こんにちは。IN NATURAL STYLE編集部です。
観葉植物によっては、しっかりと自立するものもあれば、添え木や支柱を使ったほうが良いものもあります。
そこで、観葉植物を育てるときには、水やりや肥料、日当たりなどのほか、添え木や支柱が必要かどうかも確かめて、上手に育てましょう。
では、添え木や支柱はどんなときに必要なのでしょうか。
この記事では、添え木や支柱を立てる目的や種類、選び方について解説します。
添え木は保護や仕立て直しが目的
添え木や支柱の役割の一つは、植物の仕立て直しをすることです。
長く伸びて自立できなくなったり、見た目が悪くなったりした茎や枝も、添え木や支柱を使って支えてあげればまっすぐになり、見た目が良くなります。
大きくなりすぎて倒れてしまっているなら、添え木や支柱を当てて倒れないようにサポートしましょう。
添え木や支柱を使えば、苗を保護することもできます。
植えたばかりの苗は、まだ土の中にしっかりと根づいてはいません。
自立する力が弱いため、風などで倒れてしまうこともあります。
そんなとき、短い支柱を使って苗を支えると、土にしっかり根付くまでの間、苗の自立をサポートできます。
30cmくらいの長さの仮の支柱を用意して、斜めに立てて苗が倒れないように支えましょう。
植えた苗は2週間ほどたつと定着するので、そのタイミングで本支柱に切り替えます。
添え木や支柱を立てるもう一つの目的は、風通しを良くすることです。
植物がしっかりと自立することで、四方八方に伸びた茎や葉が整然としてすき間ができるので、風通しが良くなります。
また、まんべんなく日が当たるようにもなるので、植物の光合成も促進されます。
風通しや日当たりが良くなることにより、病気や害虫などの被害も防ぐことができるでしょう。
添え木や支柱を必要とする観葉植物は、ポトス・アイビー・モンステラなどです。
ポトスやアイビーはつる性の観葉植物で、添え木や支柱が必要なものの代表例です。
モンテスラは成長すると大きくなるので、倒れないように支柱でしっかりとサポートする必要があります。
種類が豊富で観葉植物に合ったものが選べる
支柱にはさまざまなタイプがあり、その一つは3本のポールと3~4個のリングが組み合わさったものです。
朝顔などを育てるときによく使われていて、ポールの太さやリングの大きさはさまざままです。

メッシュタイプの支柱や、リングなどがなくポールだけの支柱もあります。
ポールだけの支柱は1本だけで使うこともあれば、何本かを合わせて植物を支える場合もあります。
シダ類を材料にした天然素材のヘゴ支柱もありますが、これはポトスなど、根を這わせる目的で使うことが多いでしょう。
ヘゴ支柱は軽くてすき間がある素材でできているので、なかなか支柱にからみつかないときは、針金やホチキス、結束バンドで緩やかに留めるなどして支柱にからみつくようにします。
本支柱へと誘導するために、仮の支柱を使う方法もあります。
庭に地植えするもので高さのある観葉植物に使う場合は、細めの木材を利用するのも良い方法です。
園芸店やホームセンターのほか、ネット通販でも支柱は購入できます。
いろいろな形状やサイズ、色、素材の支柱があるので、育てる観葉植物に合わせて最適なものを選びましょう。
添え木や支柱は固定するのがポイント
モンステラなどの大きくなる観葉植物を支えたい場合は、ある程度太さのあるまっすぐな支柱を選びます。
支柱は抜けてしまわないように、鉢植えの底までしっかりと挿し込むのがポイントです。
このとき、植物を傷つけることがないように注意する必要があります。
支柱を土にしっかり挿し込めたら、植物と支柱を適度な場所でヒモまたはワイヤーなどで緩く結びましょう。
茎と支柱の間のヒモやワイヤーはクロスさせて、8の字にします。このようにすれば安定感が出るだけでなく、茎を傷めてしまう心配もありません。
植物が成長するにつれて茎は太くなるので、きつすぎないように少し余裕をもって結ぶこともポイントです。

ポトスの場合は、太いヘゴ材の支柱を使うのが一般的です。
ポトスが伸びてから支柱を用意するのではなく、ポトスが伸びてしまう前に、前もってヘゴ材を鉢に挿しておきます。
このときにヘゴ材を深く挿し込みすぎると、からみつく部分が少なくなって支える効果がなくなってしまいます。
逆に挿し込みが浅いと安定感がなくなってしまい、ヘゴ材が抜けてしまうかもしれません。
支える効果と安定感を両立できる、ちょうど良い高さを見きわめましょう。
ヘゴ材をセットできたら、あとはポトスの枝が伸びるにしたがって、ヘゴ材へと誘導して這わせていきます。
茎だけでなく地中の根もヘゴ材にからみつくので、水やりのときはヘゴ材の上からもたっぷりと水をあげましょう。
オンラインショップで欲しいものを探そう
観葉植物にうまく支柱や添え木に当てるには、ちょっとしたコツがあります。
ここで取り上げたポイントをおさえて支柱を立てれば、元気に植物を育てることができるでしょう。
目的に合った添え木や支柱が見つからない場合は、オンラインショップを利用してみてください。
豊富な種類の中から、育てたい観葉植物にぴったりのものを見つけることができるでしょう。