どんな花が咲く?エアプランツの花を楽しもう

こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
エアプランツは、土がなくても岩石や他の樹木などに根を張って育つ不思議な植物です。
あまり花が咲いているイメージがないエアプランツですが、実は美しい花を咲かせるものも存在します。
花をきれいに咲かせることは、植物を育てる醍醐味の1つですよね。エアプランツがどんなに美しい花を咲かせるのか知りたくないですか。
今回はエアプランツの花の様子と、花を咲かせるためのコツを紹介していきます。

カラフルで鮮やか!魅力的なエアプランツの花

見た目からはあまり想像できないかもしれませんが、エアプランツは意外にもカラフルで素敵な花を咲かせるものもあります。
今回は代表的な品種の花を3つ紹介します。

1.鮮やかで上品なすみれ色の花が咲く「イオナンタ」

イオナンタはチランジアの一種でとても多くの品種があります。
どの品種も似ているように見えますが、色合いが少しずつ違うので色の違いを楽しむのもおすすめです。
中には葉先が赤や黄色に変化する品種もあり、インテリアとしても映えます。
イオナンタは銀葉種という種類で、水を吸収する「トリコーム」という器官がよく発達しているので乾燥に強いと言われています。
銀葉種というのはその名の通り、葉の色が銀色に見えるチランジアのことを指します。
なぜそのように見えるのかというと、光が葉の表面に生えているトリコームに当たると銀色になるという仕組みだからです。
イオナンタの花の色はすみれ色で、鮮やかですがどこか上品な雰囲気です。
開花時期には株全体が赤くなってくるという特徴があるのでぜひ参考にしてみてください。

2.ピンクと紫の鮮やかなコントラストが魅力な「ブルボサ」

ブルボサは現地の言葉で「球根」という意味です。
その名の通り、球根や壺のような形をしていて、そこからうねるように長細い緑色の葉がバラバラと伸びていて個性的です。
乾燥に弱く、多湿を好むエアプランツなので水やりの頻度は多めが良いと言えます。
しかし、蒸れには弱いので閉め切った高温の部屋ではなく、風通しの良い涼しいところで育てましょう。
直射日光を避けて明るめの日陰で育てます。
ブルボサの花は花苞がピンク色で、花弁は筒状で紫色です。
鮮やかでコントラストがとても美しい花です。
花が咲く前に、先端が赤ピンク色になり、その後紫色の花を咲かせますが、その過程がとてもきれいです。

3.優しいパステルカラーがかわいい「ストリクタ」

ストリクタは100円ショップでも売られているほどメジャーなエアプランツです。
人気の理由はそのかわいらしさと丈夫さです。
細い葉とコンパクトにまとまった姿がかわいらしく、生長も早く育てやすいと言われています。
元々、熱帯雨林のような高温多湿の場所ではなく、高山地帯特有の日当たりと風通しが良い場所に生育している植物のため、日当たりと通気性がいい環境を用意するのが良いです。
比較的乾燥にも弱いので、水を多く与えるのがポイントです。
水分が足りなくなり、乾燥してくると、葉が丸まる、株全体に張りがなくなるといった様子が見受けられるようになるので、それを水やりの目安にします。

ストリクタの花は、上記のイオナンタとブルボサが割と鮮明な色合いだったのに対して、淡い色合いです。
桃色の花苞の中に淡紫色の花を咲かせます。
比較的簡単に花芽が付くのも魅力の1つと言えます。

健気に一生懸命生きるエアプランツの花を咲かせるためには

エアプランツが花を咲かせるのは、実は一生に一度しかありません。
しかし、少しずつ花を咲かせようと変化していく姿は私たちを楽しませてくれます。
株が成熟してくると膨らんで花芽ができ、徐々に大きくなっていきます。
同時に、少しでも多く受粉の機会を得るために花を株の外に長く長く伸ばしていきます。
鮮やかな色合いと形で目立つことにより、精いっぱい子孫を残そうとしている姿は、派手な見た目とは対照的にとても健気ですね。
そんな一生懸命生長するエアプランツの花を咲かせるためには、以下の2つのことに気を付けて育てるようにしましょう。

1.十分に育った大きめの株を購入し、健康にさらに大きく育てる

1つ目のポイントは、十分に育った大きい株を購入することです。
これは、株が成熟しないと花を咲かせて子孫を残そうとしないからです。
なるべく大きいものを選び、さらにそのエアプランツを最適な栽培環境で育てて健康に大きく育てることが必要となります。
100円ショップなどで売られているものは小さいものが多く、花が咲くまでに時間がかかりやすいため注意しましょう。

2.直射日光は避けつつ、たっぷりと日光を浴びさせる

2つ目のポイントは直射日光は避けつつ、たっぷりと日光浴させることです。
植物が育つには光合成が必要という知識は、学生のときに一度は聞いたことがあるでしょう。
ただし、ただ日光に当てるだけでは駄目です。
直射日光は「葉焼け」という、日焼けと同じような症状を起こしてしまうことがあります。
葉っぱが焼けて枯れ落ちてしまうので、直射日光は必ず避けるように注意しましょう。
レースのカーテン越しに日光をたっぷり浴びることができるよう、工夫すると良いですね。

開花をじっくり待つのも育てる醍醐味!

エアプランツは生長も開花も比較的ゆっくりな植物です。
しかし刻々と変化していくその美しさの過程を観察するのも1つの楽しみでもあります。
ペースがゆったりな分、花が咲いたときの嬉しさと感動も大きいはずです。
エアプランツにとって一生に一度だけの晴れ舞台である鮮やかな開花を拝むことができるその日まで、じっくり焦らず生長を見守り、育ててみてはいかがでしょうか。