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庭木を引き立てる下草!大事な役割を理解しよう

こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。

手入れの行き届いた庭園に植えられている木の根元を見ると、短い丈の草花やコケが生えていることがあります。
「下草」です。この下草、実は大事な役割を担っているのです。
いったい、どのような役割があるのでしょうか。
わが家の庭木にも下草を植えたいと思ったら、どのような植物を植えればよいのでしょうか。
おすすめの下草や注意事項について解説します。
下草について理解を深め、ぜひ庭木の根元にあしらってみましょう。

下草は多くの役割を持つ縁の下の力持ち

下草とは、庭木の根元の地面を覆うように生えている植物のことです。
よく目にする下草には、木陰でも育つ低木、数年に渡って咲き続ける多年草、地上部は枯れても根だけは残る宿根草があります。
そのほか、クローバーやコケなど、地面を覆うように広がって育つ植物、いわゆるグランドカバーと呼ばれる植物も、下草に分類されます。
大きな木の下でひっそり生えているように見える下草ですが、実は多岐に渡る役割を担い、上にそびえる樹木や景観を守っているのです。

例えば、強い雨が降ったとき。
地面がむき出しになっていると、雨の勢いで土が削られてしまうことや、土がはね返ってしまうことがあります。
樹木の根元の土が削られてしまうと根が地表に出てきてしまう危険性がありますし、土のはね返りは見た目に美しくありません。
しかし、下草があれば、こういった状況を防ぐことができます。
雨だけでなく、夏の強い日差しや乾燥も、樹木にとっては大敵です。
地面を覆う下草があれば直射日光を和らげてくれますし、地面がカラカラに乾燥することも防いでくれます。

さらに下草には、庭木を自然でおしゃれな雰囲気に見せてくれるという効果もあります。
下草があれば雑草も生えにくくなるというメリットもあるので、一石二鳥。
庭木の管理は何かと手がかかるものですが、縁の下の力持ちとして働いてくれる下草があれば手入れが楽になるというわけです。
樹木にとってもメリットがありますから、目立たない下草の存在意義は、かなり大きいといってよいでしょう。

下草に適した植物の特徴は?

ぜひ庭木の下に植えたい下草ですが、どんな植物を植えたらよいのでしょうか。
特に「この草花を植えなければならない」という決まりはありません。
ただし、下草としての向き・不向きがあるので、その点は考慮する必要があります。
下草に適しているのは、できるだけ世話の手間がかからず、長持ちするものです。
病気や害虫に強く、放っておいてもどんどん育つくらいのものがよいでしょう。
ただし、草丈が高くなる植物の場合、メインとなる庭木に邪魔になってしまうことがあるので、注意が必要です。

もうひとつ、植える庭木や場所の条件や環境に合った植物を植えることがポイントといえます。
例えば、葉が大きく広がり根元が完全に陰になる庭木の下に日光を好む植物を植えても、うまく育ちません。
下草を植える庭木が落葉樹なのか広葉樹なのか、大きさや枝ぶりはどんな感じか、地面に日は当たるか、湿り気はどの程度かといった環境は、必ず確認しておきましょう。
特に落葉樹は、葉が落ちると枝だけになってしまいます。
季節によっては、殺風景な庭になりかねません。
しかし、根元に常緑の植物を植えておけば、庭としての景観を保つことができます。
落ち葉が降り積もっても影響を受けない強さのある植物、落ち葉掃除がしやすい植物ならなおよいでしょう。

下草として人気の植物は?

下草としておすすめ、人気の植物を紹介します。
まずは、冬の寒さにも枯れることなく緑を保ち、放っておいても元気に育つアイビーです。
つるで広がるため、庭木や塀に巻きついて広がることもあります。
伸びすぎたときには、少し刈り込んでスッキリさせれば大丈夫です。
花は咲きませんが、葉の形や模様はさまざまなので、好みのものを選んで植えてみましょう。
あまり日の当たらない場所に植える植物としては、アサギリソウも人気です。
日陰でもよく育ち、ふんわりとしたじゅうたんを敷きつめたような雰囲気を出すことができます。
乾燥を好むので、水のやりすぎには気をつけることがポイントです。

大きな葉をこんもりと茂らせるタイプの下草としては、ギボウシもよく使われています。
種類によって葉の大きさが変わるので、植えたい庭木に合わせて選びましょう。
夏にはかわいらしい花を咲かせ、冬になると地上部は葉がなくなってしまうことも特徴です。
かわいらしい花といえば、地面に広がるシバザクラを忘れるわけにはいきません。
春から初夏にかけて、地面がピンクや白の花で覆い尽くされます。
小さな株を植えれば自然に広がっていくので、彩りを添えたい場所にぴったりです。

常緑でかわいらしい花を咲かせるヒメツルソバは、繁殖力が旺盛で、放置しておいても増えていきます。
また、葉の形や大きさなど種類が豊富な多肉植物のセダム、緑だけでなく、赤や黄色、オレンジなど葉の色数の多いヒューケラも人気です。

力を発揮できるように定期的なチェックを

基本的に下草は、丈夫で手間いらずの植物です。
だからと言って放置したままでは、せっかくの力を発揮できなくなることがあります。
定期的なチェックは欠かさないようにしましょう。
例えば、人気の植物でも触れたアイビーや繁殖力の強いヒメツルソバは、何もしないでいると広がりすぎてしまうことがあります。
こうなると、庭木やほかの植物の生育に影響が出かねません。
さらに、下草が増えすぎて風通しや日当たりが悪くなると、枯れたり病気にかかったりする可能性も高くなるのです。
病気はあっという間に広がっていきますし、枯れた植物は見た目もよくありません。

特に、気温も湿度も高い夏、逆に気温が下がり乾燥する冬は、たとえ丈夫な植物であっても過ごすのは大変です。
庭木はもちろんですが、下草も、害虫や病気の被害はないか、枯れているところはないか、日当たりや風通しは問題ないかなど、定期的なチェック、刈り込みや剪定をすることを心がけていきましょう。
下草の威力を落とすことなく、庭木とのコラボレーションでステキな庭を造ってくださいね。

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