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育てやすいブルーベリー!ラビットアイの実を収穫しよう

こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。

ブルーベリーというと愛らしい小粒な実やブルーがかった深みのある紫色が頭に思い浮かぶのではないでしょうか。
デザートや料理のアクセント、ジャムやムースなど、他にもブルーベリー味の食品がさまざまあり、馴染みのあるフルーツのひとつです。
「自宅にブルーベリーの木があるなんてステキ」「栽培を始めてみたい」と思う人には、育てやすいラビットアイがおすすめです。
その魅力と品種の特徴や育てる際のポイントをご紹介します。

ブルーベリーの品種は2系統

実は、ブルーベリーには2系統の品種があります。
その系統は、ハイブッシュ系ラビットアイ系と呼ばれています。
実がなるためには、受粉の際に同系統のかけ合わせが必要です。
そして、同系統のなかでも別の品種でなくてはなりません。
楽しみながら上手に収穫まで成功させるには、まず系統に違いがあることと、受粉の注意点を理解しておくことがポイントです。
(品種の違いについてはこちらでより詳しく紹介しています👇)

ブルーベリーの種類を教えて!おすすめの品種は?

今回おすすめするラビットアイは、完熟する少し前にうさぎの目のように赤みを帯びることからその名がつけられました。
ラビットアイはハイブッシュより土壌を選ばない割と丈夫な品種なので、初心者でもチャレンジしやすいブルーベリーの系統です。
また、日本の気候でも育てやすいと言われています。
樹勢が強く、収穫量も多い、そして甘みのある実をつけるのが特徴です

実を収穫するのに適したラビットアイは?

ラビットアイ系のブルーベリーの中から、収穫を目的とするのに適した代表的な6品種をご紹介します。

まず、標準品種のブライトウェルは、受粉、収穫量ともに優秀です。
収穫の時期は6月下旬から7月上旬で、ラビットアイと言えばブライトウェルというほど、人気があります。
実のサイズや甘さも満足できる品種といえるでしょう。

数あるブルーベリーの中で、1番遅い時期に収穫期を迎えるのがオンズローです。
開花時期が遅れてしまうと受粉相手に困ってしまう難点はあるものの、甘みが強く、種や皮の食感が口に残らない点がとても優秀な品種です。

ほかの品種に比べ、割と新しい品種のオースチンは、甘みと酸味のバランスの良さが良いことで知られています。
収穫の時期はブライトウェルより少し前です。
幼木の時期はほかのラビットアイ系のブルーベリーよりサイズ感が小さいものの、成木になると樹勢が一気に強くなる品種です。

ベッキーブルーは、ラビットアイ系には数少ない酸味が強めの品種です。
生育がよく誰でも育てやすい点は良いのですが、食感は好みがあるものの、やや種感が強く残ることが残念な点です。

コロンバスは扁平で大きめな実をつけます。
酸味と甘みのバランスもよく、こちらも育てやすい品種と言われています。
収穫はほかの人気のある優良な品種と重なる時期のため、あえて選ぶかどうかは個人の好みによります。

大粒の実をつけることで知られるブライトブルーは、生育は良いものの雨に弱い難点があります。
雨によって裂果しやすい品種です。

A plenty of blueberries on a blueberry bushes.

できれば避けたい品種もある

育てる目的が実を収穫するためである場合には、避けたほうがよいラビットアイもあります。
その代表6品種を紹介します。

まず、在来品種の中では代表的なホームベルは、頑張って剪定しても実がなかなか大きくなりません。
収穫量を増やすことを意識して剪定を行えば、小粒の実がたくさん収穫できます。
ブルーベリージャムを作るには向いているでしょう。
生育が良く受粉木としては優秀です。

ほかの品種と比べて、実が小さく病害虫に弱い品種がティフブルーです。
育てにくいのでおすすめできません。

ウッダードは樹勢も収穫もほかに比較すると今一歩で、結実不良が多い点からも、収穫目的では取り立てて育てるメリットがありません。

クライマックスは極早生(ごくわせ)の品種です。
生育期間が短いのは良いのですが、味が良くありません。

デライトは美味しい品種で知られています。
しかしながら病気に弱く収穫量も少ないです。
味が良いだけに惜しい品種です。

パルドウィンは、収穫量は望めますが、ひと粒ずつが小さいため手間がかかり、収穫作業が大変です。

栽培環境や栽培目的で選ぶ品種が変わる

まず品種を選ぶ際には、寒冷地なのか温暖な土地なのかによって向き不向きがあることを念頭において選びましょう。
生育に望ましい環境かどうか確認が必要です。

どの品種に決めるかは、育てる環境に加え、目的によって変わります。
ブルーベリーの実をそのまま楽しみたいのか、ジャムの用途で使いたいのかなど、収穫した実の使い方により品種を選びましょう。
ハイブッシュより小さめの実をつけるラビットアイですが、その中でも比較的大きめのサイズが良いのか、それとも小粒が良いのかなど、目指すサイズ感についても考えてみなければなりません。
また、サイズ以外にも果実の品質は好みによって分かれますが、酸味や甘みのバランスや、食感も気になることでしょう。
何に重きを置くかによって、選ぶべき品種が異なります。

病害虫や天候の影響を受けやすいかどうかも選ぶ基準となるでしょう。

ブルーベリーの受粉には同系統、ラビットアイ系の中の別品種が必要になります。
開花時期や収穫時期のバランスを考えて、いくつか選ぶのも重要なポイントです。
受粉木向きな品種かという点も参考にできます。
(受粉についてはこちらでより詳しく紹介しています👇)

ブルーベリーの花が実になるまで!受粉したのか確認しよう!

日頃から管理しやすいかどうか、剪定や水やりについてなど特徴を踏まえて、トータル的な観点から選ぶと良いでしょう。

樹勢がよいラビットアイは剪定がポイント

ブルーベリーの系統では育てやすいラビットアイですが、その分樹勢が良いので管理には工夫が必要です。
育成のプランをきちんと立てなくてはなりません。
剪定の際にバランスを考え、先をみた剪定技術がとても重要になってきます。
剪定が甘いと、実がさらに小さくなるだけでなく、収穫に手間取り大変です。
わからないことや、困ったことなどがあれば、お気軽にIN NATURALへご相談くださいね。
(剪定についてはこちらでより詳しく紹介しています👇)

ブルーベリーを上手に剪定して大きな実を収穫しよう!

お庭で実ったものを食べる。
そんな楽しみを実現させるため、ぜひラビットアイの生育にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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