南国の植物をシンボルツリーに!寒さに強い品種は?

こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。
観葉植物は南国気分を手軽に演出できることから人気がありますが、高温多湿の熱帯地方に生息するため、暑さには強いのですが寒さには弱いものが多いのです。
そのため、四季がある日本で観葉植物を育てるには少々コツが必要になります。
そこで、南国の植物の中でも比較的寒さに強くシンボルツリーとしても使えるものをご紹介します。

 

個性的なラッパ状の花が特徴!エンゼルストランペット

Brugmansia

寒さに強い南国植物として、最初に挙げられるのはエンゼルストランペットです。
エンゼルストランペットは熱帯アメリカが原産地の植物で、5月から11月が開花時期になります。
エンゼルストランペットは、大きなラッパ状の花がぶら下がるように咲く熱帯花木です。
品種によっては夜間、花が香ることもあります。
たとえば、夜に庭に出たとき、花を眺めることで得られる視覚的な楽しみだけでなく、香りも楽しめる庭になるかもしれません。

エンゼルストランペットは熱帯植物ですが、耐寒性は比較的高く、生命力も強い方です。
関東地方のほとんどの地域では地上に出ている部分が枯れても根っこから芽が出てまた開花します。

ちなみに、エンゼルストランペットは鉢植えにして大株にすると、一度に50~100輪ほどのたくさんの花が咲くこともあるので、手間をかければかけただけ応えてくれる植物といえるでしょう。

ただし、葉・茎・花といったすべての部分に強い毒があるので、扱いには十分な注意が必要です。
特に、小さい子どもやペットが居る場合などは細心の注意を払ったうえで、柵を設けるなどの工夫をする必要があります。

 

初心者におすすめ!寒さに強いユッカ

Yucca in Arizona desert

次は、初心者にも育てやすいユッカについてです。
ユッカは、キジカクシ科イトラン属(ユッカ属)の南国植物で、北アメリカ大陸から中央アメリカが原産地になります。

ユッカは北アメリカ大陸から中米に47種が自生している比較的種類の多い植物です。
耐寒性があるものが多いことも関係し、大半は庭園に使われています。

観葉植物としてのユッカでは、ユッカ・エレファンティペスが最も多く人気を集めている種類です。
エレファンティペスは、中米などから輸入した「朴物(ぼくもの)」と呼ばれる幹から新芽を出した株が流通しています。
自生地では10m以上になることもある、成長性に溢れた種類といえます。
象の足のような太い幹に披針形で濃緑色の葉をつけ、ほかのユッカのように葉の先端に鋭いとげがないことがユッカ・エレファンティペスの特徴です。

Yucca elephantipes 'Jewel'

鑑賞用のユッカには、ユッカ・ロストラータという種類もあります。
これは、高さは4~5mとエレファンティペスに比べれば小さく、扱いやすいのが特徴です。
ちなみに、ロストラータはアメリカ南部からメキシコ北部に自生しています。
まっすぐ伸びた幹の先端に灰緑色の線状の葉が球状に茂り、スタイリッシュな見た目です。
エレファンティペス同様葉の先端のとげも鋭くなく、扱いやすいため、株全体のスタイルのよさと相まって、人気を得ています。

Slide80 Yucca rostrata

 

南国イメージは抜群!手入れも簡単なココスヤシ

Pinamar Expléndida

最後に紹介するのは、南国植物として有名なココスヤシです。
ココスヤシは、アルゼンチン北東部やウルグアイなど南米が原産です。
ヤシ科ブティア属に属する大型の常緑樹で、生長すると5~10mほどの大きさになりますが、これでもヤシの木としては小ぶりな種類に入ります。

ヤシのなかでも耐寒性に優れているココスヤシは、路地植えで日本の冬を越すことができるので、比較的扱いやすいといえるでしょう。
ちなみに、ココスヤシは-7度まで耐えることができます。
北海道などの北国でない限り、日本の冬を越すことは難しくありません。

また、ココスヤシは全体的にまとまった樹形で見栄えがいいうえ、育て方も簡単です。
公園や庭を南国風に彩るヤシの木として造園の際によく使われているのはこのためです。
環境が合っている場合、さほど手入れをせずとも枯れることはありませんが、代わりにかなり大型に成長することもあります。
その場合、引き抜くことが困難になるので、植える場所は数年十数年先まで考えて決めるのがおすすめです。

ちなみに、ココスヤシは日向で育つ植物です。
耐陰性はあるので、日陰に植えてもそれなりに育ってはくれますが、その場合は葉だけが間延びしたような見た目になり、さらに幹も太くなりにくくなるのです。
日陰に植えた場合、イメージするようなココスヤシに育たない可能性が高いので、なるべく日向に植えるようにしましょう。

 

保温と水やりがポイント!工夫して冬を乗り切ろう

南国の植物を庭木として植える場合、冬をどう越すかが分かれ目となります。
冬越しのポイントは、保温と水やりです。

保温は、市販されている観葉植物専用のビニールハウスや器具を使うのがベターですが、家庭にあるビニール袋などでも代用できます。
ちなみに、エアコンなど暖房器具の熱や風は植物を過度に乾燥させてしまい、枯れる原因になってしまうので注意しましょう。
鉢植えの場合、室内に入れるのも手です。
ただし、極端な温度変化も植物が痛む原因になるので、なるべく室内外の気温差が少ない時期に移動させるか、エアコンで室温を調節してから作業にとりかかるといいでしょう。

冬越しさせる最大のコツは、水をやりすぎないことです。
植物の元気がないように見えたり、冬を越す力を付けさせかったりする場合、ついつい水をやりたくなってしまいますが、これはNGになります。
根腐れなどの原因になり、かえって枯らしてしまうのです。
水やりは、土が完全に乾いてからさらに2~3日してからあげましょう。
なお、この際の水は遠慮せずたっぷりあげるのがポイントです。
鉢植えの場合、受け皿に水が溜まるくらいが目安になります。
また、水をやり終わったら受け皿の水は必ず捨てておきましょう。

冬の間、南国植物は休眠状態に入るので、水のやりすぎに特に注意して乾燥気味に育てます。
冬をうまく乗り越えて、南国植物のある庭を実現させましょう。

 

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