こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
自宅のインテリアの1つとして観葉植物を取り入れ、癒しの空間を作りたいと考える人も多いのではないでしょうか。
なかでも、簡単にさまざまなアレンジができるエアプランツは、家具やインテリア、空間になじみやすい観葉植物として人気が高い種類です。
エアプランツならではのおしゃれな飾り方と、飾る際のポイントを紹介します。
目次
器に入れて飾る
エアプランツを器に入れる方法は、飾る手段としてもっとも手軽な方法であるといえます。
土がいらないため、器の種類が限られないことも特徴であり、グラス、小皿、小鉢、かご、缶など好みの器を利用できることが魅力です。
器の底に色砂を敷いたら、エアプランツを置くだけで完成します。
軽石やウッドチップなどを利用して、透明な容器の中で動植物を育て楽しむテラリウムを作ってもよいでしょう。

天井や壁に吊るして飾る
エアプランツは、土がいらず軽いという特徴を生かした飾り方として、天井や壁に吊るす方法があります。
例えば、かごにワイヤーや紐を括りつけてクリップで吊るしたり、コルクボードやウッドプレートなどにレイアウトしたりといった方法です。
板に固定するときは、ワイヤーや麻紐などで帯を作り、挿しこむと、エアプランツを傷めずに長期間きれいな状態を保てるでしょう。
また、天井や壁に傷をつけたくないという場合にはポールハンガーなどを利用する方法が有効です。

木に着生させてみよう
エアプランツは木に着生する植物であり、うまく根付けばより元気に生長することが特徴です。流木やコルクを利用し、エアプランツが動かないように固定して着生させましょう。エアプランツが着生したら、壁に立てかけたり窓辺に置いたりして楽しむことが可能です。

エアプランツの性質を理解することも大切
銀葉種のエアプランツは、葉の色が銀や緑であり、乾燥している環境でも生長するための器官が発達していることが特徴です。
白っぽく見える部が、水分を吸収するための「トリコーム」と呼ばれる部分であり、銀葉種はトリコームで全体が覆われています。
なかには、トリコームのサイズが小さく目立たない品種も存在しますが、基本的には乾燥に強い種類です。
ただし、水分を吸収しやすいため、水分過多により腐りやすいことがデメリットだといえます。
水やりをしたあとは、風通しのよい場所に移すことが重要です。
緑葉種のエアプランツは、トリコームが少なく、葉の表面は光沢があります。
銀葉種と比較すると、直射日光や乾燥に弱いことが特徴です。
水やりの回数は週に2~3回ほどと多く、品種によっては2日に1回は水を与える必要があります。
ただし、冬には水やりの回数は抑えて、気温が10度以下になった場合には週に1回程度で管理することがポイントです。
いずれのエアプランツも、直射日光に長時間当たらないよう注意しましょう。
エアプランツは、自生している地域では木などに着生しているため、直射日光の当たる場所ではなく日陰で生長します。
窓辺に飾る場合でも、風通しがよく直射日光は当たらないようにするといった工夫が必要です。
次に、飾るときに注意したいことを部屋別に紹介します。

リビングや寝室に飾る際の注意点
エアプランツをリビングや寝室に飾るときの注意点として、窓辺に置く場合には直射日光を避けること、エアコンを利用する季節は水やりの回数を増やすことが挙げられます。
特に夏場は、直射日光に当たることで葉の温度が急上昇し、葉焼けを起こす可能性が高いです。
葉焼けとは、文字通り日光によって葉が焼けてしまう現象であり、焼けて変色した部分は元に戻りません。
そのため、窓の近くに飾る場合には十分に注意しましょう。
また、乾燥も悪影響を与えるため、近くに水を入れたグラスを置いて乾燥を防ぐことも大切です。

キッチンまわりに飾る際の注意点
キッチンは火を使うため、乾燥しがちな場所です。
エアプランツをキッチンに飾るときには、コンロの近くは避けたうえで、水やりの回数を増やすなど乾燥予防を意識しましょう。
乾燥すると見た目も美しく生長せず、枯れてしまったり水分を含ませるためのケアをしなければならなかったりと、美しいエアプランツを気軽に楽しめなくなります。

浴室やトイレに飾る際の注意点
浴室やトイレは密室となり、通気性がよいとはいえないため、エアプランツが枯れやすい点に注意が必要です。
エアプランツを浴室やトイレに飾るときには、風通しがよい場所を選んで置くか、窓辺の明るいところに置きましょう。
もしも、浴室やトイレに窓がない場合には、日光も当たらず風通しも悪いため、元気に生長しなかったり枯れたりする可能性が高いです。
そのため、住宅の環境によってはエアプランツの生育に不向きだといえます。
リビングなど、窓があり風通しもよい部屋に飾ることを検討しましょう。

簡単アレンジでエアプランツを飾ろう
エアプランツはアイデア次第でさまざまな飾り方を楽しめる観葉植物です。
自宅に植物を1つ飾るだけでも、おしゃれで癒される空間に変わります。
長期間観賞して楽しむためには、エアプランツの特徴を知ったうえで、正しく管理することも大切です。
エアプランツの知識をより深めたいのであれば、ワークショップに参加する方法もあります。
エアプランツを含め観葉植物に関するプロのアレンジも学べるため、IN NATURALのワークショップ開催予定をチェックしてみましょう。