サボテンの子株はどうすればいい?株分けと増えすぎを防ぐコツ

こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
サボテンを育てる際の楽しみの一つとして、子株を切り分けて増やすことが挙げられます。
しかし、子株が多くなりすぎると見た目が悪くなってしまうので注意しなければなりません。
初心者の場合、望んでいないのに増えてしまい、戸惑うこともあるでしょう。
そこで今回は、株分けのやり方を紹介し、子株の増えすぎを防ぐコツについても説明します。

サボテンの子株はどう扱えばいいの?

子株とは、サボテンに生えてくる小さな株のことです。
種類や環境にもよりますが、脇や頂点から生えてきてコブが付いているような状態になります。
子株ができたサボテンの本体の呼び方は親株です。
はじめて子株が出てきたときは、どこか悪いのではないかと心配になる人もいるでしょう。
順調に育っている証拠なので、うまく栽培できていると考えて構いません。
ただし、警戒したほうが良い点があるのも事実です。
そのまま増えすぎると不格好になりますし、親株にかかる負担も大きくなってしまいます。
特に、親株に花を咲かせたい場合は、子株の存在が邪魔になりやすいです。
そのため、子株を切り取って、親株の負担を減らす必要があります。

切り取った子株を発根させることで、別のサボテンとして独立させることも可能です。
これは株分けと呼ばれる行為であり、株を増やすことを希望しているなら積極的に行うと良いでしょう。
ただし、タイミングを考えず、やみくもに切り取るのは良くありません。
目安として子株が15~20mmのときに実施するのが基本となっています。
それぐらいのサイズのものが複数あるなら、切り取りを一度の機会に行っても大丈夫です。
なぜなら、子株がなくなっても、親株にはあまり影響がないからです。
季節を考慮することも重要で、サボテンが成長する春か秋が株分けに適しています。
一方、夏や冬はサボテンの休眠期に該当するので避けるようにしましょう。

基本的な株分けのやり方は?

株分けの基本的な方法は2つのステップに分かれます。
1つ目のステップは、親株から子株を切り取る作業です。
まずはカッターを用意して、アルコールや除菌作用のあるウェットティッシュなどで消毒します。
そして、トゲでケガをするのを防ぐため、軍手やガーデニング用の手袋を装着しましょう。
切り取る際のポイントは、子株の一部を残さないように根元に刃先を入れることです。
また、親株に損傷を与えないように注意しなければなりません。
本体部分はもちろん、トゲも傷つけないように進める必要があります。
子株を持ちながら慎重に切り取ることが大事です。
緊張しやすい場面ですが、力加減を誤って子株を握りつぶさないように気を付けましょう。

ここからは株分けの2つ目のステップです。
切り取った子株を新たなサボテンとして育てられるようにします。
そのためには最初に乾燥させなければなりません。
直射日光が当たらず風通しの良いところを選び、切断面を上か横に向けて置きます。
その状態で1週間ほど待ち、しっかりと乾いたら新聞紙などで包んで保管しましょう。
このときは切断面を下に向けることが大切です。
涼しくて直射日光を避けられる場所に7~10日ぐらい置き、水を与えずに発根を待ちます。
根が生えてきたら、サボテン専用土の入った鉢に植え付けて完成です。
ただし、まだ水やりをしてはいけません。
1週間ほど過ぎて十分に根付いていれば、たっぷりと水を与えましょう。

子株が増えすぎたときの対処方法

子株が増えすぎても過度な心配はいりません。
放っておいても、それが原因で枯れることはないからです。
むしろ焦って切り取ろうとすると、手元が狂って傷つけやすくなるので枯れるリスクが高まります。
とはいえ、栄養分の一部を子株に取られるため、親株の成長は遅れますし、花を咲かせにくくもなります。
あくまでも親株を大切にしていきたい場合は、あまり好ましい状態とはいえないでしょう。
そうであるなら、いったん落ち着いてプランを考えることが大事です。
子株ができても、親株の負担がすぐに増えるわけではありません。
上記の影響が現れるのは、子株ができてからしばらく先のことです。
それを踏まえて、切り取る対象を選んでいきます。

小さい子株を対象にすると、細かな作業になるのでカッターの扱いなどが難しく、親株の本体を損傷させやすいです。
また、きちんと切り取りきれず、一部が残って不格好になるかもしれません。
いずれにせよ、本末転倒の事態を招く恐れがあるということです。
したがって、小さい子株は対象に含めず、当面は様子を見たほうが良いケースもあります。
親株を傷つけることなく、根元から切り離せるようになるまで待つのが無難です。
つまみながら根元にカッターを無理なく当てられるサイズになったら、必要に応じて切り取りましょう。