こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。
大晦日が近づくと、新年を迎える準備が始まりますね。
鏡餅やしめ縄、門松などを揃えて年神様を待つのが日本古来の風習です。
今回は正月飾りに少しだけ手間をかけて、子どもたちと一緒に手作りしてみませんか。
家族で作った飾りを眺めながら迎える正月も素敵なものです。
そこで、この記事では子どもたちと一緒に楽しめる簡単な正月飾りの作り方を紹介します。
枝と紅白餅で花餅を作ろう
花餅とは正月飾りのひとつで、紅白餅を枝に付けたものです。
これを主役にして、花餅がいっぱいの正月飾りを作ってみましょう。
用意するものは、土台となる切り株と木の枝、松、紅白餅です。
枝や土台は購入したものを使用しても良いですが、庭木で剪定した際に出た枝があれば、それを使っても大丈夫です。
切り株に枝を釘などで固定したら、白い餅から枝に付けていきましょう。
餅はつきたてを平たく伸ばし、1cm位の棒状に切ったものを巻き付けるようにして付けます。
それから、白餅と白餅の間に赤い餅を同じようにして付けていきましょう。
枝全体に餅がついたら、松をあしらって完成です。
注意したいのが、餅はつきたての熱いうちに作業しなければならないことです。
冷めてしまうと固くなってしまい、枝に付ける作業が難しくなってきます。
少量の花餅であれば、切り餅を電子レンジで温めて使っても良いでしょう。
切り餅を縦に4等分位にカットして、電子レンジで約1分加熱します。
色付けする場合は、この時点で食紅を少量混ぜて手で練っておきましょう。
片栗粉をまぶしながら、餅をちぎって枝に貼り付けていきます。
レンジの場合も餅はすぐに固くなってしまいますので、様子を見ながら少しずつ温めると扱いやすいです。
子どもたちとワイワイ餅を付ける作業は楽しいものですよね。
花餅がたくさんできたら、おしゃれな花餅リースにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
リースは土台がいらないので、花餅と枝、リボンがあれば簡単に作ることができます。
土台を使うやり方と同様に紅白の餅を枝に付けましょう。
枝をリース状に丸め、リボンで固定したら完成です。
玄関の扉や部屋の壁に飾ると、しめ縄とはまた違った雰囲気を楽しむことができます。
しめ縄リースの飾りつけをしよう
市販のしめ縄リース土台に好きな飾り付けをして、オリジナルのしめ縄を作ることもできます。
用意する材料はしめ縄リース土台と、和紙やフエルト、水引、造花などの素材、素材を付けるためのグルーガン(接着剤)です。
多くの材料が気軽に手に入るものなので、思い立ったら気軽に始められます。
しめ縄リースの代わりに、クリスマスリースの土台を使っても大丈夫です。
どんな飾りにするか子供と一緒に考えながら選ぶのも楽しいものですよね。
素材を選んだら、バランスを見ながらリース土台に付けていきましょう。
造花の余分な葉や茎は適宜カットして構いません。
飾り付けに決まりはありませんが、きれいに仕上げるコツは、飾りを付ける場所を1部分に絞ることがポイントです。
クリスマスリースのように全体を覆うとお正月らしさが半減してしまいます。
正月らしい雰囲気にするには、飾りにナンテンや松葉、稲穂などを選ぶと良いでしょう。
和紙を使って折り紙を作ったり、フエルトを小さな花の形に切り取ったりしたものをアクセントにするのもおすすめです。
子供でも安全に作業できるうえ、手作りの温かみが感じられる仕上がりになります。
水引は束ねて結ぶだけで飾りになる
日本の伝統的な水引は、古くから正月飾りに使われてきました。
のし袋などに付いている飾りとしても知られていますね。
正月飾りに使う場合は、水引細工のような難しい編み方をしなくてはならないという決まりはありません。
基本的には何本かの水引を束ねて結んだり束ねたりするだけでも十分に正月らしさが出せます。
束ねる時にねじっても良いでしょう。
難しく考えず、子どもたちが楽しみながら制作できるのがポイントです。
金銀や紅白など色使いや何本の水引を使うかによっても大きく雰囲気が異なってきます。
数本の水引を好みの色味で束ねたものはコンパクトにまとまりやすいため、しめ縄リースの飾り付けに向いています。
逆に、たくさんの水引を使用すれば、大きな輪ができあがりますので、水引自体をリース土台として使用することも可能です。
水引を結ばずに束ねる場合は、ほどけないようにワイヤーでくくっておきましょう。
留めた部分は、できれば隠したほうがきれいに仕上がります。
造花や和紙で折った鶴などを結び目の部分に付けると、より正月飾りらしさが出せるのでおすすめです。
準備や作る過程も楽しもう
正月準備は1年に1度の恒例行事です。
市販の飾りを購入するのも良いですが、たまには手作りの醍醐味を味わってみませんか。
正月飾りを子供と一緒に作成することは、日本の伝統文化について学んだり、体験したりできる良いチャンスだといえます。
使う素材や色合い、デザインなど、どのような飾り付けにするか子どもたちと一緒に考えてみるのも良いでしょう。
せっかくの機会を活かして、準備段階から楽しんでみてはいかがでしょうか。