自分でできる!庭木の支柱の立て方

支柱

庭を彩るため、植木を植えたはいいけれどなかなか育たないということはありませんか。
植木を植えた後は根がしっかり張っていないため、風や雨で木が揺れると根が傷んでしまうのです。
そこで活躍するのが支柱です。
支柱は、植木の成長においてとても重要な役割を担ってくれます。
今回は、支柱の意味や種類についてまとめました。
支柱を活用して大切な庭木を守りましょう。

 

植樹の必需品!支柱が必要な理由

植えつけたばかりの植木は、まだ根がはっていないので、支柱をして植木を支えてあげる必要があります。
風や雨などによって植木が揺れることにより、根が痛むのを防ぐことができるのです。
風あたりが強い場所や台風の時期などは、しっかりと支柱を立ててあげることが大切となります。

準備するものは、支柱本体・麻縄などのひも・ひもを切るためのハサミなどです。
ちなみに、支柱を立てておく期間は、竹ならば腐るまでが目安で、大木では10年ぐらい、中木で3~5年、苗木は1年ほどとなります。

ただし、縛ってあるひもはできれば半年に1回、長くても1年に1回は新しいものに替えましょう。
ひもの劣化は支柱本体よりも早く、放置し過ぎると自然にちぎれてしまい支柱が倒れる危険があるためです。

 

一番簡単!布掛け支柱の方法

一番簡単な支柱の立て方は、布掛け支柱です。
これは、生垣のように複数の木をまとめて固定する場合に使う方法となります。
材料は丸太・竹・釘・針金・杉皮・シュロ縄です。
ちなみに、この方法では柱を植木の両側につけます。

具体的なやり方は、 竹を水平にして、支えたい木の3分の2くらいの位置に固定し、前後左右にずれないように、両端からハの字の形にして竹で押さえるといったものです。

布掛け支柱は木を植える前に設置し、支柱の位置にあわせて植栽するのが本来の方法ですが、後付も不可能ではありません。
一般家庭でやるには一番簡単な方法なので、複数の木をまとめて植樹する際などは特におすすめの方法のひとつです。

 

シンボルツリーにも使われる!八つ掛け支柱のやり方

八つ掛け支柱とは、シンボルツリーのように単独で植えた木に用いる方法となります。
材料は竹・杉皮・シュロ縄・針金です。
この方法では、3本または4本の竹を、斜めに立てかけて樹木を囲み固定します。
固定にはシュロ縄を使いますが、木に縄を結びつける際、幹を傷つけないため、杉皮を巻きその上から縄を巻くのがポイントです。
ちなみに、大きな木の場合は、竹ではなく丸太を使うこともあります。

これも布掛け支柱と並んで簡単な方法であり、実際の使用頻度も一番高い支柱の立て方です。
ただし、この方法の場合、竹が邪魔になってしまうので、人が通らないところに使います。

 

街路樹の支柱として活躍!鳥居支柱の立て方

鳥居支柱は、神社の鳥居のような形をした支柱のことです。
材料は丸太・針金・釘・杉皮・シュロ縄です。
他の方法よりスペースをとらず、人の通行を妨げにくいため、街路樹を中心に用いられています。

鳥居支柱の鳥居とは、1.8mほどの丸太の上部10cmの位置に長さ60cmほどの横木を渡した部分です。
この支柱は、丸太の下部90cm程度を地面に埋め込み、横木を木にあてがって木を固定し、植木を支えます。

鳥居支柱の場合、きちんと作ることができれば丈夫なのですが、素人がバランスよく仕上げるのはやや困難です。
また、この支柱はいつまでも設置しておくものではなく、木が根付いたら撤去します。
それなりの技術を有しており、かつ長期的な管理が可能な場合に適した方法といえるでしょう。

 

上級者向き?方杖支柱の立て方

方杖(ほうづえ)支柱は、日本庭園の松などに使われる支柱の立て方です。

幹や枝が横に長く伸びている場合に用いられる支柱で丸太をT字形に組み、樹木をもたせかける撞木(しゅもく)形と、支柱を二脚鳥居形に組んだ鳥居形があります。
ちなみに、撞木とは仏具の1つで、鐘(かね)や鉦(しょう)などを打ち鳴らす丁字形をした棒のことです。

支柱本体を地面に打ち込んだうえで、木の幹と接触する部分を覆って保護する形にし、幹巻きやシュロ縄などの道具を使って固定します。
鳥居支柱と同様に、素人には少々難易度が高いので、この方法を使いたいというのであれば専門の業者に依頼した方がいいかもしれません。

 

支柱をしっかり活用して大事な木を守ろう

支柱を立てる一番の目的は、庭木の根の成長を促すことです。
もしも支柱がなければ、せっかく植えた木が倒れたり、風雨にさらされることによって根付く前に枯れてしまったりすることもあります。
こういった危険は、植樹直後の木全般にいえることです。
イメージ的に苗木には支柱が必要だけれど、既に十分育った大きな木の場合は支柱が必要ないと思われるかもしれませんが、これは違います。
すでに立派に育っている木でも、新しい場所に植える際には必ず支柱が必要です。

支柱本体や立てるために必要な物は、インターネットやホームセンターなどで比較的簡単に手に入れることができます。
そのため、できれば木を植えると決めた段階で用意しておくといいでしょう。
支柱をつけるのに早すぎるということはありませんし、なかには布掛け支柱のように、植樹の前に立てるのが望ましい支柱もあるからです。
せっかく植えた木を枯らさないためにもしっかり支柱を立てて、木のある素敵な庭を作りましょう。