観葉植物は、癒し効果が期待できるだけでなくインテリアとしても活躍してくれるアイテムです。
置く場所を工夫したり、季節によって置くものを変えたり、ちょっとの工夫で家の中が素敵な空間に変わります。
観葉植物といえば植木鉢に植えられているものが定番ですが、実は入れ物になるのは鉢だけではありません。
今回の記事では、植木鉢以外で観葉植物を育てるときのポイントを紹介します。
観葉植物の入れ物は植木鉢だけじゃない
おしゃれなカフェや雑貨屋へ行ったときなど、日常の中で観葉植物を目にする場面は多くあります。
同じ空間でも緑があるのとないのとでは印象が変わりますから、インテリアとして重宝されているのでしょう。
そういった観葉植物を見ていて、実は自分が育てているものと同じ植物であることに気付いた経験のある人はいませんか。
「同じ植物のはずなのに、なぜかとてもスタイリッシュに見える」と不思議に感じたことのある人もいるでしょう。
違うように見えた理由としては、育てている入れ物が違うことが挙げられます。
実は、観葉植物の入れ物は植木鉢だけではありません。さまざまな容器が観葉植物の入れ物として利用でき、どれに入れるかによって雰囲気はガラっと変わるのです。
「クールにかっこよくキメたい」「可愛らしくポップな印象にしたい」など、部屋のコンセプトに合わせて入れ物を変えれば、素敵なインテリアとして部屋を彩ってくれるでしょう。
ブリキのバケツやじょうろでアンティークに
金属素材の入れ物は、シンプルでモダンな雰囲気を演出するのに向いています。
個性の強い植物とも相性が良いので、さまざまな楽しみ方ができます。
特にブリキのバケツやじょうろはアンティークな雑貨の雰囲気があり、置くだけで部屋のオシャレ度をアップさせてくれるでしょう。
さびていたり、光沢がなくなっていたりしてもそれもブリキ特有の“味”であり、かえっておしゃれに感じられるのではないでしょうか。
観葉植物用のものに植えるのならそのまま生育して問題ありませんが、そうではないものを使うときは注意が必要です。
ブリキは非常に熱伝導性が高いので、外気温に影響を受けやすい植物の生育には向きません。
また、通気性と排水性があまりよくないため、水分調整がしづらいのもブリキの特徴です。
自分で底穴を開けるなどの工夫をして、根腐れを起こさないようにしましょう。
陶器で落ち着いた雰囲気に
陶器の入れ物は優しい雰囲気や落ち着いた空間を演出したいときにピッタリです。
陶器には大きく分けて「無釉陶器」と「釉薬陶器」とがあります。
前者は釉薬を使わず、土を焼しめただけのシンプルな陶器です。
飾らない素朴な風合いがあり、どんな部屋にも調和しやすい万能な入れ物といえます。
後者は陶器の表面が釉薬でコーティングされており、独特の色合いや美しいツヤがあるのが特徴です。
釉薬の調合次第で色の出方が変わるので、ひとつひとつの個性が光ります。
デザイン性の高いものも多く、選ぶ楽しさもありますね。
無釉、釉薬のどちらもそれなりの重量があり、どっしりとした安定感があるのも陶器の特徴です。
インテリアとしての存在感は大きく、ひとつ置くだけで部屋のイメージを変えることも可能です。
ただし、通気性がよくない場合があるので、常に土の状態を見ながら水やりをする必要があります。
また、特徴である重量感が扱いづらさを引き起こしてしまうことがあります。
その点に心配がある人は、鉢ではなくカバーとして使ってもいいでしょう。
ハイドロカルチャーや水栽培にはガラス
個性を追求したい人は、ぜひガラスの鉢も検討してみてください。
透明なガラスの入れ物は、普段見えない部分まですべて見えるので、他の素材とは違った味わいがあります。
特にハイドロカルチャーや水栽培を楽しみたい人には、ガラス素材はぴったりです。
ハイドロボールの丸っこい可愛らしいフォルムは見た目にも楽しく、インテリア性は申し分ありません。
また、水栽培の植物は根っこがぐんぐんと育っていく様子を観察することができますので、育てる喜びが倍増するのではないでしょうか。
空き瓶など、身近なアイテムもうまく使えば素敵なインテリアに変わります。
ガラスの入れ物はぶつかったり落としたりすると割れる危険性がありますので、置く場所に注意しましょう。
ドアの近くなど人の動きが多い場所は避けるのが無難です。
また、直射日光に当たると入れ物内部が高温になることも頭に入れておきましょう。
見せ方に合わせた入れ物をチョイス
他にも、木製やセメントなどさまざまな素材の入れ物があります。
同じ植物でもどんな素材の入れ物に入れるかによって表情が変わりますので、自分好みのものを探してみましょう。
また、置き方や置く場所によっても選ぶべき入れ物は変わります。
例えば、壁や天井に吊るす場合には陶器やガラスの入れ物は向きません。
重すぎたり、扱いに注意が必要だったりするからです。
テーブルや棚の上に乗せるのであればこういった素材でも問題ありません。
このように、観葉植物の入れ物には多種多様な選択肢があります。
「部屋のイメージを変えたい」などというときは、観葉植物の入れ物を変えるだけでも大きな変化がつけられるはずです。
自分がどのような見せ方をしたいのかによって、適切な入れ物が選べるといいですね。
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