変わった形が楽しい!アデニウムを長く楽しむコツと育て方

アデニウム

アデニウム

Adenium

キョウチクトウ科
アデニウム属
別名 砂漠のバラ、デザートローズ
原産地 南アフリカ、南西アフリカ、アラビア半島など
形態 多年草

耐寒性:弱い / 耐暑性:強い / 耐陰性:なし

こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。
少し変わった形の観葉植物、アデニウムを知っていますか?

adenium

塊根植物と呼ばれるアデニウムはひとつひとつが個性的で飽きがこないユニークなフォルムをしています。
また綺麗な花も咲かせてくれますので、見る人を楽しませるのにぴったりの植物です。
ここではアデニウムの概要説明だけでなく、長く楽しむための育て方や注意点を紹介していきます。
個性的な観葉植物に興味がある人はぜひ参考にしてみてください。

 

美しく、ユニークな形状が魅力的なアデニウム

アデニウムは南アフリカ、南西アフリカ、アラビア半島などが原産の植物です。
株元が膨らんだ独特なフォルムの多肉植物に分類されます。
見た目はいかにも熱帯植物ですが、多年草で落葉性を持っているのも特徴です。
大きくて丸い株元に細い枝が伸びる姿が印象的で、気温が20度を越えると、ピンク、赤、白の大きな花を咲かせます。
品種によっては黄色や紫が咲く場合もありますのでとてもカラフルです。

アデニウムは砂漠で美しい花を咲かせるので「砂漠のバラ」や「デザートローズ」の愛称で親しまれています。
ひとつの花は約1週間開花し、肥料を継続して与えれば他の箇所にもどんどんと花を咲かせることができるでしょう。
水の代わりに適切な量の液体肥料を与える、もしくは置き肥をすることで長い期間、花を楽しむことが可能です。

国内で一般的に流通しているアデニウムはタイで品種改良された園芸品種であるアデニウム・オベスムです。

Adenium-obesum-001.jpg

By MathKnightOwn work, CC BY-SA 3.0, Link

寒さに若干強いアデニウム・アラビカムという品種もあります。

Adenium arabicum

By Simon (celery) Marshall, on Flickr

珍しい品種でいえば、ソコトラ島にのみ生息しているアデニウム・ソコトラナムが有名です。

Adenium Socotranum Flowers, Socotra, Yemen

By Valerian Guillot, on Flickr


ソコトラナムは子株のうちはオベスムとの違いがわかりにくいですが、生長すると横に大きくなっていくのが顕著になります。
現地では4m以上の大木に生長した例もあるようです。

 

寒いと花が咲かない?アデニウムの育て方

アデニウムは熱帯植物ですので夏の暑さには強いです。
真夏であっても、直射日光の当たる場所に置くようにしてください。
しかし、暑さをものともしない反面、寒さには弱いので注意しましょう。
春から秋のシーズンは日当たりが良く、かつ雨には当たらない場所に置くのがベストです。
それが少し難しいようであれば、日当たりの良い窓辺に置くようにしましょう。
室内で栽培をしている際、緩やかな寒さでも葉が落ちていくときがあります。
そのようなケースでは日照不足が原因であることが多いです。
冬以外はできるだけ屋外で管理するのが望ましいでしょう。

生育期の春~秋にかけては、土が乾いたらたっぷりと水を与えることが大事になります。
砂漠地帯が原産の植物なので、できるだけ水を与えずカラカラにするイメージがあるかもしれませんが、それは避けた方が無難です。
表面の土が乾いたときは、鉢底から流れ出るまで水をあげましょう。
1回のタイミングで水をたくさんあげるのがポイントになります。
次に水をあげるタイミングは真夏であっても10日前後は空けるようにしてください。
少しずつ水をあげ続けると、一見乾いているようでも過湿になり、腐ってしまう可能性が高くなります。
冬は断水して休眠状態で越冬させるのがセオリーです。
秋以降になり肌寒くなってきたら、早めに室内に取りこみ日当たりの良い暖かい場所で断水するようにしましょう。

 

冬と梅雨は要注意!アデニウムの管理方法とは

アデニウムの管理は冬と梅雨時が少し難しいです。
冬に間違った水やりをすると、根腐れを起こし、寒い時期が終わっても開花しなくなることがあります。
アデニウムは寒さに弱いので、できるだけ10℃以上の環境を維持するのがポイントです。
5度以下になると完全に断水しなければ枯れやすくなります。
0℃になると完全に枯れてしまうので翌年の開花は不可能になるでしょう。
冬に水を与えたいのであれば、常に室内に置き、暖かい環境を崩してはいけません。
冬は乾燥の影響で葉が落ちやすくなりますが、春になるとまた新しい葉がつくので、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。
新しい葉が付き始めたらまた水をあげ出しても良いサインと考えましょう。

アデニウムは雨にも弱いので、梅雨は雨の当たらないところで管理する必要があります。
軟腐病は梅雨時と冬になりやすいですので、梅雨時も水やりを控えるようにしてください。
また、アデニウムを植える際には一番下に軽石を敷き、水はけは常によくしておきましょう。

 

花もフォルムも楽しめるアデニウムは魅力が満載

アデニウムは小さな多肉植物とは異なり、そのワイルドな風貌が最大の売りといえるでしょう。
鉢植えは高さ30cmぐらいですが、原産地では5m以上の大きさまで生長することもあるようです。
アデニウムはとても面白い姿をしているので、どこか目立つところに飾るなどして、インテリア性が高い楽しみ方がおすすめです。
独特のフォルムを楽しんだり、可愛らしい花を愛でたり、人によっていろいろな楽しみ方ができるのも良いところです。
育てる際にはいくつか注意点はありますが、それさえ守れば問題はないでしょう。
園芸店などで見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。
アデニウムの姿を実際に見れば、その不思議な魅力にますます引き込まれるのではないでしょうか。

Adenium Garden