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見た目が楽しい観葉植物!パイナップルを育てよう

こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。

パイナップルといえば、果物というイメージです。
しかし、パイナップルは観葉植物として目で見て楽しむこともできるのです。
もちろん、鑑賞した後は、育った実を食べて味わうことも可能です。
では、パイナップルはどのようにして育てればいいのでしょうか。
挿ししろの作り方、温度管理、剪定、病害虫の対処法など、パイナップルを育てる上で大切なポイントを解説します。

食べ終わったパイナップルの葉も育つ

パイナップルは美味しく食べた後に、観葉植物として再利用することができます。
その方法は非常に簡単で、誰でもできます。まずはパイナップルを丸ごと1個購入します。
食べるときには通常、葉の部分は捨ててしまいます。
しかし、これを捨てずに挿し木にすれば観葉植物として育てることができるのです。
まずは、パイナップルの葉の下の方をむいて挿ししろを作りましょう。
2~3cmほど茎が見える状態にするといいでしょう。
その後、水苔に植えつけておくと、勝手に根が生えてきます。これでパイナップルの観葉植物の完成です。
育てるときには、穴の空いた鉢がおすすめです。
これは、水が鉢の中に溜まるのを防ぐためです。ちなみに、水栽培でも株を作ることができます。
自宅の条件に合った方法で試してみましょう。

植え替えたら温度管理が重要

根が出たら水はけのよい土に植え替えて育てます。
土はやや酸性の土が向いています。土の表面が乾いたら、水をたっぷり与えるようにしましょう。
その際、水は鉢底から流れ出るまで注ぐようにしてください。
ただし、根腐れをしないように、皿の水は溜めないように注意することが必要です。
そんなパイナップルを育てる際のポイントは、温度管理だといわれています。
そもそもパイナップルは熱帯地域の植物です。
主にタイやフィリピン、ブラジル、そして日本では沖縄で生息しています。
そのため、パイナップルは寒さに非常に弱くできているのです。
生育環境は20度~30度が適温だといえるでしょう。
そんな温かい場所を好むパイナップルを枯らさないように育てるためには、冬場の置き場所が重要なカギを握ります。
室内の温度の高い場所に置くようにして、冬場でも10度以下にならないように気をつけましょう。

実ができるのは3年後から

鉢植えだとパイナップルの実はできないのではないかと思われがちですが、そんなことはありません。
温度管理をしっかりとし、リン酸が多めの肥料を適度に与えながら育てていけば、3年~4年で実がなるのです。
もちろん、できた実を食べることもできます。
ただし、熟していない状態のパイナップルは食べ過ぎないようにしてください。
それは口の中が荒れてしまう原因になるからです。
実ができるまでの間は観葉植物として育てれば、楽しく待つことができるでしょう。

枯れた葉はこまめに剪定を

葉が混み合って蒸れてくると、パイナップルの葉の中から茶色い葉が出てきます。
その際、茶色くなった葉はこまめに剪定することが必要です。
なぜなら、観葉植物としての見た目が悪いだけでなく、株が腐る原因にもなるからです。
また、パイナップルの葉は尖っています。
手が触れると、怪我をする恐れもあります。
必ず軍手をはめて、手入れをするようにしてください。
またはうっかりと触れてしまわないように、あらかじめ葉先を切ってしまうという手もあります。
特に、小さな子供がいる家庭では注意が必要です。

病害虫には比較的強い

熱帯地域で生育するパイナップルは高温を好みます。
しっかりとした温度管理が必要となってくるため、育てるのが難しいと思うかもしれません。
しかし、そんなことはありません。なぜなら、パイナップルは病気や害虫に強い非常に丈夫な植物だからです。
観葉植物を育てるのが初めてという人でも育てやすいといえるでしょう。
ただし、めったにありませんが、カイガラムシやハダニなどの害虫に株の部分の栄養を奪い取られることがあるので注意が必要です。
万が一、パイナップルの株の部分に害虫を発見したら、市販の薬剤を使ったり、軍手をはめた手で払ったりして株から駆除するようにしてください。
また、ハダニに関しては、きちんと葉水をしていれば防ぐことができます。

おもしろい実のでき方にも注目

パイナップルは実ができるまで3年以上かかります。
時間がかかるため、その間、退屈だと思うかもしれません。
しかし、パイナップルは実のでき方にも特徴があり、非常にユニークなのです。
その過程を見ていれば、決して飽きることはありません。
まず、パイナップルは花が咲きます。花はまるで実のように見えます。
不思議な咲き方をするので、この花を眺めているだけでも楽しめるでしょう。
そんなパイナップルの花は日が経つにつれ、紫色から灰色に変化していきます。
そして少しずつ硬くなっていくのです。つまり、花がそのまま実になってしまうのです。
珍しい実のでき方といえます。
なかなか生えているところを見る機会がないパイナップルを間近に見ることができるのは貴重な経験です。
子供がいる家庭では、楽しみながら生育過程を学べる良い機会になります。
実のでき方を観察して楽しむためにも、ぜひ育ててみてはどうでしょうか。