ブルーベリーの挿し木は初心者でもOK!成功するコツは?

こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。
ブルーベリーは苗を買うだけでなく、挿し木で簡単に増やすことができます。
挿し木というと特別な技術を必要とすると感じている人もいるかもしれませんが、ブルーベリーの挿し木はいくつかのコツを押さえれば初心者にもできる増やし方です。
ここでは、経済的で収穫量アップにもつながるブルーベリーの挿し木の方法とコツについて、具体例をあげて紹介します。

 

ブルーベリーを挿し木する目的は?

ブルーベリーを挿し木する目的は、大きく2つあります。

1つ目は挿し木をして木の数を増やすことで花粉を多くし、受粉しやすくすることです。
ブルーベリーは他家受粉といって、他の品種の木の花粉を受粉しないと実がなりません。
ですから、ブルーベリーを栽培するときには2つ以上の品種を近くで育てる必要があります。
そして、花粉が多ければ多いほど受粉の可能性が高まるため、挿し木をして増やした別品種のブルーベリーを近くに植えれば、それだけ沢山の実が採れる可能性があるでしょう。

2つ目の目的は、挿し木することで、経済的にブルーベリーを増やすことです。
ブルーベリーを最初に植える際には苗を購入するのが一般的ですが、それ以降、ブルーベリーの木を増やそうと思ったら苗を購入する必要はありません。
伸びた枝や剪定した枝を使って挿し木することで、ひとつの木を何本にも増やすことができます。

 

ブルーベリーの挿し木のやり方

ブルーベリーの挿し木には2種類の方法があります。
1つ目は緑枝(りょくし)挿しと言い、夏の成長期に行われます。
春以降に伸びた1年枝を10センチメートルずつに切り分け、水に3時間ほど漬けて吸水させましょう。
それを、ピートモスと鹿沼土を1対1の割合で混ぜた土に挿して明るく涼しい日陰に置き、毎日朝晩水をやり発根するのを待ちます。

もうひとつの方法は休眠枝(きゅうみんし)挿しと言われるもので、秋以降次の春までの休眠期に行う挿し木です。
休眠枝挿しでは、剪定直後の枝だけでなく、秋から冬の間に剪定した枝をビニール袋などに入れて冷蔵庫の野菜室内で保存しておいた枝も使用することができます。
これらの枝を2芽ずつ残して10センチメートル程度に切り分けたものを水に入れて吸水させて使います。
1~3か月して新しい芽が順調に育ち始めたら発根の合図です。
鉢上げしてさらに大きな株にしていきましょう。

 

ブルーベリーの挿し木のコツは?

緑枝挿し、休眠枝挿し共通のコツは、10センチメートルほどに切り分けた枝を吸水させる前に、切り口を鋭いカミソリのような刃物で斜めにカットすることです。
こうすることで吸水面が大きくなるとともに、切り口の細胞が破壊されにくいため吸水力が高まります。
また、土に挿すときには切り口を痛めないように、挿し木する枝と同じくらいの太さの棒であらかじめ土に穴を空けてから枝を挿します。
ほかにも、緑枝挿しの場合には枝先の葉がしっかりと成長した枝を選んで挿すこと、気温が30度以上にならないことに気を付けましょう。
休眠枝挿しでは、木化した枝も使用できますが、春から伸びた1年枝を使うことで成功の確率が高くなります。
ブルーベリーの挿し木は、以上の注意点を守れば基本的に1年中行うことができます。
特に、夏と冬の剪定時にカットした枝を使って挿し木を行えば、無駄なく枝を利用することができるので効率的です。

 

挿し木の失敗例から学ぼう!

基本的に、ブルーベリーの挿し木は気温の高い夏の緑枝挿しよりも、休眠枝挿しの方が簡単と言えるでしょう。
緑枝挿しの際には温度が高くなり過ぎないようにするとともに水のやり過ぎに注意し、枝を腐らせないように気を付けます。
また、緑枝挿しを成功させるには葉の数にも注意が必要です。
枝を調整する際には、上から2枚の葉を残して他の葉は取ってしまいましょう。
葉を多く残すと枝自体が枯れてしまうことがあります。

さらに、季節に関係なく挿し木に使う用土は保湿力とともに、通気性が大切です。
ピートモスは保湿性に優れた土ですが、鹿沼土と混ぜて使わないと挿した枝が腐食する原因になります。
少ない灌水で湿度を保つには、鉢全体を通気孔を空けたビニール袋で覆ってしまうのもいいでしょう。
また、挿し木には基本的に肥料は必要ありません。
肥料を与えると腐食の原因になる場合があるので、できる限り肥料なしの用土を使用するようにしましょう。

 

ブルーベリーの挿し木でたくさん収穫しよう

ブルーベリーを増やすには、苗を買うだけでなく挿し木という方法があります。
ブルーベリーの挿し木には、夏に行う緑枝挿しと秋以降に行う休眠枝挿しがあります。
緑枝挿しの際には温度管理と残す葉の数を多くし過ぎないことに気を付けましょう。
緑枝挿し、休眠枝挿し共通の注意点としては、枝の切り口の組織をできるだけ壊さないように斜めにカットすること、また、挿した枝を腐食させないために水をやりすぎないことがあげられます。

これらのコツをおさえれば、ブルーベリーの挿し木は初心者でも簡単に行うことができます。
剪定の際にカットした枝を使えば、たった1本の木からいくつもの挿し木を行うことができ、とても経済的です。
ブルーベリーの収穫量アップのためにも、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。