植え付け後1年間が勝負!庭木の水やりのポイントは?

こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。
庭木を育てる際、植え付け後の管理は非常に重要となります。
なかでも水やりは最重要項目のひとつといっていいでしょう。
庭木は植えた直後からしばらくの間は、樹木が庭に根付いていない不安定な状態です。
そのため、基本的に雨天時以外は毎日地面の乾き具合を見ながらたっぷりと水やりをしなければいけません。
そこで、今回は水やりのポイントについて、季節ごとに分けて紹介します。

 

水は一度にたっぷりがポイント!水やりの目的とは

植物は根から水分を吸収し、葉や幹(茎)からの蒸散作用によって水分を放出しています。
そのため、日照りなどによって吸収より蒸散の方が上回ると、葉がしおれ、落葉し、枯れてしまうのです。
樹木が正常な生育をしていくためには、吸収と蒸散のバランスが保てるよう、適切な量の水をやることが必要となります。

水やりは、回数を少なく一度にたっぷりやるのが基本です。
毎日水をやっていたとしても1回にやる水の量が少なければ、地表面が湿る程度で地下には浸透せず、深いところにある根に水分が行き届きません。
一度水やりをしたあとに、土を少し掘ってみるとよく分かりますが、意外に下の方までは浸透していないことが多いのです。
そのため、水を与えるときは、たっぷり与えることが重要となります。

ちなみに、水やりの際、葉や茎に水をかけることもたまにでしたら問題ありません。
しかし、夏期の直射日光が強い日中の場合はNGです。
葉や茎が焼けてしまうので、絶対に水をかけないようにしましょう。

 

暑い時期は1日2回の水やりを!夏場のポイント

植え付け直後であれば、1日2回の水やりが必要です。
夏の水やりは、朝(午前9時まで)と、夕方(午後5時以降)にしましょう。
やむを得ず日中に作業する場合は、葉にはかけないようにするのがポイントです。
しかし、気温が上がってから水をやると、蒸れの原因になってしまいます。
蒸れることも枯れる原因になるので、日中の水やり作業は可能な限り控えるといいでしょう。
なお、水をやるときは「少しあげすぎかな?」と思うくらいたっぷりとあげることが大事です。

ちなみに、夏の時期は、日中屋外に放置していたホース内の水が温まってお湯になっている可能性があります。
水やり前にホース内の温まった水を全て流し、触って冷たくなったのを確認してから水やりを実施するようにしましょう。
もしくは、使ったホースは水を出し、屋内にしまっておいてもよいです。
うっかりお湯を庭木にかけてしまうと、枯れる原因になってしまいますので、注意が必要となります。

 

水やりは土が乾燥してから!冬場のポイント

12月から2月の冬場は、地面の乾燥具合を見ながら水やりを実施します。
晴れの日が続いて乾燥している時や、地面が乾いている時に水やりをしましょう。
冬は乾燥のイメージがあるので、頻繁に水をやらなければならない気になってしまうかもしれませんが、その心配はいりません。
なぜなら、水分は気温が低いと蒸発しにくくなり、土や植物本体の中に長く蓄えられている状態になっているからです。
また、冬は日差しが弱いため植物の光合成活動も不活性化し、さほど多くの水分を必要としないということもあります。
このため、冬の水やりは枯れない最低限の量で十分なのです。

なお、冬の水やりは日中(午前10時頃~午後2時頃まで)に行います。
夕方に水をやってしまうと、夜の冷え込みで水が凍って根をいためる場合があるためです。
特に北海道などの北国に住んでいる場合は、日が傾く前に水やりを済ますようにしましょう。

 

毎日の水やりが大事!春と秋のポイント

4月から6月の春季と、10月から11月の秋季では、土の乾き具合を見ながら水を与えます。
植え付けてから1年目は、雨の日以外は毎日水やりするのがよいでしょう。
水やりの時間帯は、基本的に朝から日中にかけてです。
この時期の夕方以降の水やりは、根腐れの原因にもなるので可能な限り避けましょう。
また、秋の場合、初秋の頃は夏とほぼ変わらない気温であることも多いので、夏場と同じ水のやり方でも大丈夫です。
しかし、夜の気温がだんだん下がってくる時期にさしかかってくると、できるだけ日の高い時間に水をあげるようにするといいでしょう。

ちなみに、6月の梅雨の時期は、根腐れの危険が常にあります。
雨と雨の間に水やりをするのが基本です。
しかし、常に湿った状態にしていると根腐れの他にもナメクジなどの害虫が湧く原因にもなります。
雨が途切れたときには乾燥気味の環境を作ってみることも、ナメクジ予防になるのでおすすめです。

 

樹木の成長を見ながら水の量を調節しよう!

樹木にあげる水の量を決める際、重要なポイントは気温です。
基本的に、気温が高い時は水を多めに、気温が低い時は水を少なめにあげると覚えておきましょう。
また、水やりの時間帯は、が基本です。
暑い時期にはプラスアルファで夕方も加わると思っておくといいです。

植え付け直後から半年程度は、これまで述べてきたように水やりを行います。
ただし、樹木が根付いた後は、夏の暑さが厳しい時期や晴天が続く時以外は水やりの必要はありません。
自然に生えている樹木もそうですが、植物は体内に水分を蓄えることができます。
立派な木の場合は蓄えられる水分の量も多いので、頻繁な水やりは必要ないのです。

樹木が順調に成長している様子を確認しながら、徐々に水やり回数を減らしていくといいでしょう。

 

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なぜ植物には水が必要なの?【水やり研修レポート①】

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