こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。
新しい家を手に入れたり、外構のリフォームをしたりした際に、庭にシンボルツリーを植えたいと考える人もいることでしょう。
ただし、庭木にはさまざまな種類があります。
そのため、どのような庭木を選べばよいのか迷ってしまうこともありますよね。
そこで、シンボルツリーの選び方について、どのように植えればよいのかといった植栽のポイントと併せて解説します。
シンボルツリーってどんな木?
シンボルツリーとは、庭のなかや玄関付近に植える庭木のなかでも、もっとも目立つ存在となる木のことです。
外構を考えるとき、どのような植栽にするかは重要なポイントとなります。
どんな草木が植えられているかによって、家のイメージが大きく変わることがあるからです。
ただし、実際には、たくさんの庭木を植えてしまうと世話が面倒なものですよね。
そのため、日々のお手入れの負担を減らしたいなら、ひとつだけでも十分な存在感を出してくれるシンボルツリーを置くとよいでしょう。
シンボルツリーなら1点集中で世話ができるため、手入れも楽になります。
また、大きな樹木を植えることで、家の外観を華やかに引き立ててもくれることでしょう。
シマトネリコはシンボルツリーにぴったり
シマトネリコはモクセイ科の常緑樹で、シンボルツリーとして安定して高い人気を誇る樹木です。
常緑樹ですが、葉の色が濃すぎず、また、茂りが濃密過ぎないため、軽やかな見た目となる点が人気の理由となっています。
さらに、初夏になると涼しげな白い花が咲く点もシマトネリコの魅力です。
加えて、風にそよぐと葉がこすり合わさってサワサワと鳴る音も楽しむことができます。
ほかにも、植える環境を比較的選ばず、初心者でも育てやすい点もポイントです。
病害虫に強く、日向でなくても半日陰程度であれば十分に育てることができます。

ただし、人気の高い種類であるため、ほかの家のシンボルツリーとかぶりやすいというデメリットはあります。
また、育てやすいとはいえ、もともと温かい地域で生まれた樹木であることから、冬の寒風には弱い点にも注意が必要です。
目安としては関東地方よりも北の地域で植える場合には、育てるのが難しいケースもあると知っておきましょう。
また、関東以南でも、育てやすい分、生長が早く、定期的に剪定しなければいけないという手間はかかります。
バランスよく上手に剪定しないと、シマトネリコらしいフォルムが失われ、ごつごつしたイメージを持つシンボルツリーとなりかねないため気を付けなければいけません。
色の変化が美しいヤマボウシ
ヤマボウシはミズキ科の落葉樹で、同じミズキ科のハナミズキよりも控えめな印象を持ちながらも葉が大きく存在感のある樹木です。
落葉樹ではありますが、常緑樹の品種のヤマボウシもあります。
基本的に病害虫に強く、シマトネリコと並んでシンボルツリーとして人気の高い種類です。
ヤマボウシの人気の理由は、四季折々の魅力を見せてくれる点にあります。
春は新緑が美しく、夏は花と実を咲かせ、秋になると紅葉を楽しむことができるからです。
さらに、9月頃に熟す実は食べることもでき、ジャムや果実酒などにして楽しむこともできます。

ただし、日向を好むため、葉焼けや土壌の乾燥を引き起こさない程度に、日当たりを良くしてあげることが必要です。
上手に生長させないと、花や実が十分に実らず、紅葉は華やかさに欠け、ヤマボウシが本来持つ魅力を十分に発揮できなくなります。
また、ごくたまに、うどんこ病やすす病などの病気を発生することもあるため注意が必要です。
日向で育てるならオリーブもおすすめ
洋風スタイルの家のシンボルツリーとして人気のある樹木が、モクセイ科の常緑樹であるオリーブです。
葉の形が個性的で、異国を感じさせる独特な見た目をしていることや平和の象徴とされるイメージの良さが人気の理由となっています。
さらに、管理のしやすさも魅力のひとつです。オリーブは背が高くなりにくく、剪定しやすい樹木とされています。
剪定方法によっては、涼しげな印象を持たせることも可能です。
また、単独でも楽しめますが、ほかの品種と一緒に植えると受粉して実りの楽しみも持つことができます。

在来種では楽しめない雰囲気を味わうことができる一方で、ほかの植物も植える場合、個性があるゆえに、バランスのとれた植栽が難しいという特徴があります。
また、地中海生まれであるため日陰では育ちにくいという点もデメリットです。
日照を好むため、日当たりの良い環境を用意しなければいけません。
さらに、地面に根が深く張らないため、支柱などで支えていないと強風などが吹いたときなどには頼りない状態にもなります。
花・実・紅葉を楽しめるハナミズキ
ハナミズキはミズキ科の落葉樹です。
ヤマボウシと同じように、季節ごとに花や実、紅葉を楽しむことができるため、シンボルツリーに向いています。
また、伸び伸びと育てれば、存在感の強い見ごたえのある木に生長してくれる点も魅力です。
通常であれば、生長が緩やかであるため、特に細かな手入れをしなくても、自然とバランスの取れたまとまりのあるシルエットとなります。

ただし、美しく育てたいなら、十分なスペースを用意しておかなければいけません。
もともと、枝が横に広がりやすい性質を持っているからです。
横に広がった枝をむやみに剪定すると、見た目の悪い枝の生え方をしてしまうため注意しましょう。
また、日当たりの良い場所も確保することが大切です。
日陰で育てていると花の付きが悪くなってしまいます。
さらに、すす病やうどんこ病にかかる可能性があるため、適度に消毒をするなどの管理もしっかりと行うことが必要です。
庭木の特徴を活かすのがポイント
シンボルツリーは、外見などの好みだけではなく、それぞれの庭木が持つ特徴をきちんと理解したうえで選ぶ必要があります。
さらに、木の先々の生長に見合ったスペースがあるか、日照条件などの環境や必要となるお手入れはどうかといった植え方についても考えておかなければいけません。
長く楽しむためにも、庭木の特徴を活かしながら、植える場所との相性を考慮して上手に選ぶようにしましょう。

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