こんにちは、IN NATURAL STYLE編集部です。
自宅にリラックス空間を作り出せるウッドデッキには、手すりが付いているタイプと付いていないタイプがありますよね。
「ウッドデッキに手すりは必要か」、「後付けすることはできるのか」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。
今回は、ウッドデッキに手すりが必要なのはどのような場合か、手すりなしで作ったデッキに後付けすることは可能なのかなどについて解説します。
ウッドデッキのデザインを左右する手すり
ウッドデッキに手すりを付けるか付けないかは、もちろん設置する人の自由です。
手すり付きのウッドデッキを検討する前に、まずは手すりが持っている役割を確認しましょう。
手すりを設置する目的は、ウッドデッキからの転落を防止して安全性を確保することです。
設置場所によっては手すりが必要不可欠になります。
例えば、2階やガレージの上にウッドデッキを作る場合には、手すりがないと転落してしまう可能性があり、非常に危険です。

手すりを取り付ける場合、手すりの高さや材質などはウッドデッキ全体の見た目に大きく影響してくる要素です。
どのようなデザインを採用するかによっても、雰囲気がガラッと変わってきます。
手すりに使用する材料の幅や隙間の幅、使い方で印象が変わるからです。
例を挙げると、縦格子と横格子では雰囲気が変わります。
縦格子は汚れも溜まりにくいという特徴があり、斜めからの視線にも目隠し効果を発揮。
手すりの高さを高くすれば、より目隠し効果が高まります。
一方、横格子は周囲を直線で覆うので、統一感が生まれるのが特徴です。
ただし、手すりを付けることで、ウッドデッキのデザインの自由度が制限されることも頭に入れておきましょう。
ウッドデッキ自体はデザインが豊富ですが、手すりを付けられるデッキのデザインはある程度限定されてきます。
なお、解放感を保ちながら手すりを付けたいときは、低めの手すりにするとウッドデッキの空間が広く感じられます。
ウッドデッキに手すりの後付けはできるの?
自宅にウッドデッキを設置したい場合、「ウッドデッキに手すりの後付けはできるのだろうか」と疑問を抱いている人も少なくありません。
このような質問が寄せられる背景には、デッキ本体よりも手すりの部分にかかる費用のほうが高いという現状があります。
デッキ本体だけなら、どんなに広い面積でもその面積を埋められる部材を揃えれば済みます。
しかし、手すりとなるとそうはいきません。
手すりの部材は製造する工程で手間が掛かるため、単価が高くなりがちです。
仮に、広いデッキに手すりを取り付けるとなれば、かなりの費用がかかります。

結論を先にいうと、手すりの後付けはあまりおすすめできません。
後付けをすると、手すりの強度を保つための接合が難しくなります。
手すりの部材をデッキに設置するためには、デッキ板より下の骨の部分と確実に結合させなければいけません。
結合させる目的は、一定の強度を保つためです。
結合が不可能な場合は、補強用の部品などを使って手すりの部材を支える必要があります。
本体のみを施工するケースでは、手すりを設置する位置に関係なく骨組みを作っていくので、後から手すりを付けようとしてもできないことになります。
もちろん、床材を一度全部外して新しい部材で再度骨組みを作り、デッキ材も交換すれば取り付けることは可能です。
ただし、このケースでは工事代が2倍以上かかる可能性があります。
さらに、補強する部品とデッキ材も揃える必要があるので現実的とはいえないでしょう。
したがって、基本的には手すりの後付けはできないと思っておいたほうが無難です。
取り付けるか付けないかを迷っている場合は、最初から付けておくことをおすすめします。
デメリットとメリットを考えてみよう
ウッドデッキに手すりを付けるかどうか迷ったら、メリットとデメリットをよく考えましょう。
ウッドデッキに手すりを付けるメリットとして大きいのは、転落防止になることです。
特に、幼児や赤ちゃんがいる家庭では安全を確保する対策として大変有効です。
また、手すりがあると布団を干したいときも、手すりの上に簡単に干すことができます。
高い手すりなら、そこに洗濯物も干せるので便利です。
手すりで周囲を覆えば、リビングから続く空間が一つの部屋として使えますし、ペットをウッドデッキに放し飼いすることも可能。
ペットのストレス対策にもつながります。

手すりにもさまざまなデザインがあり、自宅の雰囲気作りに活用できるのもメリットの一つ。
ブラウン系の手すりなら落ち着いた雰囲気に、ホワイト系なら明るい印象を演出できます。
手すりを高めにすれば目隠しになり、周囲からの視線も気にならなくなるでしょう。
反対に、ウッドデッキに手すりを付けるデメリットは、手すりなしと比べると解放感が減少し、部屋から見える庭の風景を遮ってしまうことなどが挙げられます。
手すりが必要かあらかじめ考えておこう
以上のように、ウッドデッキに手すりを後付けすることは難しいので、最初に手すりを付けるか付けないかを決める必要があります。
長い目で考えて手すりがあったほうが都合が良いかどうか、じっくり吟味して決めましょう。
なお、ウッドデッキのことで疑問がある場合はぜひIN NATURALガーデンデザイン課にご相談ください。
理想のウッドデッキを設置できれば、自然をより身近に感じられる心地良い暮らしが広がっていくはずです。
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