寒い日は観葉を愛でるに限ります。
サボテンをみていてふと思いました。
ガーデンデザイナー高島です。
サボテンとバラのとげは同じものなのだろうか?
ジャガイモ(茎)とサツマイモ(根)の例もあるのでだまされてはいけません。
さっそく調べてみました。
サボテンのとげ
サボテンのとげは葉が変化したもののようですが、
茎からでる枝が変化したとも言われています。
詳しいことはまだわからないようです。
どのみち特別なものではなく葉や茎の一部なのです。
葉や茎も色々な形態があるのでその一つだと思えば不思議はありませんね。
とげの存在理由は一般的には食害を防ぐためと認識されていますが、
表面温度を下げる働きや空気中から水分をとる機能もあるそうです。
サボテンにはトゲよりも毛のようなものがある種類もいくつかありますので
そのタイプは温度や水分との関係もありそうです。
とげ恐るべし!
バラのトゲ
バラのとげは樹皮が変化したものと言われています。
枝からとり鼻の頭にのせてサイになって遊んだあれです。
残念ながら今それをしている子供をみません。
やはり時代はパンダでしょうか。
バラも食害から身を守る為にあるとされています。
サボテンは明らかにトゲが主張していますし
通常大きい株に遭遇することはないのであえてさわらないかぎり
怪我をすることはありません。
でもついさわってしまうのが植物好きの性ですね。
しかしバラは優しい葉に覆われ、綺麗な花を咲かせ、長く伸びるものも多く
そこら中でよくみかけます。
軽い気持ちでその横を通ろうとすれば
まるで食虫植物に捕まる虫のようにトゲが含に引っかかり傷つけます。
なめていると痛い目にあいます。あいました。
他にもトゲを持つ植物はたくさんあります。
逃げることができない植物たちにとって身を守ることは重要なことで
それが毒だったり、臭いだったり、味だったり・・・。
その防衛方法の一つがとげであることは間違いなさそうです。