IN NATURAL オンラインストアへのアクセスはこちら

サボテンを生き生きと育てるには鉢選びも大切なポイント

こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
初心者でも育てるのがラクだと言われている、育てやすい植物の代表的存在であるサボテン。
しかし、意外にも枯らしてしまったという経験がある人は割と多いでしょう。
そこで、ポイントになるのが、実は鉢選びなのです。
よくある根腐れなどの問題を避けるために、たくさんの種類がある植木鉢の特徴を知り、サボテンにとって最適なタイプの鉢を選ぶことが大切です。
ここでは、サボテンの生育を妨げない鉢について紹介します。

選ぶべきなのは「黒いプラスチック製の鉢」

サボテン愛好者によると、サボテンを最も育てやすい鉢としておすすめなのが、黒いプラスチック製の鉢だということです。
一体、なぜなのでしょうか。
そこで、なぜ色は黒がよくて素材はプラスチックがよいのかの理由について、詳しく解説していきます。

理由1.水はけのちょうど良さ

一般に、鉢植えの植物を育てていくなかで、鉢の土に含まれる水分が多い場合、植物によっては水を吸いきれずに雑菌が増殖して根が腐敗してしまうことがあります。
これが根腐れと言われるものです。
そのため、植物を育てる鉢は、水はけが良いものがベターだと言われています。素焼きの鉢は、通気性のある陶器素材でできているため、水はけが良いです。
プラスチックの鉢に比べたら、水はけに関しては素焼きの鉢がより優れているとされています。
実際のところ、プラスチック鉢の水はけはどの程度あるのでしょうか。
ともすれば、植物の根腐れを起こしてしまう可能性はないのでしょうか。

プラスチック鉢は、素材的に水分が蒸発しにくいです。
そのため、底に穴を開けてあるのが定番になっています。
底に穴があることで、鉢の中の土の水抜きができたり、水はけや通気性を保つことができるため、結果的に素焼きの鉢と比べてみても大きな違いはありません。サボテンは通常水やりの回数が少なく済みますが、春秋の生育期にはたっぷり水を与える必要があります。
豊富に水をあげる時期があるからこそ、水はけの良い鉢を使うことで、サボテンの根がちょうどよい水分バランスを保つことができるのです。

理由2.黒さがポイントとなる保温性の高さ

黒いプラスチック鉢の、黒い色とサボテンが好相性であることの理由について説明します。
黒い色の鉢は、日照を受けて熱を吸収しやすくなります。
白い鉢などの明るい色の鉢に比べて、太陽光で温まりやすくなっています。
プラスチックという素材もまた、気化熱により中の土が温まりやすいという特徴があります。

サボテンにとっては、土の中が温かいことが最適な環境になります。
根が温かい環境にあることで、生長しやすくなるという性質をもっています。
逆に、根を冷やしてしまうことはサボテンの生長にとってよいことではありません。
以上から、サボテンの特性とぴったり合うのが黒いプラスチック鉢だということです。
ちなみに、サボテンと同様に多肉植物も同じ理由で、黒いプラスチック鉢が向いています。

理由3.軽くて丈夫なうえ耐久性も抜群

黒いプラスチック鉢がおすすめである理由としては、プラスチック素材だからこその、軽量な点が挙げられます。
また、室内であれば、誤って落としてしまっても鉢が割れにくいというタフさがあります。
特にプラスチック素材は、厚みを増すとさらに耐久性がよくなるので、屋内外でサボテンの鉢として使うことができます。
そのうえ、プラスチック鉢の価格は手ごろなので、たくさん用意してもコストが多くかからないというのが、お財布にやさしく嬉しいメリットです。
たくさんのサボテンを一度に植えるのにも適しているでしょう。

黒プラスチック鉢を素敵に見せる方法

サボテンを育てやすく実用性に優れた黒プラスチック鉢ですが、気がかりなのが少し安っぽく見えてしまわないかどうかです。
素材の高級感を求めるとなると、あまり見栄えが良くないのがプラスチックならではの悩みでしょう。
しかし、そんなプラスチックであっても、結構ステキに見せられるテクニックがあるのです。
そこで、黒プラスチック鉢を見た目よくお洒落にまとめるコツを紹介してみます。

まず大事なポイントは、統一感を出すということです。
例えば、同じメーカーの同じサイズの鉢を買い揃えるだけでもよいのです。
同じ鉢を使用したサボテンを多数、一列にずらっと並べてみるだけでも圧巻ものです。
鉢がすべて同じものに統一されているので、ガチャガチャした印象がゼロになり、ミニマルですっきりした印象が全面に出ます。
意外とフォトジェニックでお洒落に見えるテクなので、だれでも簡単に取り入れられます。

また、サボテンの大きさによっては、選ぶ鉢のサイズが変わってきます。
サイズの違う鉢を用意する際にも、やはり同メーカーのものであることが基本でしょう。
シリーズやモデルがあるのなら、同じものを選びつつデザインに統一感を持たせておいて、大小の違いでメリハリをつけながらお洒落に見せるというテクニックが使えます。

鉢選びはサボテンの生育を第一に考えて

サボテンを育てるときには、鉢選びに気を使いましょう。
鉢を選ぶときのポイントとして、サボテンが育ちやすい環境を最優先しないと、うっかり枯らしてしまう可能性もあるためです。
この記事では、黒プラスチック鉢が最適であるということを解説してきましたが、見た目にもこだわりたい場合には、鉢カバーを利用してみたり、ワインなどの木箱やカゴなどに鉢を並べたりすることで、さまざまなインテリアにもなじみやすくなります。
おしゃれなインテリア小物を駆使することにより、好みのスタイルで楽しむことができます。

いずれにせよ、あくまでもサボテンが生長しやすい環境を最優先に考えることが大切です。
サボテン愛好者の間では常識である、おすすめの黒プラスチック鉢などを使いながら、美しいサボテンを楽しんで育てていきたいものですね。