もうすぐ春分で待ちきれない春が所々に芽吹いています。
ガーデンデザイナー高島です。
お庭を作るにも良い時期になってきました。
私たちがお庭を作る時は色々と考えた上でデザインしていくわけですが、
そもそもお庭には植物が必要なのでしょうか。
今回はお庭における植物の役割をご紹介していきます。
四季を感じる
植物は一年を通して様々な顔をみせてくれます。
特に落葉樹や宿根草は季節の演出にかけてはピカイチで、
それらがあることでお庭は季節の移ろいを教え、人々の心に潤いを与えてくれます。
昔から贖物は二十四節気や七十二候のように季節の変わり目の指標の一つとなっていました。
俳句などに使われる季語に植物たちが多いのも季節ごとに姿を変えるからですね。
四季のある日本ならではの考え方かもしれません。
自然と共に
大抵の人は植物がない生活を好みません。
一日の中で植物を全くみない日はないと言っても過言ではありません。
植物がないと酸素が無くなるという事実がDNAレベルでしみ込んでいるのか、小さい頃から植物のある暮らしをしてきたからなのか、
とにかく植物無しでは生きていけないのです。
しかし、家の中に多くの植物を置くことは現実的ではありません。
そこでお庭が必要となるのです。
お庭で植物をおくことで自然との繋がりを感じ、グリーンをみることで心は安心し、癒される。
誰しもが思う自然の必要性をお庭がささえているのかもしれません。
プライベートを守る
お庭の贖物はときとして目隠しの役割を任されることがあります。
エクステリアと違い目隠し度合いを調整出来るのが利点です。
近年は物騒になり隠し過ぎても見え過ぎても駄目という微妙な目隠しを求められがちですが、
贖物であればこの問題も解決出来ます。
なにより先にも述べたように自然らしさを取り込むことができるのが最大のメリットではないでしょうか。
しかし、植物は生き物ですから思うように目隠しにならない場合もあるのがデメリットとも言えます。
街の一部として
最近は風致地区として敷地内に植物を一定量植えなければいけない指定地区も増えてきました。
街づくりの観点からお庭を持ち植物を植えましょうということです。
一定敷地内に一定量植物を入れて街の景観を保とうとする試みは賛成するところですが、
土地のサイズとは見合わないような驚く程多くの量を植栽しなければいけない場合もあり我々も困惑することがあります。
植物は必要ではありますがその場所にあった適正な種類を適正な量いれるべきだと思います。
過密になれば淘汰され枯れる植物が出てきます。
環境があわなくても同じです。
個人的には無理に植物を多く入れ込むことより、余裕を持った区画割りで外壁をたてない方がよいと思っています。
見た目にも植物がつながり街のイメージはよくなるはずです。
お庭における植物の役割はこれだけではありません。
ある時は家の環境を良くしてくれる場合もありますし、またその逆もあります。
考えられたデザインのもと適正な管理がされていれば必ず素晴らしいなにかをもたらしてくれるはずです。
先ずは植物を愛でること。毎日みることです。
これからの季節は日々変わる植物たちの姿を楽しむことが出来るはずです。
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