白樺をシンボルツリーにしよう!育て方のコツとは?

白樺

白樺

Betula platyphylla

カバノキ科
カバノキ属
別名 シラカンバ
原産地 温帯から亜寒帯
形態 落葉高木

耐寒性:強い / 耐暑性:弱い / 耐陰性:なし

こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。

白樺といえば、高原や避暑地というワードが思い浮かぶ涼しげなイメージの樹木ですよね。
まっすぐに伸びた白い幹は美しく、写真や絵画の題材として見る機会も多いでしょう。
そんな白樺はシンボルツリーとしてもおすすめです。
夏は緑の葉が、秋は紅葉した葉が白い幹と美しいコントラストを描き、私たちの目を楽しませてくれる白樺。
今回はシンボルツリーとしての白樺について、育て方などを詳しくご紹介します。

 

白樺ってどんな木なの?

白樺はカバノキ科カバノキ属の樹木です。
特徴である白い幹から「白いカバノキ」という意味で白樺という名が付けられました。
「シラカンバ」と表記されることもあります。
温帯から亜寒帯に広く分布していて、シベリアなどロシアの寒い地域でよく見られます。
日本では北海道や本州の高原など冷涼な気候の地域に多く分布しています。
落葉高木という種類で、夏に生い茂った葉は秋になると黄色く色づき、冬にはすべての葉が落ちます。
春に花が咲きますが、見た目は緑色の松ぼっくりのようなので観賞用としては不向きです。

白樺林

白く美しい幹が一番の自慢!白樺の魅力に迫ります

白樺の一番の魅力はなんといっても白い幹の美しさですよね。
群生地ではとくに魅力が感じられるのではないでしょうか。
夏の空の青さと白樺の幹の白さ、葉の緑色の三色はこれぞ夏だという美しいコントラストです。
また、ひっそりと他の樹木の中にまぎれた数本の白樺も印象的です。
夏に目にも涼しげな風景を見せてくれた白樺の白い幹は、秋には黄色く色づいた葉に彩られて夏とは違った暖かみのある魅力を演出します。

そして、すべての葉を落として白い幹だけになった白樺は厳しい冬の到来を私たちに知らせてくれるでしょう。
このように1年を通して季節の移り変わりを描いてくれる白樺が自分の家の庭にあったら素敵ですよね。
実は白樺はシンボルツリーにぴったりな樹木なんです。
ポイントは丈夫でよく育つことです。
お子さまの誕生祝いなどに植樹すれば、ともに成長していく様子を楽しむことができそうですよね。
きっと家や家族に寄り添うように素敵に庭を彩ってくれるのではないでしょうか。
暑いところは少し苦手ですが、寒さにはとても強いので北海道などの寒冷地でもすくすくと元気に育ちます!

 

白樺を育てるときに気をつけたいこととは?

鑑賞用の樹木として優秀な白樺ですが、育てるにあたっていくつか気をつけたいことがあります。

まずは花粉症です。
杉花粉のピークが過ぎたころ白樺の花粉は飛散をはじめ、杉花粉と同じように花粉症を起こすことで知られています。
北海道に住む人たちがかかる花粉症の多くは白樺の花粉症と言われています。
アレルギーをもつ人は注意をしたほうがよいでしょう。

つぎに育成場所の気候です。
白樺は高原などの涼しい地域でよく見かけますが、温暖な地域では育てられないというわけではありません。
植え付ける場所の風通しや日当たりなどを考慮して、できるだけ涼しい環境にしましょう。

しかしあまりにも暑いと枯れてしまったり、特徴的な幹の白さが失われたりする恐れがありますので注意が必要ですね。
また樹木の寿命が20年程度と短いことも特徴です。
成長は早いので、早めに次の株を準備しておくといいかもしれませんね。
このように丈夫でよく育つ白樺ですが、白樺が大好物のテッポウムシという害虫がいることを覚えておきましょう。
放っておくと枝や幹が折れたり枯れたりするので、専用の殺虫剤などで早めに駆除します。

白樺

白樺の上手な管理方法とは?

長く美しく樹木を鑑賞するためには適切な管理が必要です。
難しく思われるかもしれませんが、成長が早く丈夫な白樺はあまり手間がかからず管理は簡単なのです。
用土は一般的な庭木が育つ環境なら特に問題はありません。
現在ガーデニングなどを楽しんでいらっしゃる場合は、そのまま気軽に庭に植え付けても大丈夫です。
肥料は無くてもよく育ちますので、植え付け時も成長過程でも必要ありません。

このように手軽に育てられる白樺ですが、乾燥は少し苦手です。
とくに根元が乾燥するのを嫌うので、夏の暑い日が続くときはたっぷりと水をやりましょう。
その他の季節は雨水で足りますが、乾燥する日が続いて根元がカラカラに乾いているときは水をやったほうが安心です。
また、白樺は放っておいても美しい樹形を形成するので、剪定や切り戻しは必要ありません。
切り口から入った菌などで枯れる恐れがありますので、できるだけ手を加えずに育てましょう。
一方でカミキリムシの幼虫のテッポウムシの食害には対策が必要です。
テッポウムシは幹の中に入り込んでトンネルを掘りながら食い荒します。
幹に穴が開いていたり、穴からおがくずのようなものが落ちていたりしたらテッポウムシがいる可能性が大きいです。
気がついたら殺虫剤で被害を最小限におさえましょう。

 

白樺をシンボルツリーとして楽しむためには

白樺は季節ごとに変わる葉の色や美しい白い幹で1年を通して私たちの目を楽しませてくれます。
土質を選ばず丈夫で早く育ち、手をかけなくても美しい樹形を作ります。
暑さは苦手なため温暖な地域で育てる場合は、見た目が劣ったり寿命が短くなったりすることがありますので注意が必要です。
長く美しくシンボルツリーとして楽しむには冷涼な地域のほうが向いていると言えるでしょう。

Betula platyphylla