊富にあります。
これらの品種や花言葉を覚えておけば、カーネーション選びがさらに楽しくなるでしょう。

カーネーションの育て方も知ってみよう!